そのじつさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

いびつ(2013年製作の映画)

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ちょっとエロいかなと期待もあったけど、まったくエロくなかったっス。

女子高生が女子高生っぽくない。能面フェイスと抑揚のない低音ボイス。
すべての感情を欠落させた彼女の心の鍵はどこにあるのか?というミ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

ストーリーは以前日本製のテレビドラマで。野村萬斎がポアロ役だった。
だからトリックなどは置いといて、映画表現や役者の仕事ぶりなどを淡々と楽しみました。

まず印象に残るのはケネス・ブラナーのポアロの造
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

爽快。まくし立てるエドワード・ノートンのナレーションを背景に、次々と現れては消えるイメージ。どれも肌触りの良くない、触れたら吐き気がしそうなものばかり。けれどなぜかワクワクする。興奮する。もっと見たく>>続きを読む

バラキ(1972年製作の映画)

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囚人服とブロンソン。
ハンチングとブロンソン。
三揃いのブロンソン。
血の絆とブロンソン。
死の接吻とブロンソン。

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

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いろいろ漫画っぽい仕様だけど、「ヴァーチャルゲームでテロリストに身内が調略される」なんて笑えないくらいイマドキ。

サーフィンと車で競い合うところはポニョ思い出した。ファンタジー感満載ディストピア。パ
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天国の本屋〜恋火(2004年製作の映画)

3.3

俳優さんは豪華だし(原田芳雄、香川京子、吉田日出子、香川照之、あがた森魚…)、主演陣の若さ眩しく輝いてるし、この映画の主軸になるピアノ曲も良く、クライマックスの花火も非常に美しい。映画館で見たならさぞ>>続きを読む

白蛇伝説(1988年製作の映画)

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大学生のころ観たらしいが、最近発掘したノートに感想が書いてあったからソレがわかるくらいで、全く覚えていなかった。どうもヒュー・グラント目当てで観に行ったぽい。

まったく関係ないが、松久淳がヒュー・グ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.0

あら!レビューし忘れ。
「サスペリア」を見てティルダ・スウィントンのマダム・ブランがハマり過ぎている!とのけ反りながら思い出した本作の天使役。

天使ガブリエルの役で、最後の審判のラッパを吹く天使なん
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二重生活(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「理由のない尾行」を修士論文のテーマにと教授に提案され、迷う主人公。だが、ちょっとした好奇心がはじめの一歩を踏ませた。そして、その一歩であられも無い他人の生活の裏側を見出してしまう。(ビルの隙間、3回>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろ…いとは言い切れないけど、好きな映画だった。

なんだかホラー映画というより、運命で惹きあった相手と出会う物語を見たような後口。邪神には違いないのだろうけど、それはキリスト教以前の地母神のよう
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サスペリア(1977年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「ヘレディタリー」の怖さを求めて「ミッドサマー」を見たところ「アレ?」となってモヤモヤしたので、本作を見た。
じつは初見で、メチャメチャびびった。
見終わったら全身倦怠感におそわれていた。(でもなぜか
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

評判の映画、娘のリクエストにより視聴。う〜ん、面白い・・かな?ってところでした。
美術のいっこ一個がかわいい、絵本から抜け出てきたような村で起こる異常な出来事の数々。
おえ〜・・えぐ〜・・と言いつつ、
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

5.0

アマプラ見放題終了目前で。もう30年ちかく前に見たっきりで、相当怖かったように思っていたが、案外落ち着いて見られた。
ダリオ・アルジェントらしい絵画的構図やライティングが美しかった。
展開がやや緩慢に
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

美しいものが好き!それしか信じない!という主人公の人生哲学ビシバシの前半も楽しい。ふだん手袋をしているのに(食事中まで)、恋した絵画に触れるときだけ素手で触るのがエロい。
人生の斜陽に差し掛かった紳士
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

おもしろかった。野村萬斎が好きなので、とにかく彼の芸に見惚れた。
滔々と流れるセリフや瞬発力のある一喝、池井戸作品常連の香川照之とキャラクター性の異なる濃い顔芸すべて最高だった。

『半沢直樹』『小さ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

なんでしょう、今まであじわった事のない面白さ。
知れば知るほど悲惨でどん底。もう底打ったと思ってもまだ下がある。その綿密かつ用意周到なクソ人生ぶりたるや。
ただしアーサーは己の置かれた状況のクソっぷり
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.3

楽しめた。北川景子ってこんな顔で絶叫するのか!という新鮮味。
細々とネタを仕込んであって都度盛り上がってくるので飽きない。

次作の予告見たからか、千葉くんこわい感じが透けてる気がする。
犯人に同調す
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いつのまにかプレミアム見放題に!と飛びついた。
うわーん、子供が犠牲になるヤツは苦手なんじゃあ。しかし今回はスケール感でかいロケが大増量でハラハラドキドキがすごい。
そこへ持ってきて、クライマックスの
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蠢動 -しゅんどう-(2013年製作の映画)

3.1

平岳大めあてで。以前NHKドラマ『塚原卜伝』に出ていた平岳大を見て、なんて月代の似合う美丈夫!と一目惚れ。そんな自分にピッタリの映画を見つけて喜んで見た。

平岳大のいる画面はすべて美味しく堪能いたし
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女王蜂(1978年製作の映画)

3.4

子どもの頃テレビで見て震え上がった時計台の歯車シーン。血しぶき初鑑賞は金田一シリーズでした。
あやしいエロシーンでは身の置き所に困ったことも懐かしい。

いま見ると・・・岸裕子の着物の襟元くつろげすぎ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

金曜ロードショー。本作はもう何度目かだけど、子供といっしょに見るのは初めて。

初めて見る人といっしょだと、また新鮮で楽しい!

ちょうどマーティと同年代の子供たちと見るBTFは、面映くもニヤリとして
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

3.2

インチキ心霊現象をあばく活動で出版や放送を行っているグッドマン。本物の心霊現象など存在しないことを証明しようとする彼は、自分が影響をうけた先駆者・キャメロン教授に会う。ところが過去の業績を否定し、心霊>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.5

ポスターのビジュアルとはイメージが違ったけど、おもしろかった。
原作の磯田先生(一瞬だけ出演)の語り口が生きてるかんじで、淡々としている。書状が役人のあいだを行き来する様や小判換算率などの詳細な話も面
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エル ELLE(2016年製作の映画)

5.0

Amazonプライムの作品紹介文を鵜呑みにして観てみたら、ぜんぜん違っていて、面白かった!ミスリーディングをさせる為の釣り文句なのか。

世間的な好奇と蔑みの目にさらされてきた女性ミシェルが、他者にも
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

無人島で自殺しようとしている青年の目の前に、死体が流れ着く。
死体は青年を無人島から連れ出し、彼ら(?)は故郷をめざし歩き出す。

おもしろかった!
いささかリリカルで内向的な青年のひとり語りの趣があ
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.9

ロボット開発の研究者アレックスは10年ぶりに故郷にもどってきた。大学の研究室に招聘され、ロボットを完成させるプロジェクトに取り掛かる。

作るのは子供のロボットで、その個性を構成する性質や感性をデザイ
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

公開当時見てヴァーホーベン好きになった作品。
こんなにエグ味が強いのに爽快な気持ちになれる作品ってナンヤねんって夢中になりました。

澤井健の「サーフサイドハイスクール」でパロディシーンが出てきて鼻水
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.8

これ学生時代にテレビ放映で何度も見ました。ひっさしぶりに見たけど面白かった〜。
CGという言葉が定着する前の1990年公開。当時のクリエイターが凝りまくった特殊効果満載の作品。
特殊メーキャップのロブ
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ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(2009年製作の映画)

3.0

なんとなく見てみたら、懐かしい系アクション映画でわりと満足した。
ベガ役のマクドノーさんは「デスパレードな妻たち」や「Xファイル」でお目にかかった事がある、金髪碧眼の悪役のフレームにハマっているようで
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.8

燃える映画!タイトルと出演者を聞いただけでアドレナリンが吹き出しそうだ。「怪獣大進撃」的なワクワク感。

爆弾テロの予告電話によって1500人が人質にとられた!新幹線集中指令室の宇津井健と、運転士の千
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わんぱく王子の大蛇(おろち)退治(1963年製作の映画)

5.0

すばらしいぃぃぃぃぃぃ(ToT) 自分の記憶にあるのはこの10年ほど後の東映アニメになりますが・・・この洗練されたデザイン性、迫力のあるカット割、スピード感、舞踊のしなやかで美しい演出、子供・動物の動>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

おまたせしましたっ!と言わんばかりに最後に登場するホテル。うわあっ長い前フリだったな…と思わず呟いてしまった。

悪くはなかった。新要素として投入された人々と主要人物たちの異能力バトルのシークエンスは
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ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

3.2

竹内結子のクールビューティが見たくて。
長いシリーズの中の1エピソードの映画化なので、本作のみだと色々と唐突に感じる所も多い。

だからか本エピの主要人物である大沢たかおや染谷将太の行動原理の方がよく
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不能犯(2018年製作の映画)

3.0

貞子を思わせる土気色の顔と俯いた角度からの上目遣い、松坂桃李の凶悪不気味フェイスがこの映画の見どころ。つり上がった口角、ボサボサの前髪、キャッチーな禍々しさ。

ヤスケンさんのボサボサ前髪の奥の分厚い
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.6

わはは、菅田くんの持ち芸が生かされたコメディでよかった。
銀魂とほぼ同時期なんだ。

明烏ではもひとつ燃焼不足に感じたけど(キレてましたが)、この帝一のいでたちやマンガちっくなキャラ付けが菅田将暉とい
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.6

武内監督はラブコメディがうまい。のだめカンタービレでその手腕に感じ入り、テルマエロマエ、翔んで埼玉とみてきました。

吉本新喜劇もビックリの思い切ったシバきギャグと、ジーンと来るシーンの合わせ技でやら
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