らっくさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.8

どこまでがノンフィクション?どこからがフィクション?
途中から?の連続。?を感じれば感じるほど、ラストまで楽しめるとおもう。

誰も殺されないけど、これ、立派なサスペンスじゃん。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

これこそ、ハリウッド映画!!
映画を観ながら一緒にGを受け、ずっと奥歯を噛み締めてた。

36年ぶりの第二作!
予習なし。期待なしで観たけれど、
とても良かった。
前作の思い出のアドバンテージを除いて
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レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

4.0

多動症ながら努力して警官になった主人公が、自分に似て落ち着けない保護犬ルビーと警察犬の部隊を目指す。
複雑な話は一切なし。
それでも心が暖かくなり、優しくなれる。実話。

恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.3

子どもが巣立って、夫婦二人がこれからを考える。それは二人のこれまでを振り返ることでもあり、これまでの自分を振り返ることでもある。
まさに今、自分もこのポイントにいるものとして二人のやりとりはとても身に
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

今まで見たタイムトラベルものの中で、こんなにも軽いノリで、(そうではない時もあるのだけれど)タイムトラベルを繰り返すのは初めて。
ティムがメアリーと上手に出会うために何回繰り返したのだろう。
このあた
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

ウェストサイドのトニー、アンセル・エルゴート繋がりで視聴。

これは大画面、映画館で見たかったなあ。
主人公は、銀行強盗のあと犯人を乗せて、追ってから逃げる、そんな仕事をさせられることになっているBA
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

ミュージカルの王道、ウェストサイドストーリーがスピルバーグによって蘇った。
60年前の作品は、テレビで何度も見たが、これはやはり映画館で見てよかった。
細かな部分は忘れていたが、ストーリーも曲もほとん
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空白(2021年製作の映画)

3.8

離婚した両親。父親にひきとられるも自分を見てもらうことはない。母親は新しい夫との小さな命を宿る。学校にも居場所はない。そんな女子校生が、スーパーで万引きを疑われ、逃げる道すがら交通事故で命を落とす。>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

耳に障害がある両親と兄と暮らすルビー。エミリアジョーンズ。
漁をして暮らしているが、それには唯一の健聴者ルビーの手伝いが欠かせない。

そんな中、歌うことに幸せを見出すルビー。才能にもめぐまれ、その道
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.0

浅草キッドを見たあと、再鑑賞。
とても素敵なタイムリープだなと思う。前回は家族愛が心に刺さったが、今回はそれに加えて、演芸への愛、映画への愛さまざまな矢が何倍も心に刺さった。

浅草キッドとの共通点を
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浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

たけしが〈浅草キッド〉というタイトルで本を書いたことで、師匠への感謝、浅草への愛を痛いほど感じた。

そしてそれをこのような作品に仕上げた劇団ひとりの脚本家としての力。
こんなに時代を何度も交差させな
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.9

傷を背負った人ばかり出てくるのに、とても温かい話。

父親のDVから母親が逃げ出し、一人で生きてきた兄。
何年ぶりに母に再会するも、母の心は自閉症の弟に占められているかのよう。
イ・ビョンホンのぶっき
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.3

邦画版が大好きなので、どうしても比較しながらの鑑賞になった。
邦画はもっと荒く感情をぶつけ合っていくけれど、韓国版の二人は静かに近づいていく。ナム・ジュヒョクの優等生な感じに合わせた演出になっているの
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野球少女(2019年製作の映画)

3.3

梨泰院でジェンダーに悩んでたイ・ジュヨンが主演ということで鑑賞。
女は野球を続けられないということに反発し速球にこだわるも壁にぶつかる。
女であることを受け入れて、変化球をとりいれることで、道をひらい
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.0

燃え尽きなかった思い出は、恋愛でもスポーツでも仕事でも、その燃え殻が大きくて突如として顔をだす。

正直ラスト20分までは、どのエピソードにも入り込めずギブアップしようと思いながら見たのだが、
最後、
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5


18年たって韓国でリメイクされたせいかあらためて鑑賞できた。アマプラに感謝。

作品に流れる独特な空気がすごい。
「怖気づいたんかい!」弟は言った。
恒夫はジョゼと別れたあと号泣する。
ジョゼは、ひ
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(2020年製作の映画)

3.5

もつれた糸は切れる時もある。でも生きてる限りまたどこかに繋がる。
榮倉奈々の作中のセリフ。

作品中でも、たくさんの「糸」が繋がって、切れてを繰り返していたけれど、
「糸」は、誰もが持っている。
出会
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症を描いた作品というと、介護する側の大変さと愛情の間で揺れる想いを描いたものが多い。
一生懸命お世話してるのに財布を盗まれたと騒がれる苦悩。今はない場所や人を探して毎日夜中に家をでていく親を探す家
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罪の声(2020年製作の映画)

3.3

グリコ森永事件をモチーフに、新聞記者と、犯罪の連絡に声を使われた当時の子どもが真実を追う。
未解決の事件なので、どこがフィクションでどこがノンフィクションなのか。そして犯罪に絡む人数の多さと、話を紡い
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DIVOC-12(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍、発表の場を失くしている若手監督を応援すべくつくられた作品。
制作したソニーの心意気に感服。
そして、このような作品に出演された第一線で活躍されている役者さんたちに頭が下がる。

ショートムー
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.8

ド・ギョンス、オ・ジョンセ他の役者さんも、みんなすごい👞タップ。
どこまでが実演なのか知らないけれど、相当な努力。メイキングがぜひ観たい。

ジャケ写から想像してた映画とは全然違った。

こういう映画
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.8

家の近くの映画館で韓国映画がかかることはなかなかない、しかもハ・ジョンウとマ・ドンソク。面白くないわけがない!と出かけた。

タイトル通り火山の噴火で朝鮮半島壊滅の危機が迫る。今まで誰も見向きもしなか
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

インドでは毎年8万人の子供が行方不明になるという。
誘拐か、捨て子か、人身売買か。前半は目を背けたくなるシーンの数々。
そんな中、正真正銘の迷子。恐らく最も賢く、最も幸福であったであろうひとり、サルー
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.0

なんとしても泣き続ける赤ちゃん、掃除機の音でピタと泣き止んだ。うちの子はドライヤーだったなあ、なんて思いながら前半は楽しめたのだが、後半がなんだかなにも伝わってこなかった。

うさぎドロップの芦田愛菜
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

大惨事の映画は何本も見てきた。
そこに遭遇する人たちの過去、人間関係を描いて、必然で事故にあう。
パニック、祈り、そして過去を悔い、愛を語る。
緊迫の時間のあとに…助かる。
たくさんの涙で抱き合う姿、
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昭和映画への愛。

舞台となるのは、今でもフィルムをかけている映画館。流れるモノクロ映画。
若き日の大船撮影所と、近くの食堂。

追い続けてきた映画監督という夢を自ら投げ出してしまい、その後もきっとそ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

当時インタビューで、オリンピックのように4年に一度共演してると言ってた主役のふたり…。

小さな夜の音楽というタイトル通り、大きな事件が起こるわけでもない、小さな出会いと積み重ねを描いた作品。

劇中
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

演出、構成、そして世界観。すべて独特で、惹きつけられた。

子どもを授かることのできない夫婦が、子どもを育てられない親の里親となる、その間をとりもつ団体。子どもが親を選ぶためという。
ドキュメンタリー
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

武器はライフルと手榴弾。犯人はイスラムの過激派の少年たち。

赤ちゃんが泣き出さないか、階段で敵と出くわさないか。
こんなにハラハラさせられたのは、久しぶり。
自分も隠れている気分、息を潜めた。
おか
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.0

前作が思いの外面白くて、期待して見に行ってきました。
なのに、今回は笑いが自分に響いてこない、素通りしていってる感覚。

映画って、つくづく見るときの体調や気持ちで、評価変わってしまうなあ。