なちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004年製作の映画)

4.0

美しく気品に溢れ、気さくで明るいジェノヴィアのプリンセス第2章。
1作目から続く彼女の真心のある芯の通ったプリンセスの姿と、よりエレガントな衣装と、おとぎ話のPrince Charmingとの恋と、い
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.6

自分には絶対起こり得ないプリンセスストーリーでも、こんなに泣けてしまうもんかな。

ロクな恋愛経験もなく、映画の中のスターや憧れのミュージシャンに一方的に恋するばかりの人生で、28歳になった今も全然変
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ジェイン・オースティンの読書会(2007年製作の映画)

3.7

大学時代に英文学を取り、例に漏れずジェイン・オースティンにも没頭した私は、どちらかと言うと少女的にそれを読んでいたので、あまり彼女たちのように深く考察したりはしなかった。けど今読めばまた考えは違うだろ>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

4.0

美と狂気はいつも表裏一体で、狂っているからこその美しさが確かに存在する。そういう美をありったけ詰め込んだような映画。
弟を愛しすぎるあまり狂気に走った姉を演じるジェシカ・チャステインと、感情を殺し姉か
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.0

熱中してみてしまった。
総力戦シーンは最高だなあやっぱり。勝つと分かっていても手に汗握ってしまうし、それぞれのドラマに泣かされもする。ピエトロとワンダはやなガキかと思ったら1番泣かされてしまった。いや
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.5

突拍子もなくてコミカルで、すっとぼけた回かと思えば全然そんなことはなく、何の因果か集まったちょっとワルな5人(?)で結成されたこのヒーロー(?)団がなんか最後にはちょっと愛おしくなる。
懐かしいポップ
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.8

かなりプロットがいい。
ただの時を超えたヒーロー譚ではなく、その過去を背負いながら今に適応していく精神力の強さも描いているし、敵が一体誰なのかわからないというサスペンスの要素も面白い。そしてその中にい
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

4.4

壮絶でしっちゃかめっちゃかで壮観な1本。
MCUの中でやっぱり1番好きなのはアスガルドかもしれない。ソーもロキも、本当に好き。2人ともある意味素直でまっすぐ。ちゃんと兄弟それぞれをぶん殴るジェーン大好
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.3

ド派手にやってくれたなあもう!
天才なのに不器用で、天才が故にめちゃくちゃ強いトニー・スタークめちゃくちゃかっこいい。しかも今作では自分の弱さをちゃんとわかってるから更に強い。
ある種の幕引きにふさわ
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.5

この総動員の戦いよ…1秒1秒が面白くて魅力的。これ以上ないほど魅惑的。コンマ1秒も目を離せないし、これがまだそのアベンジャーズの1本目なら、更にmarvelなストーリーを重ねて、一体どうなるのやら。>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.9

パパ・スタークの時代の人がどうしてアイアンマンとか他のヒーローと肩を並べるのかと思ったら、なるほどそういうわけね。
ストーリーはこれまでで1番好きかな。スティーブン・ロジャースの人としての在り方もすき
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

4.1

キュートで笑えてちょっと泣けるおとぎばなし。
1番大好きな女優さん2人がダブル主演(でいいよね?)って時点で大好きでしかない。最後の結婚式からエンディングのお花でいっぱいなみんなのお衣装が可愛すぎて可
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愛情は深い海の如く(2011年製作の映画)

3.6

観終えてから、タイトルの深さに溺れそうになる。へスターのセリフにもあった。
「海よりも深く愛する」というのはある種の定型句ではあるけど、果たしてその深さというのは命取りにはならないか。
息もできない深
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.1

泣けすぎる。
それぞれ孤独で、みんな寂しくて、強がってて、傷つけあっては傷ついて。

ウィルのママが、厳格な同胞教徒なんだけどそれ以上に母親で素敵だった。無言でお皿取りあげて追い出したところなんか最高
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.2

ただの傲慢脳筋かと思ったら素直ないい子でソー大好きになっちゃったじゃん…
でもそれ以上にロキが好き。悪役なのに全然憎めなくて、最初から最後まで拗ねて捻くれた男の子みたいで、ずっと可愛かった。
ラグナロ
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.9

ド派手なプレイボーイのボスが帰ってきたなあという感じ。
とってもメカニックで、ハイテクを駆使してるのに割と肉弾戦なのもヒーローっぽくて、アベンジャーズ1番人気も頷けるな。
ローディはサイドキックになる
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

以前地上波で見た気がするけど、当時はまだ若すぎてこういう「怪物変身物」みたいなのが面白いと感じられなかったので、MCUを押さえようと思い立った今改めて。

というわけでまだマーク・ラファロ版のハルクは
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奥さまは魔女(2005年製作の映画)

3.3

深く考えようと思えば(フェミニズム的な意味で)できる映画だけど、何も考えないに限る。だってこれはそういう映画だから。
もうとにかくニコール・キッドマンが泣きたくなるくらいに可愛い。耳たぶをきゅきゅっと
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.4

泣いた。
フランクの台詞の一つひとつが全部良かった。優しくも的確であり明確で、間違いなく父親以上に父親だった。
実父が自分を探しもしなかったと知って涙に暮れるメアリーを病院に連れ出して、赤ちゃんが生ま
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.9

見たのが去年じゃなくてよかったな。

父と娘は硬く結ばれていそうで、意外と脆くて、お互いに分かり合えてなどいなかった。父娘だけでなく、母娘も、夫婦も、誰も。誰もわかり合えていない。
でも案外そんなもの
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

マーベルもちょっとずつ押さえていこうという計画。

バットマン見たあとだと、より「ヒーロー感」が強くて、やっぱり違うんだなあと思う。どっちがいいとかじゃないし、どっちもかっこいいから双方いがみ合わない
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.3

3部作の最終章としてはかなり良かったと思う。ジョーカーとの戦いを描いた2作目のダークナイトの評価が高く、かなりハードルも上がっていたと思うけれど、それでこのプロットと結末。素晴らしかった。

そっか、
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.2

先日地上波でダークナイトを見たので、ノーランのダークナイトトリロジーを見ちゃおうと、まずビギンズ。
ダークナイトを見ない限りその踏ん切りはつかなかったとは思うけど、あーービギンズから見たかったーーーと
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.6

私もトムハンクスな車掌さんに切符切ってもらいたい〜。
すっかり大人になってしまった私は、自分でクリスマスプレゼントを買うようになってしまった。もうソリのベルも聴こえず、POLAR EXPRESSにも乗
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9か月(1995年製作の映画)

4.2

結婚の予定も出産の予定もなく、彼氏すらおらず、結婚願望も母親願望も全くない私だけど、じーんときてしまった。
若きヒュー様とジュリアン可愛すぎるでしょ。前髪ぱっつんでカールさせてるジュリアン優勝。
ロビ
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美しき棘(2010年製作の映画)

3.3

寂しいと悲しいを表現しきるには大人びすぎていて、かといってそれを自分の手足で乗り越えるにはまだまだ子供で。
母親を亡くして、悲しくないわけがない。その心の空虚さをなんとか紛らわせようと夜に縋る彼女に対
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ベルベット・ゴールドマイン(1998年製作の映画)

3.4

ペルソナを演じる時、彼は何をもって彼自身とそのペルソナを分けたんだろうな。結局はそこに耐えられなくなって狂言暗殺に及んだんだろうか。

グラムロックのあのギラついた、中性的どころか人間さえも超越しよう
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

まずチャンスがあって、それから裏切りがあった。
なるほどなあ。
20年やめてたのに結局簡単に戻っちゃうマーク。
T2はどちらかというとスパッドの物語かもしれない。彼は本当に人がいい。憎めない。ヤク断ち
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

壮絶という他ない。
幼稚でワルでどうしようもないクズのはずなのにどうしてか可愛い。
結局足を洗えないの、マーク?
何度も何度も舞い戻ってしまうヤク中。

ダイアンが可愛い。
ヘレナ・レイヴンクローは彼
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.8

共感と既視感は時として痛みにもなる。

背伸びしたい年頃のレディバードは誰もが通るそのタームを踠いて足掻いて抜ける。
それはかつての私をもっと濃くしたような背伸びの仕方で、どこか他人事と思えずに心がキ
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ラブ・トライアングル(2011年製作の映画)

3.1

エミリー・ブラントもローズマリー・デウィットも本当に美人…
お互いを思い合っているのにややこしく拗れてしまって、お互いを思い合っているからこそこれまでよりずっと強く結び直す。こんなに良い姉妹は現実では
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.2

どうしようもなくぶっ飛んでるけど、それはそれで愛。これはこれで愛。
ジム・キャリーの演技は素晴らしいけど、いささかToo muchな印象を受けるときもる。あの笑顔が胡散臭いのかな…
乙女男子なユアン・
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.5

くすぐったくなるくらい青い。
80年代感がまたいいし、ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュアートがカップルなのはいつ見ても可愛い。
ライアン・レイノルズ演じるコンネルが見てくれのいいとんだ食わ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.7

ワンカットでこれを撮るとか、カメラワークが「視点」であることとか、あくまで主人公リーガンがが全ての軸であることとか(彼の独白に近い映画だから)、全体を通して独特で面白かった。
理解できたかと聞かれれば
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.7

あかんもうわけわからん!ってなりすぎて笑う。登場人物は限られてるのに複雑すぎて、そのややこしさに笑えてくる。何もかもバカバカしくてめっちゃ笑う。
J.K シモンズがいてくれて良かった。

アホの子なブ
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ミス・ポター(2006年製作の映画)

4.6

信じられないくらい泣いた。
ビアトリクスが幸せだったならいいな。
レネー・ゼルウィガーはブリジット・ジョーンズのイメージが強いけど、本当にずっと少女のような可愛らしいチャーミングな人で、ビアトリクスの
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