なちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

うわーーー!!ってなる。ぐんぐん引き込まれる映画だった。
途中までかなり集中してないと物語が追えなくて慌てるのだけど、見事としか言いようのないクライマックス!
これは何回も見たい。繰り返し見てだんだん
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

痛快!
2時間半を長いと感じさせないのはさすがタランティーノ。5章構成でそれぞれの登場人物がちゃんと描かれていたので見応え最高。
メラニー・ロラン可愛すぎるし、クリストフ・ヴァルツの怪演はどんな映画で
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木曜日に抱かれる人妻(2019年製作の映画)

2.3

なんか今週こんなんばっかり見てるな。流し見できて何も考えなくて済むようなやつって思ってたらこうなりました。
シンプルに失礼な選択理由。

フリアとマヌエルの情報はごく断片的で、映画としては薄っぺらいか
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快楽の渦(2015年製作の映画)

1.8

イマイチ入り込めなかったのは、やっぱり私に恋人も旦那もいないからかな。
デイヴィッドはどうも自分勝手なような気がする。
全体的に中途半端な感じは否めないけど、ドリーがエンドロールの通りに実在した人物だ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ面白かった…
ある事件をきっかけに一線を退き、緊急電話のオペレーター業務につく警官のアスガーが、オペレーター最後の日(=とある事件の裁判の前日)に受ける一本の電話とそこから繋がる一つの家庭
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.8

何回見ても面白いし、かっこいい。
そういえば、幼い頃に見てマイケル・J・フォックスにすっかり骨抜きになったりもしたなあ。
やっぱりタイムトラベル系の鉄則は「過去や未来の自分自身に会ってはいけない」や「
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.5

こんな哀しいミステリーある?アガサ・クリスティのこういう、勧善懲悪じゃない推理小説がすき。
割と何を言ってもネタバレになりかねないのが探偵モノの難しいところで、これをこれから観る人に言うとすれば「人の
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.4

厭らしさのない娼婦のオードリーもまた魅力的。
ホリーは自由気ままで身勝手で、世間知らずの少女のような女性だけど、その可憐さが何とも興味を惹くし愛らしくもある。多分オードリー以外の誰が演じても、こんなに
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ラヴレース(2013年製作の映画)

3.3

途中までは「なんで見ようと思ったんだろう?」と思う。でもあるポイントから、一気に引き込まれる。1970年代当時の大衆同様に、騙されていたのだと気づく。

リンダ・ラブレースという空想の産物、男性の理想
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

3.9

残酷だけど、静かで美しい物語。
残酷…とは言ったものの、実際には最初の主治医が残酷なだけで、トマなんかはできるだけ寄り添おうと努力していたし、オペのシーンはトマの気遣いに思わず涙があふれた。

これは
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

4.4

世界は変わるべき時に、正しい力が働けば、ちゃんと正しい方を向くのだ、と思わせてくれる映画だった。
確かに不当だった期間の方が長い。立ち上がることのできる人は決して多くなかったし、涙を飲んだ人全てを救え
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

誠実であり続けることの困難さよ。
知能指数が高いとか低いとか、そんなことよりも、誠実で真面目であることの方が大事で、フォレストはちゃんとそうあり続けた。コメディはコメディだけど、そのスッと通った芯が綺
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

2.9

えっ、こわ……
出てくる男衆総じてくそ(ヴィンセントがぶっちぎりの1位)だしストーリーはまあ、「裏切るってそういうことなんだよ」って感じだけど、伏線の回収の仕方とかは良かった。時系列を行ったり来たりし
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.9

鉄の女と呼ばれたサッチャー首相と、1人の女性であるマーガレットの生涯を描く物語。
晩年のマーガレットは認知症を患い、夫・デニスの死さえも忘れてしまうのに、首相時代のことはありありと覚えているというその
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ミッシング ID(2011年製作の映画)

3.3

カースト上位のJKギャルって感じのLilyが見れちゃう。かわいい。

もっとヒットしてたら多分続編出てただろうなあ、3部作くらいで。ネイサンがマーティンに追いつくか、なんか最後にやっと家族の全貌を知る
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.6

疲れたし見応えもあったけど、それでもこの手の映画の中では見易かった。描写はかなりしっかり酷かったんだけど、なぜか。

19世紀の、南北戦争よりも前の話だというのも驚きだし、これが事実だというのもまたに
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

3.8

ゴーン・ガールと同じ原作者の作品ということで。
あの気味悪さよりはもうちょっとストンと落ちる感じかな。救いもあるし。

何人もの嘘が複雑に絡み合って、ベンもリビーも家族と人生を失ったというか。
成し遂
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

ゾクっとした。
世界中が30年もトゥルーマンの人生を見続けてきたということも、彼以外の全てが創作された世界だったという狂気も、誰もがトゥルーマンを「愛して」いたという恐ろしさも、容赦ないエンディングも
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.5

やっぱり、過去じゃないんだよなあ。
改めて現代の公民権運動、Black Lives Matterの声が挙げられている今見るとそう思う。終わってないんだよなあ。
まだ差別が目に見える形で残ってた時代なら
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ある愛の詩(1970年製作の映画)

2.7

このベタなラブストーリー(その名もLOVE STORY)で、人類史上最強レベルに涙もろい私が泣かないという。

ストーリーが悪いわけじゃないとは思うし、シェイクスピアの時代からのお手本のようなラブスト
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.3

目溶けるかなってくらい泣いた。
ロケット・ボーイズとホーマー・ヒッカムの物語であると同時に、ヒッカム親子の物語でもある。父は地中へ、息子は宇宙へ。求めるものは違うけれど、その頑固さや不器用なほどの実直
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

難しいけど面白い。何回も見てようやく全部が理解できる作品なんだろうな…
エンディングと、ところどころに挟まれるクリスマスパーティーのシーンがすごくいい。

ジムとビルの関係性は美しかったけど、それもど
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

2.9

遠い昔にも観た記憶があったけど、ダムへのダイブシーンしか残ってなくて、今回改めて観たらめっちゃ序盤だったから「???」ってなった。人間の記憶の甘さたるや。

途中の謎が解けたであろうシーンあたりで15
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

3.7

これをただの恋愛映画だと断定するのは少々短絡的な気がする。
「手を繋いで歩くくらいに親密だけど恋愛じゃない関係」みたいなのは確かに存在するし、アユーシャとゴードンの関係は特異な状況で築かれたものだから
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5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

4.2

邦題がどう考えてもひどいけど、この映画自体は私はすごく好きだった。
不倫は個人的には美しいものじゃないとは思っているんだけど、ブライアンとアリエルの関係はからりとしていて、湿っぽくなくて好きだった。ジ
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ボー・ピープはどこに?(2020年製作の映画)

3.2

6/14限定で本編無料公開していたので。
いずれdisney+には入ります(dramarvel見ないとなので)。

トイ・ストーリー4反対派の私だけど、強く自立した女性としてのボーの在り方は格好良いな
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最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

2.8

えっ、いいの?それで?
ってくらいサラが好きになれなくて、全然ハッピーエンドに浸れなかった。
だって彼女圧倒的に何もしてなくない?

誤解で否定して、腹立ち紛れに新聞の1面に書き殴って人の人生めちゃく
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

今見ることに一層の価値があったなと。
これは過去の話だけど、過去の話じゃないのよ。差別だと思っていないと口では言っていても、社会システムや習慣には今も根強く残っていて、多くの人を苦しめ続けている。
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.1

ウィル・スミスとマーゴット・ロビーなのにストーリーがもったいないなあって気持ちと、ウィル・スミスだからまだ面白く見れたんだなって気持ちと。
誰がどこまで騙しあってるのか、誰が誰のスパイなのか、その辺り
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結婚まで1%(2017年製作の映画)

2.7

こうなるって分かってたけど、これでよかったのかなあと思い始める。
これで良かったのかなあって、アナはたぶん無意識的にずっと思ってて、じわじわと滲み出してしまったのね。じゃあアナがデインとなら上手くいく
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ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

3.3

原作のタイヨウのうたは見てないけど、リメイク版のプロットは良いなあと思った。大筋は日本で「難病モノ」が流行った頃のあの起承転結の流れなのは間違いないけど、そのありきたりさが良い。いろんなことを考えすぎ>>続きを読む

グレイテスト・サマー(2018年製作の映画)

3.2

ジョーイ・キング初めてお目にかかったけど可愛い〜!
主要登場人物が終盤までディラン以外全員びっくりするほどくそで、ストーリーもそこまで大したことは言ってなくて全然ノらないんだけど、おばあちゃんのお葬式
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.1

しんどいなあ…
本当に愛する人と結ばれることってなんで難しいんだろうね。この人ですよって、お互いだけがわかる印がついてたらいいのにね。それがあったってきっと、そうじゃないのに惹かれてしまう人に出会って
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ウインドトーカーズ(2002年製作の映画)

2.9

あんまりパッとしなかったなあ……
ただ戦争映画の中でも「対日本」の構図ではなくて、白人軍曹と部下になるネイティブアメリカンの間に生まれる友情を描いてるのは良かった。
自分の母語が「暗号」として扱われる
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

2.8

大好きなサマンサ見たさに観たけど、内容はなんとも……気軽に見れるからいいけど、チープな昼ドラみたいな感じ。「ソープオペラ」って評してる人がいたけど、まさにそう言ってもいいんじゃないかなと。
なんかスト
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.9

あまりにも可愛すぎてめちゃくちゃ泣いた…
オンネリは9人きょうだいの真ん中で、アンネリは離婚した両親の間を行ったり来たり。2人ともなんとなく、自分の居場所を探してたんだろうね。
そんな2人の前に不思議
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