ShinMakitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 58ページ目

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

1.5

メキシコ、ユカタン半島。女子高生のミアは冴えない女の子。ダイバーである父が再婚し、サーシャという異母姉ができたが、サーシャは彼女とあまり口をきいてくれなかった。ある日、サーシャが親友のアレクサやニコー>>続きを読む

追龍(2017年製作の映画)

1.5

1960年。一旗揚げようと香港にやってきたホウたち若者四人組は、地元ヤクザの喧嘩に加勢するなどの半端仕事で生計を立てていた。ある時、大規模な抗争現場で警察に逮捕されたホウは、警察幹部のロックに救われ釈>>続きを読む

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

1.8

ニューオーリンズ…
黒人女性警官アリシア・ウエストは母を亡くし、故郷に帰ってきた。17歳の時に離れたこの場所は、すっかり様変わりしている。公営団地は無法地帯と化し、ハリケーンの爪痕も未だ残ったままだ。
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

1.9


63歳になるブリット=マリーは専業主婦。子はなく、夫ケントと二人で40年間暮らしてきた。黙々と掃除洗濯をこなし、黙々と料理を作ってきた40年。しかし夫はそんな彼女に労いの言葉も気遣いの言葉もない。不
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ステップ(2020年製作の映画)

3.1

武田健一は30代のサラリーマン。妻を亡くし、2歳半の娘・美紀と2人の生活を始めたばかり。花形の営業から総務に転属させてもらい、なんとか定時上がりで保育園への送迎もこなす日々だ。くじけそうになりながらも>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

2.2


大寒波襲来で路上生活者の凍死が相次ぐシンシナティ。公立図書館に勤めるスチュワート・グッドソンは、暖を取りに朝から訪れるホームレスたちにも優しく接していた。しかし、閉館時間の18時には無理矢理にでも彼
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お名前はアドルフ?(2018年製作の映画)

1.7


小学校の国語教師エリザベトとその夫で大学教授のシュテファン。今日は子供たちを実家に預けて、家で食事会を催す予定である。エリザベトがインド料理の仕込みをするなか、やってきたのはエリザベトの弟トーマスと
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悪人伝(2018年製作の映画)

1.9

2005年、ソウル郊外の都市・天安。
ヤクザ嫌いのチョン・テソク刑事は、刺殺事件現場に臨場する。深夜、ひとけの無い道に停まったクルマの中でメッタ刺しの男の死体が見つかったのだ。上司は通常の殺人事件とし
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ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

1.9


グアテマラ…
豪奢な屋敷に暮らすエンリケ・モンテベルデは退役した将軍である。80年代の内戦において軍最高責任者だった彼は、反政府ゲリラ討伐と称しマヤ系先住民の村を焼き払い、大量虐殺者として起訴された
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悪の偶像(2017年製作の映画)

3.0

自身が属する党の方針にも背き、原発誘致反対を唱える清廉な男ク・ミョンフェ。次期知事選に立候補するのではと噂される人気抜群の議員だ。ある日帰宅した彼は、ガレージで何やら作業をする妻の姿を発見。その傍らに>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

1.1

80年代に作られたオーストリアの低予算映画。気味悪い青年が衝動的に人を殺していくサマをただ漫然と、幼稚なカメラワークで描き続けるだけの作品。衝動的だの心臓に悪いだの、煽りすぎだよ。たしかにショッキング>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.1


1987年、ロンドン郊外の町ルートン。パキスタン移民の少年ジャベドは、詩を書くのが好きな少年。高校に進学したものの、気持ちは憂鬱だ。パキスタン人らしく振る舞うことを強要する家族第一主義の父親に逆らえ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

1.7



南スーダンで民兵たちが学校を襲撃し、少女たちが誘拐された。ニュースに胸を痛める傭兵四人衆は、元CIAのコプリーから少女たちの救出依頼を受け現地に飛ぶ。しかしこれは罠だった。少女たちが閉じ込められた
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透明人間(2019年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます


セシリアは、光学科学者エイドリアンの妻。しかしあまりのモラハラ・DVに耐えかね、夫と住む豪邸から逃亡した。妹エミリーの手を借り、知人の刑事ジェームスの家に匿われたセシリアだったが、いつエイドリアンが
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はちどり(2018年製作の映画)

4.2


1994年、ソウル。中学二年の女の子キム・ウニは、クラスでも浮いた存在だった。学歴偏重主義の担任やクラスメイトについて行けず、授業中も大好きな漫画やイラストを描き続ける毎日だ。餅屋を営む両親も、大学
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

1.6

2009年 オハイオ州コロンバス。白人至上主義コミュニティで育ったブライオン(バブス)・ワイドナーは、全身にKKKやネオナチのイラストを彫り込み、グループの中心的存在としてヘイト活動の先頭に立っていた>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

1.8

州北部にある私立大に通うギャツビーは、ニューヨーク育ちの優秀なお坊ちゃま。裕福で上流志向の母に芸術・文学の素養を叩きこまれたが、反発心でギャンブルに才能を浪費している。そんな彼は、目下カノジョのアシュ>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

2.2



グラスゴー。麻薬所持で刑務所に入っていたローズリン・ハーランが出所した。彼女は、無口な娘ワイノナとやんちゃな息子ライルを抱える場末のカントリー歌手だ。母の元に預けっぱなしだった子供2人を引き取り、
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

2.1

デビュー以来全く売れない作家、市川進は御トシ74歳。妻の年金で生活しながら、未だに小説を書いては付き合いのある出版社に送っているが、本にならず、版権料しか貰えていない。出版社側も、本来なら市川を門前払>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

2.1

1964年、サンフランシスコ。息子チンの留学準備のためにこの地にやってきたイップ・マン。現地の高校に入学するには中国人街の移民支援団体「中華総会」の推薦状が要ると聞き、総会会長で太極拳師範のワン・ゾン>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

2.0

1947年、軽妙洒脱な父と音楽好きな母の間に生まれ、洋楽の洗礼を受ける。

10代前半。周りがギター持ってるし、ボブ・ディランも好きだったしで音楽活動開始。

立教大学で出会った松本隆、大瀧詠一らと組
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

1.9

スペイン、マドリード。32年前に傑作「風味」を撮り、名監督と言われたサルバドール・マヨ。しかし四年前に母が他界、そして二年前に背骨の手術をしてからというもの、全身疼痛と鬱と不眠という三重苦で、完全な隠>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

1.8

モンタナ州の小さな町グリーンヒルズ。ここで保安官補として働くトムは、ある日物置小屋に現れた青いハリネズミと遭遇。喋りだしたら止まらない、しかも音速で疾走するこのハリネズミ、実は宇宙からやってきた生命体>>続きを読む

キラーソファ(2019年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

ダンサーのフランチェスカと、その親友マキシ。ある日、二人の元に刑事がやってきた。フランチェスカにつきまとっていた男フレデリコがバラバラ殺人事件の犠牲になったというのだ。彼の足が見つかったことで発覚した>>続きを読む

サンダーロード(2018年製作の映画)

1.3


田舎町の警察官ジム・アルノーは、最愛の母を亡くし若干情緒不安定気味である。一年前から妻ロスと別居し、愛娘クリスタルとは週のうち何日か一緒に過ごすようにしているが、いまいち距離が掴めていない。そんなジ
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

2.1

ホーチミンに降り立った黒人ジジイ4人組…ポール、オーティス、エディ、メルビンは、戦友だったノーマンの遺骨を拾うためベトナムに戻ったのだ。ノーマンを含めて5人、彼らは〈ファイブブラッズ〉と名乗り、常に戦>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

1.0

動物の言語を理解する医師ドリトルが、毒を飲まされ死にかけている女王を救うため、解毒剤を探す旅に出る…

という「ドクター・ドリトル」字幕版を観た。

以下、ドクター・ネタバル


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仕事で疲
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

2.0

父が経営していたアリゾナの農場を継ぎ、穏やかに暮らしていたジョン・ランボー。彼の幸せの源は、この農場で育った少女ガブリエラだった。農場に戻った頃はまだ小さかったガブリエルも、もう大学へ進学する年だ。親>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

1.7

小学生の時に交通事故に遭った数馬は、その後遺症で多重人格者となった。月曜から日曜まで、曜日ごと、朝の目覚めと共に毎日人格が入れ替わるのだ。物語の主人公は「火曜日」。昨日の「月曜日」は生活態度が悪く、彼>>続きを読む

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

1.6

1890年代、アメリカ。ニュージャージー州メンローパークで研究に勤しむエジソンは、自身の構築した送電システムを全米に広めようと躍起になっていた。彼のシステムは直流方式。安全だが、コストがかかり、広範囲>>続きを読む

デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

2.4


1966年8月。アメリカに追従して派遣されたオーストラリア連隊の司令部に迫撃砲が射ち込まれた。オーストラリア側は曲射砲で応射し、迫撃砲を捨てて逃げたベトコンを追うため討伐隊を送ることになる。当初、負
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

1.8

朝鮮戦争下の米軍捕虜収容所。捕虜たちは北朝鮮兵や中共の兵士たちが混在しており、中ではかなりの自由が許されていた。欧米文化に触れさせて、共産主義者である彼らを思想的に「転ばせる」のも所長の目的だったのだ>>続きを読む

ロストブレット 窮地のカーチェイス(2020年製作の映画)

1.4

弟カンタンの借金を返済するため、改造車で宝石店に突っ込んだ整備士リノ。しかしクルマのパワーが強すぎて店を突き抜けてしまい、あえなく逮捕されてしまった。そんなリノに目をつけたのが警察の麻薬運び屋対策班班>>続きを読む

ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム(2020年製作の映画)

1.1


カナダ国境近くの都市…

銀行強盗のプロ、グラハム・ブリックは常にヤマを成功させ、町を仕切るデュモイファミリーに上納金を納めていた。ある時、いつもどおり銀行を襲撃した際、ブリックらチームの頭に異変が
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7500(2019年製作の映画)

1.3

ベルリンからパリに向け離陸準備に入ったエアバスA319、ヨーロピアン162便。機長はベテランのマイケル、副機長はまだ若いアメリカ人のトバイアスだ。トバイアスの恋人がCAとして搭乗しており、機内はリラッ>>続きを読む

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

2.0

1983年、タヒチ。アメリカ人のタミーは、船員仕事を続けてこの地にたどり着いた。故郷のサンディエゴに帰ることもなく、港で雑務の仕事についた彼女は、洒落たヨットで入港したイギリス人のリチャードと出会う。>>続きを読む