ShinMakitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

朝が来る(2020年製作の映画)

2.0

都内の高層マンションに住む夫婦…栗原清和と佐都子には6歳になる息子・朝斗がいる。朝斗は2人の実子ではない。産んでも育てることのできない事情がある母親を助ける養子斡旋団体「ベビーバトン」の紹介で得た養子>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

1.5

酒浸りの荒れた生活を続ける中年女エリン・ベルは、LAPDの刑事である。17年前、FBI捜査官クリスと組んで犯罪組織に潜入した彼女は、組織のボス・サイラスが指揮する銀行強盗を防ぐことに失敗していた。捜査>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

2.5

上海。インド製の怪しげな強壮剤を売る中年男チョンは、店の家賃も老父の医療費も払えないほど困窮していた。ある日、慢性骨髄性白血病を患う青年リュが店に現れ、インドで売っている抗がん剤を買ってきてくれないか>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

1.4

1940年、神戸。福原優作は、世界中の商人たちと取引する物産会社社長として優雅な生活を送っていた。妻・聡子もその生活を享受し、優作の道楽である映画作りに参加して女優の真似事も楽しんでいる。そんな聡子の>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

2.1

1969年夏、シカゴ連邦地裁で7人の白人と1人の黒人が被告席に座った。一年前に起きた暴動事件の裁判だ。

一年前…シカゴで開かれた第35回民主党大会前で反戦抗議をしようと考えた学生運動家トム・ヘイデン
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

1.3

大正時代。ひとの血肉を喰らう鬼に対抗する組織「鬼殺隊」が各地で死闘を繰り広げていた。若年隊士の炭治郎、善逸、伊之助の3人は、深夜走行の汽車「無限」に乗り込み、上級隊士を意味する「柱」の1人、煉獄と合流>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

1.7

埼玉県、戸沢市。一月の初旬、一級建築士・石川の息子、タダシが出かけたきり失踪してしまった。その直後、市内で他殺体が発見され、被害者がタダシの同級生・ヨシヒコと判明する。警察の調べでは、ヨシヒコの遊び仲>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

2.2

サンフランシスコ。ベイエリアのフィルモア地区は、ヴィクトリア調住宅が並ぶ坂道のある場所。富裕層しか住めないこの地区のある一軒に、2人の貧しい黒人ジミーとモントがやってくる。実はこの家、ずっと昔にジミー>>続きを読む

タッカー(1988年製作の映画)

2.8

1945年、デトロイト。自宅裏の納屋にある工場を運営するプレストン・タッカー。空軍機の風防生産が工場の主業務だが、タッカー本人はある野望を胸に秘めていた。それは自動車の開発。幼少期からクルマに魅せられ>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

1.9

キム・ジヨンは30代の専業主婦。2歳の娘の育児と家事で忙しい毎日だ。夫のデヒョンは優しく育児を手伝ってくれてはいるが、夕方になるとなぜか憂鬱になってしまう…


「82年生まれ、キム・ジヨン」

以下
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フェアウェル(2019年製作の映画)

1.8

NYで暮らす中国人女性ビリー。グッゲンハイム美術館の学芸員となる夢が破れ、将来に希望が持てないでいた。そんな時、中国・長春で暮らす祖母ナイナイが病気だと聞かされる。肺癌で余命僅かというのだ。ビリーの従>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

2.1

三重県出身の少年・浅田政志は、父からカメラを譲り受け写真にハマった。やがて写真の専門学校に通うようになり、いずれはプロのカメラマンになるのだろうと両親も兄・幸宏も思っていたが、ぐうたらな政志は卒業すら>>続きを読む

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

1.4

ダンサー、エマ。彼女は夫である振付師ガストンとの間に子供を作れず、ポロという養子を得た。が、ある問題から施設に戻す羽目になる。のちに後悔して、なんとかポロを取り返したいエマだったが、どうやら既に新しい>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.1

中国南部の町。バイク窃盗をシノギにしているヤクザ者のチョウは、舎弟とトラブった対立グループに命を狙われる。その刺客が待ち伏せていたところに発砲し逃げたところ、撃ったのが無関係な警官だったことを知る。お>>続きを読む

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

2.1

シリアで工作員回収任務につくフランスの攻撃型原潜〈チタン〉。艦長グランシャンは、艦を浮上させず潜水移動中の工作員を定位置で待つ指示を出す。その時、ソナー員シャントレッドが未知の音を感知した。4枚プロペ>>続きを読む

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

1.2

無数の文化部を擁する芝浜高校に入学した人見知り少女・浅草と、金儲け主義の金森、そして美人モデルの水崎の3人が、大・生徒会と対立しながら「映像研」を設立。ハイクオリティのアニメ作品制作に臨む…


とい
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.2

トランスジェンダーの凪沙は、新宿のニューハーフバーで働いている。ある日、実母にネグレクトされた女子中学生・一果を預かることになった。実家にも「オカマ」であることを秘密にしている凪沙にとっては、一果の存>>続きを読む

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

1.3

柳田豪太は売れないシナリオライター。年収50万で、妻チカの収入が頼りという状況だ。幼い娘アキも抱えて大変ななか、豪太のアタマの中は新作を書くことよりも、いかにしてチカとセックスするか、という野望で占め>>続きを読む

パーフェクション(2018年製作の映画)

1.4


ボストンの名門私立音楽学校でチェロの特待生だったシャーロットは、母の看病のため中退を余儀なくされプロの道をあきらめた。そして10年…母の死を機にまた音楽の道に戻ろうと、彼女は音楽学校の校長アントンに
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Daughters(2020年製作の映画)

1.9

東京・中目黒。ルームシェアで暮らす小春と彩乃は学生時代からの親友どうし。小春はイベントデザイナーとして働き、彩乃はファッションブランドの広報部に勤務。仕事も近いし感性が同じなので、互いに不満のない生活>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

1.2



カナダ・モントリオール。幼馴染仲間が集まる席でリベットの妹エリカが映画を撮ると言い出し、親友どうしのマックスとマットが出演することになる。2人のシーンは、なんとディープキス。マットはギリギリまで嫌
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荒野のコトブキ飛行隊 完全版(2020年製作の映画)

1.0

荒野の国イジツ。ユーハングと呼ばれる人間たちが天に開いた「穴」からやってきて、飛行機技術が発達した。輸送業も繁盛し、空輸も盛んに行われたが、そこに登場したのが荷を狙う「空賊」。物資を運ぶ飛行船を守るた>>続きを読む

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

1.8

1980年、パレルモ。ヘロイン商売で莫大な利益を上げていた〈コーザノストラ〉は、収益を巡り幹部会内で分裂の危機に瀕していた。主導権を握るパレルモ派ボンターデ・ファミリーに近しいトンマーゾ・ブシェッタ〈>>続きを読む

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

1.5


1978年南アフリカ。ANCの白人活動家ティムとスティーブンは、黒人の人権を訴えるビラを撒いたかどで逮捕され、プレトリア刑務所に送られてしまった。従犯のスティーブンは8年、主犯のティムは10年以上の
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TENET テネット(2020年製作の映画)

2.1

キエフで作戦行動中だった主人公が敵の手に落ち自殺用カプセルを飲み込んだ。しかしそれは偽薬で、目が覚めた彼はある機関の一員として迎えられる。機関の目的は、「敵」と冷戦を繰り広げ第三次大戦を食い止めること>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

2.0


ソウル。ER勤務の女性看護師ジョンヨンは、感情を押し殺して黙々と患者のケアを続けている。6年前、彼女の息子ユンスが行方不明になった。以来ずっと探しているが、手がかりは掴めていない。夫のミョングクは数
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ソニア ナチスの女スパイ(2019年製作の映画)

1.4

時は第二次大戦下…
スウェーデンで活躍する女優ソニア・ヴィーゲットは、地元であるノルウェーでも映画に出演し人気を博していた。しかし彼女が付き合う映画人たちはもっぱらナチと親交が深く、ソニアも業界では白
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狂武蔵(2020年製作の映画)

1.3

宮本武蔵に辛酸を舐めさせられた兵法の名門、吉岡一族。憎き武蔵を亡き者にしようと、一対一の決闘を設定しつつ門弟他400人を用意して罠を張る。そこにたった独りで現れた武蔵は……



「狂武蔵」。

77
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妖怪人間ベラ(2020年製作の映画)

1.5

新田康介は広告代理店に勤務するサラリーマン。郊外にマイホームを持ち、明るい妻とおとなしい息子と暮らす穏和な性格の男性だ。同僚たちが有名タレントを起用するテレビCMなどを手がけている中、彼が担当している>>続きを読む

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

2.0


パリ。無認可の自閉症ケア施設「正義の声」を運営するブリュノの携帯がひっきりなしに鳴っている。病院や施設は屋外活動ができない子供の世話を依頼してくるし、急な用事で面倒を見られなくなった親も、子を預かっ
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ミッドウェイ(1976年製作の映画)

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「ミッドウェイ」公開記念で再鑑賞。


1942年4月。空母「ホーネット」から飛び立ったドゥーリトル率いるB25隊が東京を空襲。この事実は山本五十六を大いに奮い立たせた。アメリカ本土攻撃の足がかりとな
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ママは世直しヒーロー(2020年製作の映画)

1.2

ドイツ…
貧しいウェイトレスのウェンディは、警備員の夫と、幼い息子カールと生活している。ある日、店の裏で残飯を探すホームレス・マレクから「薬を止めろ」と話しかけられた。確かにウェンディは、幼い頃から精
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

1.8

1941年12月。アメリカ海軍太平洋艦隊基地のあるハワイ・パールハーバーが攻撃され、戦艦部隊は壊滅的打撃を受けた。新たに司令官として着任したニミッツは、次の日本軍攻撃に備え艦隊の修復を急がせる。が、無>>続きを読む

テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

1.9

広島・竹原市。
「テロリスト」と落書きされた寂びれたガレージ。そこには、社会に出られない青年・類が引きこもっていた。ある日、ガレージの窓をしつこく叩いてきた女子高生・瑠海に根負けし、窓を開けてしまう。
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

1.4



90年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティービーは、過干渉の母や暴力的な兄と暮らし、鬱屈した日々を送っていた。ある時、スケボーショップで楽しそうにダベる年上の少年たちを見かけ、彼らに強い憧憬を抱く
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

1.3

LA、ハリウッド。大道芸人で生計を立てるムースは、筋金入りの映画オタク。特にアクション俳優ハンター・ダンパーの大ファンである。ある日、知り合いの本屋でハンターのサイン会があると聞きつけ勇んで参加するが>>続きを読む