ミーミミさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.0

あなたは、身近な人を幸せに出来ていますか?

大事な人を笑顔にしていますか?

そんな事を優しく問われている様な…

さりげない愛に溢れた映画



神奈川県大浦(実際は御前崎)海岸沿いに建つ「メゾン
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

「もうすでに彼女の心は乖離しているの?」

序盤から不穏な空気が満ちみちて、不安を煽ってくる、ただならぬ感覚

終始、自分の許容範囲の先をいってくれるので、映画館での初見のときは「つらさ」や「痛々しさ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

ビデオ店のいち店員だったタランティーノを世に送り出した出世作「レザボア・ドッグス」は、冒頭からして個性的!

「ライク・ア・ヴァージンはーーーしたい女の歌だ」
そんな持論を吹聴する男の、少々高い声から
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

映画館でぼろ泣きしたお話です
                                                                 
愛妻を亡くしてから、堅物になったカール
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.4

「マッドマックス」と「マッドマックス2」が小さい頃大好きでした。

あの荒廃した感覚、砂漠で油を取り合う狂気(マッド)に満ちた世界観に、ロマンを感じていました。

こんなに年月が経ってまさか、新たに同
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

5.0

この映画への溢れるほどの愛情をお伝えしきれるか、自信がないですが
きがるに聞いてくださいね^^


さて、皆さんはご自身のお母さんが好きですか?

唐突に、すみません💦

この映画は、母と娘の物語なの
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.7

テーマ曲を聴くだけで鼻の奥がツーンとなり、体温が上がる映画

「ミスター・ノーバディ」

ジャレット・レト演じるニモが、人生のいく通りもの可能性を見せてくれる



2092年、人類は不死となった
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

5.0

ーNY市には昔、6つめの行政区があったらしいーとパパはいう。その第6区を見つける為に、パパは僕に“調査探検”を依頼した。僕は最高にワクワクしたよ。パパは僕が調査で人と話せる様に、僕の名刺を刷ってくれた>>続きを読む

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

笑福亭鶴瓶さんでないと成立しない作品「ディア・ドクター」

鶴瓶さんはすごいね。すごいを感じさせない演技をするわ!


その昔~鶴瓶さんといえば

関西で一大ブームを興した「突然ガバチョ」で司会として
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

5.0

“水滴が素晴らしいのは、もっとも少ない経路を辿ること。人間はまったくもってその逆だ”

避けられない理不尽な出来事に遭遇したとき

ひとは、癒せない喪失感と後悔の念にかられる

なんとかその渦から抜け
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

坂本龍一は偉大。
極寒の過酷で荒涼としたアメリカの開拓時代の空気を見事に音におとし込んだ。

その素晴らしい音に誘われながら、厳しく荘厳な自然の中で闘い生き抜く、人間の生命力の強さを目撃した。

途中
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

4.5

あかーん!「Mr.ビーン」に、ひとりで旅行に行かせたら、あかーん!

しかもイギリス人なのに言葉が通じないフランスへ。


くじ運、強すぎ。一週間の休暇チケットと、200ユーロのお小遣い、ビデオカメラ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

ブロークバック・マウンテン
雄々しいまでに圧倒的な山の美しさ

その大自然のなか
環境の厳しさと対峙しながら
ひと夏を通して
羊を見張る仕事を言い渡された
初対面の青年ふたり

イニス(亡きヒース・レ
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

人生は、すべての人に平等に
美しく輝くべきものでなくてはいけない

それは、本来
何者にも犯されてはいけないもの

人生を謳歌する為に生まれてきたのが
私たちなのだから

ともすれば、その大事な理念を
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

5.0

私のこころに燦然と輝く映画
「ゾンビ」

当時あまりの衝撃に身悶えした

いま観ても、古さを感じないし

画質や音響の面ではさらに美しくよみがえっていて、
現在の技術に感謝!



緩急が絶妙のストー
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.9

人は、芸術のどこに感動するのだろう

その芸術が「バレエ」だったなら、、、

類い稀なる表現力?

軸がぶれない体幹の強さ?

生まれもった柔軟性?

回転の数やスピード?

重力を忘れたかのような跳
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

おかしいんだ

こんなに「一緒に居る」ことが心地良いなんて

こんなにも、わくわくするなんて



僕のクラスに転入してきたテオ

その日から、テオのそばが僕の定位置になった



自分に自信のない僕
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

「人生最良の日も、人生最悪の日も、等しく抱きしめていこう」

ひとりの青年の成長と、彼の家族のおはなし

この家族が、なかなかに素晴らしい

ひとりひとりが個性的で~


恋愛パートも素敵ですが

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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.3

いつの間にか、私もその空間に入り込んでいたんだ

だからかな

ラストの、レイチェルの部屋に入っていくところ

もう堪らなかった




理屈抜きで、なにかを感じられる映画

愛おしい



「後悔中
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あなたのママになるために(2015年製作の映画)

4.0

ペネロペ・クルスがどうしても撮りたかった今作「ma ma」

女性という性への慈しみに溢れた作品だった。


彼女のなかに、人間としての「豊かさ」を感じる



詳しく書こうと思っても、胸がいっぱいに
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ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)

5.0

愛してやまない作品です

世界で最も美しい女性「ペネロペ・クルス」と
ストイックな表現者「エミール・ハーシュ」の
演技の深みが素晴らしい


ジェンマ(ペネロペ)は大学生、写真家ディエゴ(エミール)と
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

娘の為に、自分を変える選択をした男の話

ジェイク・ギレンホールは、苦悩が似合う
 

ディフェンスをしない攻めのボクサー、ビリー・ホープは
破格の強さを誇っていた


しかし、その破壊的な性格ゆえに
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リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

4.8

物語の発端は
父さんとの出会いだった

唯一の友達
僕の「相棒」

僕が産まれた時、初めて僕を見た父さんが言った

「男の子だね…
でも、とても…(小さいね)、
でも彼は、、、大きくなる」


そんな
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.0

”マッチスティック・メン”ー”詐欺師“の略語ー

人をペテンにかける事を生業にする男、ロイ(ニコラス・ケイジ)は

極度の脅迫性精神障害、いわゆる潔癖症に悩んでいる。

いまや、その潔癖症も決壊寸前。
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

初めて自分の人生をあるき始めるとき
人は誰だって、恐る恐るだ

だが、
”内なる声“に導かれ、
そのエネルギーのままに
爆発力を身体にはらませて
躍り狂うひとりの少年が居た

鳥のように飛びたかった少
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

クレイジーな映画だった

すべての伏線が見事に回収されていき、
ある種のカタルシスを感じる

素晴らしい脚本と
素晴らしい演者の演技とは思えない演技を
ぜひ堪能してほしい


泣くために作られた作品で
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

信念に突き動かされた行為には
寸分の迷いもない

あらゆるものを凌駕する確固たる強さ

彼の目に、その魂に、その腕に
ただひとつの思いが波打つ

「あとひとり、、あとひとりだけ、、」



正直、みる
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.8

どんな状況にあったとしても
いまを抱きしめていこう

「小さな蝶のはばたきが
地球の裏側で台風を起こすこともある」
カオス理論
つまりはそれは神の領域

本来は誰も触れることの出来ない領域


でも、
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.5

「みつ子の魂、百まで」

忘れんぼうのドリーが、唯一
おもい出したもの
それは幼い日に、はぐれた
パパとママとの愛しい日々の記憶だった

パパとママに会いたい

ドリーの旅がまた始まる

もちろんマー
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

何度観ても驚きと発見がある映画

その新鮮さは失われる事はない

奴隷として虐げられている
愛妻ブルーヒルダを奪還する為に

賞金稼ぎのイカれた紳士の相棒と

狂った農園主の屋敷に
ハッタリで客人とし
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

5.0

人生で経験した全てが彼を形づくった

「しがないお茶汲み」と称されるジャマールが
ひょんな事から「クイズミリオネア」に出演している

高額に跳ね上がる賞金

彼の人生とは無縁に思われるクイズの数々
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

5.0

美しいピアノの旋律が奏でる
過去の記憶

認知症ゆえ、記憶が薄れ行く中
ピアノだけは若かりし頃のまま

中盤のゼブの演奏と
ラストの演奏を
ぜひ聴き比べてくださいね

素敵な紳士ゼブの復讐の旅

いつ
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.9

地獄へようこそ
マザーファッカー~~~!!

完全に、完敗した

涙が止まらないよ

「声は、声は、忌野清志郎~」
で、スタンバイオッケー!

「ジャンゴ~」ならぬ「じゅんこ~」で、失笑だけど

遊び
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

素直な感想でなんなのですが、、、

実は「大好きな映画です」笑。

もちろんストーリーもですが、

それ以前に

映像やカメラワークが美しすぎて

見惚れました!!

お家自体のアトラクション感も
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淵に立つ(2016年製作の映画)

2.9

なんて映画を作るんだろう

若い人には見せたくない映画


ただ役者の演技は素晴らしい

感情の細かな描きかたも秀逸


私は「罪」の後に「罰」があると

思っていないので、

そんな風に考えてしまう
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PK(2014年製作の映画)

4.6

念願のPK、やっと観れました~

ボリウッドは、毎回「人が魅力的」ですね。
アーミル・カーンは、身体表現論でも講義して欲しいくらい。

私もPKみたいな「ヘンテコリンな友達」現れないかな♪

追記
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