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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのnのレビュー・感想・評価

4.1
ミシェル・ヨー様曰く、「この作品は、カオスだから感動的なのでしょう」( https://spur.hpplus.jp/celebrity/tastumijunk/2023-03-27-dSxeOQ/ )。まさしくそのように、画面上の凄まじい物量・情報量と目まぐるしいスイッチングそれ自体によって切実な何かを表現しようとしているのだろうと感じた。全然わけわからん(けど感覚的にはわかる)圧倒的カオスに身を委ねる感動的体験。

なんといってもキー・ホイ・クァンさんの魅力が大爆発した映画であり、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』も『グーニーズ』も実は観たことのない私は「あなた今まで一体どこにいたんですか!?」と、突然どこからともなく平行世界のジャッキー・チェンが現れたかのような衝撃を受けたのであった。どうかこれからたくさんたくさん映画に出てください。
そして思い返せば思い返すほど、ステファニー・シューさんが素晴らしく、彼女の発する凄まじい負のエネルギーがこの映画を力強い傑作たらしめていたと感じる。助演女優賞はどう考えても彼女だよ〜。

ただ、なんの取り柄もない中年女性がある日突然マルチバースのスーパーパワーを!?という意外性は正直あまり感じられなかったかなと思っており(だってあんた、誰だと思ってんのミシェル・ヨー様ですよ)、この映画の核となるメッセージはいまいち正面から受け止められていないような気もする。
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