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ヒッチコックの代表作。結構サスペンスな展開の話なんだけど、どこか深刻になりすぎないという点で結構気楽に観られる。看護婦のオバさんも良い味出してるしw
全編通してカメラは部屋から出られない主人公の目線を>>続きを読む
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現代版「裏窓」、と言うよりもティーン版「裏窓」と言った趣の強い作品かな。序盤のいかにも青春映画っぽい流れから→サスペンス→ホラー?とティーン向け作品のごた混ぜとも思える展開は、感覚的にはスピード感があ>>続きを読む
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貧しい人は医療保険に入ることが出来ず、満足な医療が受けられない問題を…ではなくて、医療保険に入っているにも関わらず保険会社の横暴な支払い拒否などによって起きた理不尽を描いているところに、“保険会社”と>>続きを読む
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ストーリーはいかにもな雰囲気の漂うファンタジーで、話は上手く纏めているけどちょっと物足りない。あと全体的に暗くそして子供向きではない展開もあるんだけど、この映画版は勇者を誘惑する悪魔の存在が特徴だから>>続きを読む
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戦争の非人道的な側面において、その異常な状況で如何に若者が蝕まれていったかを鋭くえぐったストーリーは、非常に深く考えさせられたね。折り目正しい軍人だった主人公の信じる規範は、今の時代には通じない。その>>続きを読む
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この作品は、おそらく原爆の惨状を知る機会があまり無いであろう米国人に向けたものかとは思う。しかし、ことさらに被害者から加害者(米国)に訴えているというより、感情を込めながらも淡々と体験談を語る被爆者の>>続きを読む
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ドリームワークスの作品としては、これの近作の「シュレック3」がガッカリな出来だっただけに、この作品も少々不安な思いで観始めたんだけど、予想以上に良くできていました。ダメな主人公が師匠の元で修行して、最>>続きを読む
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この手の映画は鑑賞後に何とも複雑な余韻が残ります。
主人公ラモンは四肢麻痺であっても家族や友人からの愛に満ちた生活を送っている。でも彼にとって25歳で四肢麻痺となってからの30年近くの人生は、尊厳のな>>続きを読む
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ホロコーストを描いた作品でも、ナチスの作戦に従事することで別待遇を得た囚人達の事はあまり観たことがなかったので興味深い。しかしそれでも結果が出なければ待っているのは死。結果を出せばナチの戦争継続を幇助>>続きを読む
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前作の登場人物その他、設定がどこかに行っている様だけど、走り回るゾンビの攻撃はよりグロくなっているので見応えはある。まあ、展開上で無理矢理な部分は目に付くけど、ゾンビ・エンターテイメントとしては良かっ>>続きを読む
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ゾンビ映画(ただし走る!)。
ロメロの「ゾンビ」に対するオマージュとおぼしき場面もあるし、本当に恐いのは人間…と思える様な所も近い印象。
ただし、何故そうなったのかに対する原因はしっかり描かれてるけど>>続きを読む
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“あるストーリー内での小ネタの積み重ね”という作劇はあまり変わらないけど、前作とは違って話の中心にビーンしっかり据えたことで、TVシリーズ時代に見ていた英国コメディの感覚に近いものになった。個人的には>>続きを読む
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個人的にはダメ。
「ビーン」はTV版からのファンだけども、やはり長いストーリーに乗せて動かすキャラクターじゃないと思う。
それにビーンには感情移入してしまう第三者を絡ませちゃキツイ。
ビーンの被害を被>>続きを読む
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何と言っても主人公の境遇を疑似体験させる演出が見事。冒頭からしばらく続く主人公の一人称視点。その内面の言葉。この話として、こんな見せ方があるのかと感心しました。
主人公は自身の境遇に戸惑うけど、中盤に>>続きを読む
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極めて真っ当な構成の作品で、(分かりやすいドキュメンタリーという点で)まるでNHKスペシャルを見ているかような印象も受ける。開戦から特攻隊設立に至るエピソードに時間をかなり割いている点を見ると、このこ>>続きを読む
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もうちょっとロードムービー的な面白さもあるのかと思ったら、バイクがメインの話は前半までで後半は田舎町でのドタバタ映画でした。ギャグ自体はベタベタなモノが多くて、典型的なアメリカのコメディって感じ。まあ>>続きを読む
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作品の作りとしては極めて普通のドキュメンタリーだけど、そこに映し出される映像は、よく見たものから初めて見るものまで、どれをとっても目を奪われるような素晴らしい映像だった。もちろんソースが古いフィルムな>>続きを読む
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少女の日記を手に入れた助産師のナオミ・ワッツが組織に目をつけられる、というのがこの映画の中心だけど、多くの展開が想像していた枠を超えないので驚きの少ないドラマではある。なのでサスペンスとしてもあまりハ>>続きを読む
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話に深みがないからか、敵役に魅力がないからか、とにかくアクション一辺倒の100分弱だけど、正直言って話が面白いとは感じられない。一応いがみ合っていた親子が認め合うという筋書きはあるものの、在り来たりだ>>続きを読む
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日本人にとっての天皇制、特に当時の昭和天皇という存在については、現代的…欧米的な感覚では理解しにくい部分もあるだろう。その部分をミステリーとして構築した筋書は悪くない。証言者たちが日本の情勢や昭和天皇>>続きを読む
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田舎の長閑な風景とは裏腹に、どうにも不穏な事件(殺人?)が並行して起こり、それを不審に思った主人公・エンジェルが調査を行うが、村の誰もが「事故だ」と言って取り合わない。
大きな陰謀が隠されているのか、>>続きを読む
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ユダヤ人俳優がヒトラーに演説を指導するなんてトンデモな状況が相当変なんだけど、そういった状況をユダヤ人の悲哀として哀しくも滑稽に描いたコメディ作品なんだよね。加えて自信喪失したヒトラーがまた滑稽なんだ>>続きを読む
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監督:ジェームズ・ワン、脚本:リー・ワネルの「ソウ」コンビが送り出したホラー作品。あまり奇をてらったものでもなく、ティーン向けのホラーというでもなく、呪いとか人形とかといった構成がオーソドックスなホラ>>続きを読む
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宇宙船という閉鎖空間を舞台に、クルーたちが様々な困難を乗り越えていくSF映画…、かと思いきや中盤からホラーテイストにがらっと雰囲気が変わってしまう。科学か宗教か、人の命の重さなのか、結局テーマがよく分>>続きを読む
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ただのドンパチでなく、話の中心が正義と生活の間で揺れる主人公と、脱走と主人公への共感(?)の間で揺れる心理戦であるところが面白い。特に前者は、次第に孤立無援になる中、移送の協力報酬200ドルと、脱走の>>続きを読む
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西部劇「決断の3時10分」(1957)のリメイク作品。元々アクションよりも心理描写に特筆すべき部分のあったオリジナル。その設定を生かしつつ親子の話を追加し、情の向き先をシフトさせたリメイク版はなかなか>>続きを読む
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この映画が出るまでの、この手の映画は主人公の主観に乗り移る臨場感がキモだったけど、これはもう少しひねって、定点カメラで「自分(登場人物)達の認知しない現象を撮りたい」というつかみから始まる。このあたり>>続きを読む
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劇場公開から25年後に制作された最終バージョン。
ストーリーや演出から受ける印象については、ディレクターズカット版から大きく変更された部分はないけど、ワークプリント版や国際版からの追加シーンなど、最終>>続きを読む
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オリジナル公開版で個人的に気に入らなかった箇所、つまり冒頭とクライマックスのモノローグとエンディングの逃避行がバッサリとカットされていて、画で魅せる一つの作品としての完成度が上がったように思える。
特>>続きを読む
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この映画が後のSF映画に与えた影響は非常に大きいと言われるけど、実際に観てみれば、雨に煙る未来都市の陰影やネオンと下層の雑踏との対比、“キレイな未来”とはほど遠い世界観はある種の魅力を放っていて、今で>>続きを読む
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少女誘拐事件を追ったサスペンスとして幕が上がるストーリーは、思わず考えさせられる巧みな後半の展開で、非常に見応えのあるドラマに仕上がってました。ラストのやるせなさと言ったら、まるでイーストウッドの「ミ>>続きを読む
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1945年8月14日~15日にかけての政府機関での出来事、終戦の詔書の副書や終戦に関する陸軍内部の反発、所謂「宮城事件」を描いた作品。
史実を元に極めて力強く描かれていて、2時間半を超える上映時間が>>続きを読む
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まあ、まず個人的に主人公らにあまり感情移入できないので、どんな目に遭おうと知ったことではないのだけども、一番死ななそうな人間があっさり殺されたので、有名俳優を使ってないあたりのアドバンテージを生かした>>続きを読む
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誘拐されるまでに時間をかけすぎw なんでそんなに手間暇かけて近づくのか、と。最後に力づくなら最初から力づくでいいじゃないか…などと野暮な突込みを入れたくなるほど本題までが長い。前作と同じような展開にな>>続きを読む
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アイガー北壁に挑むジョー・シンプソン。彼はかつてこの北壁で遭難したトニー・クルツと、自身が経験したシウラ・グランデ峰での事故とと重ね、回想する。
トニー・クルツに憧れを抱いていたというジョーの想いは、>>続きを読む
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1985年、アンデス山脈にあるシウラ・グランデ峰の西壁ルートからの登頂を目指したジョー・シンプソンとサイモン・イェーツ。彼らが下山途中に遭遇した実際の事故を描いた再現ドラマ。
本人たちがインタビューで>>続きを読む