そのじつさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと退屈。気がつくと寝てた(スミマセン)。アレ、彼女は亡くなってたのよね。そいで、事故の原因は自分だと彼は思ってたんだね。傷ついた風情が似合うベン・ウィショー。
やる事が雑なミカエル・ニクヴィスト
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.0

語り部の言葉と画面の深い明暗、ヴィヴィッドな色あいに誘われて、特異な生を受けたひとりの青年の人生を眺める事になった。

ベン・ウィショー演じるグルヌイユの、貧困に圧しひしがれたインドの苦行僧のような肉
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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

3.8

いがらしみきおの原作マンガがとても面白かった。それをアノ「恋の門」の松尾スズキが監督すると聞いて期待大で見た。
阿部サダオ演じる与三郎が魅力的だった。あらためて彼の演技力と味わい深さを感じた。怖くて、
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

う〜む嫌いじゃないんだけどなぁ・・・えっ?これで終わり?と思っちゃった。
孤独に苦しむひとびとが、静かに耐え生きている姿にジンときた。ディケンズを小さな拠り所にしている人物像など、小説の主人公みたいで
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映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

3.0

園子温のコメディが見てみたくて。エロいことを満載にしたよ〜ん・・というネアカ能天気な抜け具合が、案外心地よい。豊かな谷間、純白のパンチラ(チラじゃないか。白は園さんのこだわりだね)、エロい息遣い・・と>>続きを読む

西遊記(1960年製作の映画)

5.0

自分のアニメーションの原体験。今は流行らないネットリした動きのフルアニメーション。これは手塚治虫の作った長編アニメ映画で、彼のアニメーション原体験のディズニー映画の片鱗が感じられるのかもしれない。>>続きを読む

(1985年製作の映画)

3.8

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5/11 見終わった。原作に忠実な結末。終盤は様式美と戦場スペクタクルの圧巻の画面。楓の方の頭脳があれば、一文字の所領を治められる殿になれたであろうか・・彼女だけが、運命をあやつり本懐を遂げたのだった>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.5

ゲイリー・オールドマンってそんなトシだっけ?と確認してしまったが、この時まだ50代なかば。ナイスな老け感とこの落ち着き。老け専女子がさぞかしザワついたに違いない。

口の端がクイッと上がっていて、それ
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.8

米版とくらべてみると、やはり米版の方がエンターテイメントとして綺麗にまとまっているし、役者がキレイだ。けれど原作小説のファンとしては、スウェーデン版も捨てがたい。リスヴェットとミカエルの関係がうまく表>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

監督ブラッド・バードということで観た。シリーズ第1作のドキドキを彷彿とするギリギリセーフのオンパレード!しかもなんだかネアカで楽しいハラハラ感。
俳優陣の顔の選び方が好み。アニメやコミックのように個性
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

有名な黒澤明作品だから、とミーハーな動機で観てみて圧倒された。原作は芥川龍之介の「羅生門」以外に「藪の中」も入っている。
倒叙で徐々に真相が明らかになってゆくのがスリリングで、目が離せなくなる。悪党が
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画の出来とは関係なく、ただただ「ふつうに面白い映画をみるつもり」がなかった私には物足りない鑑賞後感。「イヤな笑い」や「負のパワー」を期待してしまっていた。
VRがユートピアで現実はディストピアだった
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

コワくない、イタくない、キモくないパシフィック・リム。映画としては正攻法、でも前作の熱狂はみごとに拭い去られた。

随所に観客への目くばせも感じられる。
スクラップ集め少女・黒人青年・高速で転がる球体
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HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

豪華キャスト。新井浩文、皆川猿時、そして柳楽優弥が追加されている。新井のピザ屋の店長よかった(^^)

大学生になった狂介と愛子。彼らを再び魔の手が襲う!

「変態だけど変態じゃないんだ!」「これはこ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

原作小説のファンです。理想的な映像化なんじゃないでしょうか。どのキャラクターも原作のイメージどおり!景色や建物のインテリアなども、まさにこういう感じ!・・・って映像化のセンスが半端ない。

ミカエル役
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

5.0

鈴木亮平&福田雄一作品に興味をもって見た。期待以上にハマった〜。
たしかに変態なんだけど、あまりイヤラしくない。性的匂いが薄めてあり、不快感のないように配慮されている、明るく楽しく清潔な変態。

くだ
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スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年製作の映画)

3.8

萬斎ファンなので観た。
現代人の役を演じる萬斎を見るのはめずらしい気がする。そういえば、探偵役が似合いそうな風貌ではある。(テレビドラマで「オリエント急行殺人事件」のポアロ役だった時がある)

役のプ
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

豪華キャストが気になって見たが、案外かれらの存在感は薄くて、絹子役の織田梨沙が強く印象に残る作品だった。前半に出てくる、父の記憶のなかの彼女はよかった。
あと主役陣の衣装(スーツ)がすてきだった。少女
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陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

4.4

十数年ぶりの再鑑賞。
この映画、野村萬斎を安倍晴明に配役したという功績が目覚ましい!
夢枕獏ファンの自分が言うのだから間違いない。萬斎以上に清明を演じられる人はいないだろうと思う。
あの直衣の着こなし
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

2018.1.31追記
約30年ぶりに再鑑賞。
もうすっかり忘れていると思っていたが、どのシーンもどの音楽も、どのセリフもすべて懐かしく、知らない部分は皆無なくらいだった。

いま改めて思う事よりも、
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった!SFファン(オタク?)の家人はブツブツ言っていたが、お楽しみがてんこ盛りで大いに楽しんだ。

派手めのジェダイ・バトルが見られて興奮した。
エピソード5のルークvsベイダーやエピソード
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

-

1月1日からなぜか旧作ホラーを見るシュールな正月。と思っていたら、けっこう見てる方いらした!有名な作品なのね。

子供達がレンタルしてきた「サイレントヒル」をチラ見。なので評価できず。
クリーチャーが
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

5.0

楽しい!2時間46分が短く感じたほど!
各シークエンスの尺がやけに長いなとは思ったけど、しまいにその累積量的効果みたいなものを感じるようになり、これも意味あるかも・・なんて。群衆の多さは主人の人気のバ
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.0

今回はコメディ。ホラー・コメディ?でもホラー要素が後ろに行くほど無くなってしまって物足りなかった。
不動産王クランプ氏とか、映画もいろいろパロディを盛り込んで小ネタパラダイス!最初は笑って観ていたけど
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

クリスマスシーズンの今、BSで放送されていて家族で観ました。楽しかった〜子供とワイワイ言いながら観る映画として最適!(ex:「ゴーストバスターズ」)字幕版だったのでモグワイたちの幼児英語が家族で大流行>>続きを読む

特攻大作戦(1967年製作の映画)

4.0

名優ぞろい!濃厚な「男の香り」が顔面からあふれでているヤツらばかり!ブロンソンの映画が見たくてのセレクトだったが、好みの特濃男顔がザクザク収穫できて非常に満足。
それだけでワクワクが止まらないが、さら
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度目かの再鑑賞。見るたび評価が上がっている。
特に終盤は、怒涛の名台詞、名シーンの宝庫で震えが止まらない!
「愛してます」「知ってたさ」
「ともに宇宙を支配しようではないか!」
「私がおまえの父だ」
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.5

小学生のころ、よくテレビの映画番組でかかっていたように記憶している。が、見たのは初めて。昨年末これも初めて見た「オリエント急行殺人事件」の筋立ての面白さに唸ったので、見てみた。

紀行映像としても楽し
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フェノミナ(1985年製作の映画)

4.0

再鑑賞。やっぱり好きだわ〜。昨日観た「エクソシスト」と真逆の方向性。死の見せ方、BGM、演技、どれも過剰に迫ってくる。でもそこがイイ。

ジェニファー・コネリーの「女」になる前のあどけなさが、あやうい
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひさしぶりに再鑑賞。おもしろい!
ショッキングシーンのエゲツなさは、技術的なことだけじゃなく、禁忌感を直撃する凄まじさで後発の追随にも負けていない。

悪魔祓いに入るまでのドラマの積み重ねが、悪魔祓い
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.4

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イアン・マッケランがすばらしい・・・彼を見ているだけでも価値がある。助演の子役も印象的な相貌でイアンと並ぶと絵になる。よかった。
イギリスの風景やあの時代の衣装・小物・インテリア、どれも映画の雰囲気に
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

よかったわ〜
トム・フォード監督作という事で、とにかくオシャレでセンスがいいけど疲れる映画なのでは・・・と勝手に妄想していたのだが・・・
真の上品(じょうぼん)というものを見せつけられた・・・
非常に
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画で「いいなあ!」と思ったことがふたつある。
主役のカイとヒロインのスンミがうつくしかったこと。
いい顔だし、いい動きだし、いいカメラアングルもらって輝いてる!(パンチラてんこ盛り!)

ふたつ
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どろろ(2007年製作の映画)

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妻夫木聡が百鬼丸というミスキャスト具合が気持ち悪い。柴咲コウをどろろに配役するのも然り。何がやりたかったのか…分からなかった映画。

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.3

役者がそれぞれの役にハマっていて良かった。(原作未読ゆえ比較ではないが)
菅野よう子の音楽もハマっているし好き。
しかしなんと言っても、ストーカーと化した加瀬亮がサイコー過ぎた。これキッカケで好きにな
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めがね(2007年製作の映画)

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加瀬亮にハマった時期に手を出した。が、30分ほど見たところで苦痛に耐えきれず断念。加瀬亮が出る前に見るのを諦めたのだった。
なんだかすごくカンに触る映画だった。

違う監督だけど大泉洋と原田知世が出て
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