ペインさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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十三人の刺客(2010年製作の映画)

4.5

“アタリの三池”

おっもしれええ!
本作の稲垣吾郎は「ダークナイト」のジョーカーに匹敵するほどの名悪役!大袈裟ではない。

撮影から美術までとにかくリッチで本当に真っ当な作りのエンタメ時代劇。

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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

“大人のお遊び”

「オーシャンズ8」観に行こうかと思っていたが、これ観たらもう観た気になってしまった(笑)どうしてくれんだソダーバーグ!

てかこれこそ完全にオーシャンズ~の続編みたいなもの。まぁで
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デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

3.0

細田守の原点的作品。本当にまんま「サマーウォーズ」みたいな映画。

当然「サマーウォーズ」があまり好きじゃない私はそこまでハマれなかったです。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.0

民族と愛の板挟みで“シック”八苦!

私の大好きな「40歳の童貞男」のジャド・アパトー監督が代表取締役を務める製作会社、アパトープロダクションが製作した映画…

とのことでもっとお気楽で陽気なロマンテ
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Seventh Code(2013年製作の映画)

4.0

“前田敦子のアイドル映画であり大活劇”

荒唐無稽な黒沢清節が炸裂!
60分でこの濃密さはスゴイ。

終盤のマエアツの“アクション”にはハッとさせられた。YouTubeで観れます。

いま、輝くときに(2013年製作の映画)

4.3

これがDVDスルーは勿体無い! 

「セッション」のマイルズ・テラー、「ファミリー・ツリー」のシェイリーン・ウッドリーが主演。

その他にも「ルーム」のブリー・ラーソン「デス・プルーフ in グライン
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.3

“青春ノイローゼ”

約8年前、あの傑作「(500)日のサマー」で世界中の悩める男を虜にしたマーク・ウェブ監督がまたしても我々を青春ノイローゼに引き戻してくれた。

俺もあんな年上女性に弄ばれたい♥(
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

色んな意味で“間違いない”映画。

「ズートピア」を観た時にも感じたことだが、テーマからメッセージから何から何まで全方位的に正しすぎてそこが逆に欠点と言いたくなる(笑)社会派スピルバーグの1つの到達点
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

棒と言われがちな東出昌大が遂にベストアクトを叩き出した。

冒頭、キム・ギドクの「悪い男」ばりの出会い頭の強引なキスでこれからただならぬ映画が始まる予感がした…

それ以降は一旦よくある恋愛青春映画的
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.7

この年は「ゼア・ウィル・ビーブラッド」「ダークナイト」そして本作と世界映画史に永遠に刻まれる“アンチカタルシス映画”が3本も誕生した奇跡的な年。

正直、メンタルをやられるし頻繁に観返せる映画かといわ
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ガキ帝国(1981年製作の映画)

2.0

うーん。

当時リアルタイムでこれを観た方は大阪の街が「ブレードランナー」の如く輝いて見えたと言っていたが…

同じ井筒監督の「パッチギ!」と比べちゃうと完成度が…とにかくまだ観てない方は「パッチギ!
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.0

ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロら世界のオタク映画人を魅了した日本の特撮映画。

当の日本人よりもアメリカ人の方が日本の特撮を愛でているという状況は如何なものかと思うが、それはさておき本作はやっ
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

4.3

“号泣メーン”

埼玉県民としてこれはいつか観なくてはいけないと思い続け、義務感からようやく観たがまさかまさかの大感動。

ゴリゴリのインディーズ映画で、役者陣の演技も巧いとは言い難いし、映像も所々荒
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.0

“ゲス・ベイビー”

2010年の「ヒックとドラゴン」以降不発だったドリームワークスだが、本作は近年のドリームワークス作品では一番の出来!

誰もがコミットしやすいエンターテイメント作品としてもろもろ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

“ウェス・アンダーソンってホンマにアホやな~”

と改めて思いました(愛を込めて)。なんなんだこの決め細やかさは。

こういう作品を“映画愛に溢れた作品”って言うんですよ。「今夜、○○○○劇場で」のス
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

1.5

“おふみのおっぱい”

原作がどうこう以前に映画として“荒んだ高校生の日常”ということ以外に何も感じられなかったので恐らく監督の技量不足なんだと思う。

これきっと園子温が撮ったら面白くなったと思うよ
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犬猿(2017年製作の映画)

4.3

“大女優ニッチェ江上、爆誕”

胃がキリキリと痛むような悲喜劇をとらせたら日本一!こと吉田恵輔監督新作。

「さんかく」という作品を観て低予算でも人と人との微妙なすれ違いでここまで面白い映画が撮れるの
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

1.5

“グレイテスト・ショーマン”

に並びまた今年ワースト候補作品に出会ってしまった!

「カサブランカ」「ローマの休日」「カイロの紫のバラ」などなど、これだけ盗作をしておきながら“オリジナル脚本”と謡っ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

“聖なる鹿殺し”

キューブリックが偉大な監督であるということに異論はないし、実際に彼が発表した「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「博士の異常な愛情」は文句のつけようがない名作だと私も思っ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.7

“ジョージ・A・ロメロのどこがマイナーだっ!”

2010年代もおよそ1年半で終わってしまうわけだが、振り替えってみてベスト邦画を5本選ぶとすれば間違いなく本作は入るだろう。

この“大事なことをあえ
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.3

“漢(おとこ)映画!”

昨年の「LOGAN」でもその西部劇愛を披露していたジェームズ・マンゴールド監督。過去にもこんな傑作西部劇を撮っていたとは…それもマカロニウェスタン的なテイストではなく、ド直球
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

“船と氷山が出会う映画”

こと「タイタニック」を幼少時ぶりにちゃんと観ました。

この映画を冷やかすことは簡単だと思う。正直、自分も観る前は女子がキャーキャー言う映画だろ~とどこか鷹をくくっていた。
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.5

美女がオッパイとアソコをさらけだしまくる120分間。

その年の最低映画賞(ラジー賞)を受賞したらしいが言うほど悪くない!というかそれなりに楽しかったゾ!ストーリーはポンコツだけど(笑)

主人公の女
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エスター(2009年製作の映画)

4.5

“ディカプリオ”

物語がとかテーマがとかいうことを抜きにして純粋にストレートによく出来た“面白い映画”を観れた喜びで久々に泣きました。

この感覚は最近だと「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイ
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.5

“ヒッチコック”

息を呑むストーリーテリング、撮影。
どことなく漂うヒッチコック映画の匂い。

派手な展開などなくとも
今自分は“映画”を観ているんだな~と
グイグイ引き込まれていく。
流石のオゾン
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

3.0

“第2のスピルバーグ”

なんて騒がれ、2年前にアカデミー賞最有力候補とまで言われていた本作。

結局、監督の学生時代に起こしたレイプ事件が世に明るみに出てしまって日本では2年間公開されず今月DVDス
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

誰かが“ホロコーストを題材に扱うと何割か増しで良い映画に見える”って言ってましたがたしかにと思いました。

法廷でのシーンがもうちょっと迫力あってほしかったかなという気はしましたが地味ながら上品で質の
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野いちご(1957年製作の映画)

3.5

“ベルイマン版「生きる」”

全然難解な話ではない。
むしろシンプル。

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.0

ミヒャエル・ハネケで
“ハッピーエンド”って嘘つけ~というツッコミは皆さん散々されていると思いますが…

まぁでも本当にこの人の映画がハッピーエンドだったためしはありませんよね(笑)

ただ本作は今ま
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.3

“ウェス・アンダーソンmeetsチャップリン”

ウェス・アンダーソン映画にチャップリンやバスター・キートンといった原初的な映画の要素が合わさった見事な傑作だった!

凄いとは聞いていたがここまでとは
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

1.0

“今年ワースト候補”

なんだろう…
この作品全体から漂う
“偽善臭”というか汚い部分をひた隠しにしているような感じは。

都合の良い部分しか描いていないし、とにかくペラペラなストーリーをアップテンポ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.1

ワキ毛のくだりが長い(笑)
やはりこの監督は頭がおかしかった!(褒めてる)

パゾリーニやミヒャエル・ハネケの映画を思わせる不穏さと超絶気味悪さ。多少しつこい気はしたが音楽が大変素晴らしい。いわゆる好
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