こさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

メカニカル・テレパシー/可視化する心たち(2018年製作の映画)

2.0

今年のCO2助成作品のうちの1つ。監督の五十嵐さんは自分のこれまでの作品は会話だけで話が進む傾向にあったので、動きや出来事をもっと取り入れたいというのが目標だったらしいが、先述の『蹄』同様じぶんが掲げ>>続きを読む

(2017年製作の映画)

2.0

今年のCO2助成作品のうちの1つ。わけがわからない。木村監督はこれまで手がけた短編作品を「ビジュアル先行で物語がない」「PVみたい」と評価されてきたようで、今回はきちんと物語を物語ることが目標だったら>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.0

もはや今さら言うまでもないキョンキョンの可愛さ。春子さんは喫茶店でバイトしつつ薬師丸ひろ子の影武者やりつつスタイリストと泥棒までこなしてたのか…(あまちゃんネタすいません)。ドジっ子眼鏡っ子の真田広之>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

企業研究の一環(笑)として観ました。各キャストのビジュアル解禁とか小出し小出しに情報出してて、かなり宣伝に力が入ってるなとは思ってたけどそれも納得の面白さだったと思います。

まず、海帝高校が男子校と
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.5

山内ケンジ監督の前作『友だちのパパが好き』の方が面白かった派、かもしれません。もちろん面白かったんですけどね。友パパのマヤちゃんみたいに全てをぶち壊す台風みたいなキャラがいなかったのが印象的。かずみ奥>>続きを読む

北陸代理戦争(1977年製作の映画)

3.5

公開後にモデルになった人が射殺されたり色々いわくつきの本作。たまたま時間が空いてたのでシネマヴェーラ渋谷さんにて観てきました。想像してたより笑えるシーンがたくさんありましたよね。生首シーンはじめおっさ>>続きを読む

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

4.0

フランス映画であろうと黒沢清映画好きなんやなー自分、と思いました。まだ『神田川淫乱戦争』『カリスマ』『クリーピー 偽りの隣人』と本作しか観てないんだけど。

前半の「世界最古の撮影技法で永遠の美しさを
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.5

地獄のごった煮フルコース、みたいな映画でした、評判通りの。いやあもう笑うしかない。主人公のドギョンさんがどんどん悪に飲み込まれる様は、蟻地獄みたいだった。もがけばもがくほど市長側と検察側どちらからも足>>続きを読む

牝猫たち(2016年製作の映画)

3.5

けっこう良かった。今回のロマンポルノ・リブート5作品の中で今作が1番ドラマとして評価が高かった気がする。で実際観たら、ロマンポルノというくくりでなくても普通に面白かった。ロマンポルノ5作品まとめた予告>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

4.0

賛否両論入り混じっている本作、まあ賛否両論入り混じってるのはいつもの園子温って感じかとは思うんですが、ぼく今回のロマンポルノ・リブートの中で1番好きかもしれないです(『ホワイトリリー』は未見)。『ジム>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

5.0

シネマ神戸で『ジャングル・ブック』と合わせて二本立てで鑑賞。立誠シネマ支配人の田中さんが「現段階で今年のベスト」と言うぐらい絶賛してて、もうめちゃくちゃ言うので観に行った。

いやもうこれ、久しぶりに
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.0

シネマ神戸の『ドラゴン×マッハ!』との二本立て上映にて。全然期待してなかったのでハードルが低い(というかない)分けっこう楽しめたと思う。

でも、これ根本の話になるとは思うんだけど「なぜ動物たちが人間
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

アヴァンタイトルの幸夫くんが夏子さんに自宅で髪切ってもらう〜黒木華演じる幸夫くんの編集者がやってきて自宅でセックスするまでのくだり、幸夫くんのやることなすこと全て的確に地雷踏んでて笑えた。特に散髪中の>>続きを読む

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.2

リリー・フランキー演じる伊藤さんの「大人は秘密を守る」的なグレーな感じ…なんでも白黒つけようとしない感じが、還暦間近でも上野樹里と同棲出来るよねという説得力を持たせていた。バイトしてたコンビニではちゃ>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.1

もう公開が始まったので投稿します。完成披露試写会でちょい先に観てたのですが、いや、皆さん最高でしたよね!?まじで映画の内容は日本版ポスターのまんま!白昼堂々怪獣たちのプロレス祭り!!あと前評判であった>>続きを読む

風に濡れた女(2016年製作の映画)

3.0

「よっしゃ!ゼックスすっぞ!」っていうテンションの映画だと思います。『ジムノペディに乱れる』に引き続きこの映画の男主人公もやたらとモテまくる男。でも『風に濡れた女』の彼はモテまくってたのに何故かいまは>>続きを読む

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

3.0

他の方もけっこう書かれてますが、どうにも板尾創路が主役だとダウンタウンのごっつええ感じとか、コント番組を観ているような気持ちに…ドラマ仕立てのシチュエーションコントというか。オープニングで隣の奥さんが>>続きを読む

チチカット・フォーリーズ(1967年製作の映画)

-

東京での会社説明会まで有り余るほど時間が空いたのでちょうどいい時間帯でやってた本作を観た(渋谷で説明会だった、ってのもある)。東京の映画館はテアトル新宿に続いてシネマヴェーラ渋谷が2館目なんですけど、>>続きを読む

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

2.7

途中で寝てしまいました。寝てた時に重要なご飯食べるシーンとかスマホ捨てるシーンがあったそうです。ああごめんなさいという気持ちになりました。

ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

3.5

これ、中二病と童貞をこじらせまくった男の子たちのてんやわんやコメディな話だよな…と観ながら思いました。完全に子供たちの視点が貫かれて、蛍光町の様子も子供の視点から見た嫌な大人たちの姿だけがクローズアッ>>続きを読む

パズル(2013年製作の映画)

3.0

初めての内藤瑛亮監督作品。観始めていきなりシーンが飛んでラスト10分ぐらいのところになったの気づかずしばらく観続けてた。

かなりブッ込んで濃密な残酷描写(電子レンジのくだりは凶悪)と反比例するかのよ
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WHO KiLLED IDOL? SiS消滅の詩(2017年製作の映画)

4.1

想像以上の壮絶さ。普通こんなこと絶対世間に明るみに出るわけないんだけど、そんなところまで出しちゃう渡辺さんというかスペシャTVというか…。BiS合宿で最終的に落とされた一人一人を追うのほんとテレキャノ>>続きを読む

劇場版 BiS誕生の詩(2017年製作の映画)

3.2

テレキャノやBiSキャノと比べてかなりまともな、という至って真面目に頑張る女の子たちを撮っていた。観終わってごく自然と新しいBiSのみんな頑張れってなる。でも、ちょっと物足りなかったかな…やっぱハマジ>>続きを読む

戦場へ、インターン(2017年製作の映画)

3.0

インターン生の伊藤沙莉と新人女優の萩原みのりがとても可愛く魅力的に撮れている(新人女優の方は個人的に好みの顔ではなかったけど)。今回のndjc5作品の中で1番女優をキレイに撮れていると思う。破水が始ま>>続きを読む

パンクしそうだ(2017年製作の映画)

2.0

『カルテット』とか『ラ・ラ・ランド』を例に挙げるまでもなくこの手のいつまで経っても夢に踏ん切りつけられない俺たちのワンスアゲイン映画は、沢山あるので既視感は100%。物語の展開上の仕掛けとか、登場人物>>続きを読む

白T(2017年製作の映画)

3.6

今回のndjc5作品の中で、いわゆるミニシアター系の映画を好んで観る映画好きな人たちが好みそうな映画だと思います。ご多聞に漏れずぼくも好みの作品でした。汚れなくその日を過ごせますようにと願掛けの思いを>>続きを読む

ジョニーの休日(2017年製作の映画)

3.0

ジョニーの、あの30過ぎてジョニーってあだ名つけられそうだなっていう顔。なんとも言えないヘラヘラ顔。なんだかタコみたいな、背骨が入ってない軟体動物みたいなしゃんとしてない感じの人は、いますよね。で、こ>>続きを読む

SENIOR MAN(2017年製作の映画)

3.0

今年のndjcの1本。身寄りのいない爺さんが、他者に不寛容なこの社会に怒りを覚え、世直しのために武装して夜な夜なパトロールするヒーローになるという話。老人版『キック・アス』といったテイストだが(中年版>>続きを読む

人魚姫(2016年製作の映画)

3.4

うむむ…もちろん面白かったのだけど、前作『西遊記〜はじまりのはじまり〜』がびっくりするぐらい面白かったのでそれとどうしても比べてしまいちょっと物足りなさを感じてしまった。なんか、リウに投資する女の秘密>>続きを読む

JUKAI 樹海(2016年製作の映画)

2.0

「B級ホラー映画ってどんなの?」と聞かれたら「こういう映画のこと」って答えますかね。途中寝ちゃいました。生きたエビ寿司!この映画に出てくる日本人みんななんか不気味で不自然。知らない国にやってきたら不安>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

こういう映画はやっぱ公開初日に観ちゃうのがお祭りでしょ!twitterとかで色んな人の感想があふれた後で観るのはなんか嫌だったので、レイトショーに駆け込みました。半分以上は埋まってた。多分普段映画観な>>続きを読む

話の話(1979年製作の映画)

4.5

これは頭1つ抜けてる感がすごかった。狼が主人公かとは思うけど、人間の家族とか踊る男女とか牛とか色んなキャラクターが出てきて、色んな階層が作品の中にあるような気がした。終盤になって忘れかけてた登場人物が>>続きを読む

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.7

ヨージックかわいい。あの子グマやたらと鼻息荒くて、僕は一緒にはいたくないかな。犬の鼻息とかやたらリアルだったり、実写の映像もあったりごちゃまぜな感じが不思議な感覚に陥る。

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.5

アオサギとツルが、結ばれないからこそいい関係なんじゃないかと思った。結ばれた途端に終わりそう。告白を断って、後悔して悩んでる時間が1番幸せなんじゃないですか。多分実写の花火のシーンがきれい。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.7

ストーリーがあって、笑えるし、ウサギかわいい。鶏が、とんちとかでなくがちんこでキツネと闘って家から追い出すのがなんか面白かった。粘り強い。そのあと一緒に住むのは、え、ってなったけど。