なちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ウェディング・ゲスト(2017年製作の映画)

3.4

またジャスティン・ロングは空回りの切な悲しい役回りで。

ジャスティン演じるアダムは元カノのアリソンに未練たらたらなのだけど、彼女の結婚式に呼ばれてなんとか取り戻せないかと孤軍奮闘する。一方アリソンの
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恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

3.4

邦題だけ見たらラブストーリーっぽいけど、実際はそうでなく。「子どもを持つこと」を控えたいろんなカップルの悲喜交々をオムニバス形式で描いていく映画。
自分自身にその予定はないけど、なんだか心がほっこりし
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.3

めっちゃ好きだ…
実写化気持ち悪いって言われてたけど、私は嫌いじゃないな。強いて言うならバリヤードの顔がすこぶる腹立つくらい。
最近のポケモン全然わからない私だけど、初代『ミュウツーの逆襲』世代として
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.7

20年前のSF映画だしそんな感じよね〜と思いつつ見てたけど、見事に最後は大号泣。
ロビン・ウィリアムズが名演も名演。本当に素晴らしい役者さんだったんだなあと改めて思う。

何が人を人と定義し、何がロボ
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ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

3.4

なんか哀しいなあ。
才能と美貌に恵まれた恋多き女と聞けば、なんだか高飛車な、嫌な感じも受けそうなものなのに、この映画に描かれているダリダは違う。ずっと寂しそうで、はかなげで。
彼女に起こる悲劇、恋人の
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.3

うっかり夜更かしをして、うっかり最後まで見てしまった。
力でねじ伏せるのとは違う、武士道にも似た精神観があるなあ。

ブルース・リーのお師匠さんの話だとか。葉問(イップ・マン)は実在だけど、このドニー
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

ウーピーめちゃくちゃかっこいいなあ。
音楽系の映画は必ず泣いてしまう。そんな訳でこれもデロリスが最初に聖歌隊を指揮するシーンで大号泣。
音楽は人を繋ぐんだとかそんなクサいことは言わないし思わないけど、
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バスキア(1996年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーよりもこういう「物語化」されたものの方が導入にはいい。どんな人だったんだろうって前よりも興味を持てたもの。
かつての友人や恋人を蔑ろにしてスターダムを駆け上がっていく姿は、とても身勝手
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.7

今だからこそ問題提起になる作品。
物事の真相は当人たちにしか分からないので、その部分の白黒をはっきりさせずに描いたという点で良作。

ゲイリー・ハートが全くのシロとは言えないし、ゴシップを軽く見た時点
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

MIのシリーズもたくさんあるので、ちゃんと並べて見たほうがいいかなあとか思ってしまって、テレビでやる時も見たり見なかったりなのだけど、今日はジェレミー・レナーが出てることを知って見てしまったよね。
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My Best Friend's Wedding/My Best Friend's Sweating(原題)(2011年製作の映画)

2.3

なるほどスイスアーミーマン。

1分しかないしショートショートと言えるかも怪しい。というか映画として評価のしようがない。ので星はこの評価になってしまうのだけど、スイスアーミーマンが好きな人は絶対ニヤッ
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オモイ想い(2011年製作の映画)

3.9

あー、めっちゃ好きだ…
ストーリーは書いてあるそのまま。思い通りになんかいかないよね。

一言一句聞き取れたわけじゃないので、セリフから全部読み取れたわけじゃないんだけども、終わりゆく2人の関係性が(
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さすらいびとの靴 〜『ニューヨーク,アイラブユー』より〜(2009年製作の映画)

2.8

ヨハンソンのフィルモグラフィーに載ってて、「あれ?これ見たけど出てたっけ?ていうか私markしてなかった?」と思ったら、本編の「ニューヨーク・アイラブユー」ではなく、派生のショート・ショート。しかもヨ>>続きを読む

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

3.8

なんかいいなあ。ストーリーがシンプルでドラマチックで良い。
ただのひとときの恋ではなく、アツいだけの友情物語ではなく、責任の所在とか息のしづらい環境とか、そういういま見ても時代錯誤にならずOldies
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笠置ROCK!(2017年製作の映画)

2.0

YouTubeでの期間限定公開で。

なんというか…映画としてはさておき、町おこしムービーとしては楽しいかなという感じ。
話題の感動大作にする必要はないし、笠置町のほのぼのさとか、人の雰囲気とかを伝え
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

2.6

可愛いけど、みんなが言うほど泣けなかったのは私の心が汚れているからでしょうか…
心が疲れた時に1人で見てたら泣いたかも。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

3時間はさすがに疲れる……
一人ひとりの人物像も緻密に練られているし、マフィアのファミリーの矜持も含め描き方は圧巻だし面白くもあるし、名作と謳われるのもよく分かる。
でも私の好みじゃなかったなあ……
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夜の車/トゥー・カーズ、ワン・ナイト(2004年製作の映画)

3.9

マオリイングリッシュなのか、Kiwiアクセントなのか、字幕なしで聞き取るにはちょっと耳を慣らさないといけないのだけど、その「地域感」みたいなのがとてもいい。
早送りになっている大人の時間と、正しく時間
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.6

なんかもう訳わからないほどしっちゃかめっちゃかで情報の洪水って感じなのに、めちゃくちゃ笑ってしまう。笑ってしまうのにほっこりできて素敵。
神木くんが冴えない感じなのかわいい。ひろ美ちゃんも可愛い。じゅ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

是枝裕和という人は、「真実」のプロモーションでテレビでインタビューを受けていたのを見たときに「苦手だ」と思った。今でもそれは変わらない。彼の作る作品がどれだけ良くたって、多分ずっと苦手だと思う。

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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ笑った。
ほっこりして優しくて、でも大真面目に面白い。三谷幸喜作品でしか成り立たないし、三谷幸喜がこのキャストを集めるから成立するんだろうとも思う。このハートウォーミングさと面白さのバラン
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あなたへ(2012年製作の映画)

3.2

渋かった。
しかもメンツがとんでもなく豪華。

妻を亡くした寡黙な元刑務官が、亡き妻が自分宛に出した手紙を受け取るために、彼女の最期の頼みである散骨のために、1200km近い車の旅をする。
感情の起伏
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.3

この映画がもしカラーだったなら、名作であることは変わらずとも、他の戦争映画と並列に置かれることになったと思う。それだけモノクロであるということと、僅かな色の効果が高かった。

オスカー・シンドラーとい
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.6

Thor: Ragnarokでの印象が強すぎて、ジェフ・ゴールドブラムがいつおちゃらけるかと気が気でなかった。
BGM感覚で流していたのでストーリーはあまり追えてないけれど。

少年が「裏庭に恐竜がい
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.1

そんな方向に話が転がると思わなかった…
英題がCOCOだからなんでだろうとは思ってたけど、全部見たら腑に落ちる。そして邦題をリメンバー・ミーにしたのも正解だったと思う。
厳しく音楽禁止にするおばあちゃ
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.8

ストーリーはさておき、眩しいほどの色彩のバランスとか全体的にずっと流れている退廃的な艶かしさとか、蜷川実花さんだ〜って感じ。夢中になって食い入るように見てしまった。ストーリーはさておき。
写真集の中で
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バッドママ(2016年製作の映画)

3.6

AUSの地上波で。
ミラ・クニスがかわいい。一生懸命でいっぱいいっぱいなママ。ハメも外したいし、良い母親でありたいし、やることはいっぱいあるし、旦那はなにもしないし、子供たちはわかってくれないし、本当
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ルーシー・イン・ザ・スカイ(2019年製作の映画)

2.3

これは……
眠たかったのとか、英語字幕さえなしに見たのとかそんなのを差し置いても訳がわからん…ナタリー・ポートマンの無駄遣い?というか本当にこれナタリーなの?って感じだった。
ルーシーはなにがしたかっ
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.3

NZのオンデマンドで。
この映画ではまだチープさが残ってるけど、それもまたなかなか味わい深い。
おばさんのあったかさとおじさんの無愛想さがなんだか素敵。
リッキーとおじさんは最後まで反発し合うけれど、
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

ただただ優しいだけの映画。褒め言葉として。物語を紡ぐ上で必要な程度の緩急はあるけれど、感情を酷く揺さぶられたりめちゃくちゃに悲しんだりすることはない。優しくて心が温かくなる映画。
「何をするか」も大事
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.8

キャストが私得すぎて機内で見ちゃった。もちろん英語字幕すらないけどほとんどわかったと思う。時系列も説明してくれてるし、何よりアクションが多いから感覚で見てても大体追える。

リュックベッソンはルーシー
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.5

これからシンガポール経由でNZ、AUSに行こうかという時に見てしまった。
aboriginalの青年ビリーとIrishのクレアのそれぞれの歌が印象的。人はその母語で言葉を紡ぐときが1番美しいと思う。公
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

1回目に書いた以上のことはあまりないので、感想はコメントの方がしっかりしています。

2回目に見ると、メインストーリーを追う他に、表情や間みたいな「1回目では追いつけない部分」をしっかり見ることができ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.6

MARVELの多重次元世界の理念を理解する準備として、と思って見た。WandaVisionとかLOKIとかドクターストレンジの次作に備えてね。

ただの準備くらいの軽い気持ちで見たのだけど、アニメーシ
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家族の波紋(2010年製作の映画)

3.7

多分この映画の本質的な良さを理解するには時間がかかるのかも。もしくはこの映画とは一生分かり合えないままかも。でも、何も感じなかったのではなく、心の奥深くがざわつく感じ。答えが提示される映画ではないけど>>続きを読む

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

4.4

こんな素敵な作品が劇場未公開とは…ソフトじゃ目に触れる機会も少ないでしょ。見たほうが良いと思うんだよ。

確かに戦時中のドイツの庶民を描く王道映画ではあるとは思うんだけど、ここには他の戦争映画よりも普
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