森崎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.5

外食って娯楽ですよね。
というのは外食の頻度が少ない自分のイメージなんですけど。それがかしこまったものならば尚更。

日本ではあまり馴染みの無い、そして庶民には縁遠いミシュランの星取りのレストラン。レ
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グリンチ(2018年製作の映画)

4.5

季節モノは積極的に時期が過ぎてから観ていく方。
なのでクリスマスを過ぎた年末感溢れるこの日に楽しいクリスマスお疲れさまでしたの会として、大掃除を頑張ったご褒美として、加えて吹替版ではない回を待っていた
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グリンチ(2000年製作の映画)

3.5

大っ嫌いなクリスマスを盗み出せ!

物心ついてから初めて親と映画館で観た洋画が確かこれ。クリスマスが近づいたらいつかまた観たいなと思い続けていたら今年のアニメーション版の公開のおかげか棚に並んでいたの
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.0

なんだかんだ通して観たのは初めて。
吉本興業のマンスリーよしもとを読んでいた時にアジアン馬場園と今くるよでコスプレしていた宣伝ページが可愛いのとインパクトが強烈だったのとで覚えていたり高速バスか何かで
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

オペラ「ラ・ボエーム」を下敷きにしたミュージカル。
仕事や人種や性的指向も様々、エイズ患者やドラッグ中毒者がいる彼らの思う生きることや死ぬこと、現実とそこからの逃避も全て内包して若者たちの生を描く。
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タンゴ・レッスン(1997年製作の映画)

3.0

ふと訪れた劇場で観たタンゴに感動した女は衝動的にダンサーの男にレッスンを頼む。みるみるうちに上達した踊りを見せた彼女に男は自らとペアを組んで舞台に立つことを提案する。
映画監督の女とタンゴダンサーの男
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

4.0

「第九」でバレエ。
モーリス・ベジャール・バレエ団と東京バレエ団、さらにはオーケストラと合唱団による壮大な公演に至るまでを記録したドキュメンタリー。

ストイックながらも愛に満ち溢れた構成だったと思う
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

「マンマ・ミーア!」でABBAを楽しみ「ジャージー・ボーイズ」でザ・フォー・シーズンズを噛み締めたらば!「ボヘミアン・ラプソディ」でQueenに熱狂しないはずがないじゃない!

と、Queenの曲なん
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くも漫。(2017年製作の映画)

4.0

ちょっと待って普通に面白かったんですけど…。エンタメとしても、闘病経験の実録物としても普通に面白かったよ…?

「脳みそ夫が主演した脳神経外科にお世話になる映画」
「風俗でのお楽しみ真っ只中でくも膜下
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マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ(2017年製作の映画)

3.5

「マシュー・ボーン演出作は凄いらしい」
先日バレエ観賞デビューをしまして。観たのはキエフバレエの白鳥の湖、おお凄い、身体の使い方が羽根のようで美しい!と言葉の無い世界に戸惑いながらもその迫力に圧倒され
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人間椅子(1997年製作の映画)

3.0

潔癖症の女。異物の侵入や接触を嫌うゆえに胎内に命を宿すことを拒む、整然と並んだ白い手袋、布越しの触覚
椅子の中に潜んだ男。いつの間にかそこにいる、革を介して女性を包む、暗闇の中で触覚だけが冴え渡る
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ミックマック(2009年製作の映画)

4.0

30年前に父親を地雷で亡くしたバジルは深夜の銃撃戦の流れ弾を頭に受けてしまう。なんとか一命はとりとめたものの、銃弾は頭の中に残ったまま。さらに入院期間中に家も職も失ってしまっていた。そんな彼が出会った>>続きを読む

コップ・ベイビー(2017年製作の映画)

2.5

ベテラン刑事のおっさんと間抜けな警官の赤ちゃんの心と身体が入れ替わった!?
中身は立派に刑事でも、所詮見た目もそのまま赤ちゃん。食べれば眠いしベビーベッドからの脱走も無理、となると間抜けな警官を相棒に
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仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z(2013年製作の映画)

2.0

わーい池田純矢と戸塚純貴が同じシーンに収まってる~!

……。一体何だったんだろうかこの映画。
ライダー達の揃い方が中途半端だったり知らないうちに増えているように感じたりとなんか惜しい、というかテーマ
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仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦(2012年製作の映画)

1.5

終始どういうことなの?と困惑。暗い、暗すぎだよ!
鬱々とした展開が続いて話に乗れないところにつまらんメタを持ってきたらもう白けて心離れてしまう。

こんなキャラだっけ?ってのもあってなんか微妙だった…

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.5

ちょーっとピンとこなかった。
長回し風、映画と演劇、というものは好きなものではあるはずだけれど、そここそが乗れない要因となっていたような気が。
扉を開いたり場所移動によって所々暗転を挟み込むのであれば
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

洗練されていてとても良い時間だった。
恋人を亡くし失意に生きる男の物語。

共に暮らしていたガラスの家には恋人とのかけがえのない日々の残り香、ふとしたときに煙のように現れるそれを追いかける彼の喪失感の
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ようこそ、アムステルダム国立美術館へ(2008年製作の映画)

3.0

アムステルダム国立美術館の改修から再オープンまでを記録したドキュメンタリー。
美術館なんだから美術品の搬入や展示についての内容になるのかなと思いきや、本編のほとんどを占めるのはエントランスの自転車道を
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.0

「なんとなく」に理由が出来る瞬間は素敵なことだ。
いつから火がつき夢中になり燃え上がって二人だけの世界になったかわからないような風変わりな恋、青みの強い硬い画に映る青いスーツと赤いドレスが綺麗だった。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

これは疑いようの無い愛の物語で、何より映画として美しい。始めから終わりまですべてに意味があり、台詞に命があり、音楽に呼吸が、物に気配が、手には温度があった。
これはあらすじや宣伝文句や感想とかじゃ伝え
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.0

言葉にならない感覚がどっと胸を渦巻く。

ノートに綴られた自叙伝の形をとって語られるタキの半生、そして奉公先の平井家の暮らしとできごと。
あたりまえと世間体と男女の役割の違いと世の中の流れ。現代から当
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ファンタスティポ(2004年製作の映画)

1.0

いったいなんなんだこの映画…。一ミリも面白くない…
トラジ・ハイジの歌は良かったんだ、歌は。当時Mステに出ていたのを聞いて友達にCDを貸してもらったことも覚えてる。

冒頭で見かけてもしかしてと思った
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.0

親しいのかただの友達か、そんな関係の人たちの会話を車の後部座席で窓の外の景色を眺めながらぼんやりと聞いている。そんな感じの映画だった。

家のテレビでこの作品を観たのだけれど、会話劇だろうなと思ってい
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.5

相変わらずわっかんねえなフランス映画というものは。
特典に入っていた各国のポスターの中でも日本版の「これはアートですよ、アート!」と主張しているようなデザインが好き。スペイン版も良いな。

ドラマチッ
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ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(2011年製作の映画)

4.0

東映『先入観とか捨てて興味持ったキャストがいたらテレビシリーズはすっ飛ばしてまず観ていこう』特撮劇場版まつり、今回は前回観て好感触だったゴセイジャーとゴーカイジャーを主軸に全ヒーロー。

これは泣く。
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獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー(2008年製作の映画)

2.5

初見×初見のゲキレンジャーとボウケンジャー。
最近の特撮だとジュノンボーイが多いけどまだD-BOYSがよく出ていた頃かしらん。

女性陣を筆頭に妙に華が無いのが昔懐かし戦隊っぽい。高橋光臣は出世したね
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少林サッカー(2001年製作の映画)

3.0

あー、そうそうこんな話だった!懐かしい。

衛生面のヤバさにドン引きしながら、俺らをボコボコにしたやつは絶対殺すマンな展開にスカッとしながら、PUMAの全面協力を微笑ましく思いながら、容姿を変えて自信
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ミスターGO!(2013年製作の映画)

2.0

ふざけるな。
野球をナメるな選手を馬鹿にするなゴリラを化け物のように扱うな。

ペナントも終わり秋季キャンプも一息ついて契約更改くらいしか追える情報が無いから日常に野球みが欲しい、東山動植物園のイケメ
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.5

かつて理容師の女性に恋心を抱いた少年は後に美しい理容師を妻に迎えた。

官能的で、少し孤独で、たまにシュール。ちょっとだけ理解できない、追い付けないくらいがアントワーヌの揺らぐことのない世界を嫌でも見
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小林賢太郎プロデュース公演 「LENS」(2005年製作の映画)

4.0

小林賢太郎プロデュース「KKP」の四作目となる演劇公演。
幽霊が出ると噂の図書館で起きた大量の書籍盗難事件に書生の天城と警部の駒形が挑む。

難しいことは言わない。あー面白かった。
書生と警部と巡査と
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.5

チャップリンの身体の使い方はかなり凄いんじゃなかろうか。アクションでも見られるような相手の動きを利用した身体づかい。
サーカスのような非日常に存在する道化の動きや存在をチャップリンは日常に存在させる。
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キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.0

春、樹の皮で作った家を氷の家に住んでいたキツネに盗られてしまったウサギ。

紙芝居のようなパッチワークのような雰囲気がかわいい。動かない背景と動く背景。上下左右そして奥まで縦横無尽に移動する構図。

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.5

相手の前では素直になれないアオサギとツルのいじらしさ。名前がつかないような曖昧な関係というものは綺麗で儚くどこか哀しい。
ぼんやりとした関係を表しているかのような淡い色彩の中の花火や雨が綺麗だった。

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2011年製作の映画)

4.0

個人的に不定期開催の「東映『先入観とか捨てて興味持ったキャストがいたらテレビシリーズはすっ飛ばしてまず観ていこう』特撮劇場版まつり」、今回はゴーカイジャーその②。


これ好き…熱い、めちゃくちゃ格好
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