すみさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.0

ゲイとか関係なく、人が人と関わって一緒にいられることは本当に素晴らしいことだなと感じた。
誰もがその人らしく、ありのままで生きていける世界に、ちょっとずつちょっとずつなっているのかな。

中学生も惚れ
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明日の食卓(2021年製作の映画)

4.5

子育ての正解ってなんなんだろうか。
親が子を「愛する」ってどういうことなのだろうか。

親が自己犠牲をすれば子供はそれを感じ取るし、向き合わなければ心を閉ざす。理想を押し付ければ順応してナメてかかるし
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.0

若い頃の田辺誠一目当てで視聴。
この映画の雰囲気がものすごく好き。

家族ってなんだろうなあと考えた。
当たり前だと思っていた家族がいきなり壊れることもあれば、思いもよらぬ形で擬似家族として幸せを作る
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.5

クスッと笑えるコメディ会話劇。
伏線がどんどん回収されていくところが気持ちよかった。
最後のプラネタリウムのとってつけたようなチープ感は嫌いじゃない。綺麗にまとまっていたから、エンドロール後の別の可能
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乱暴と待機(2010年製作の映画)

3.4

気持ち悪いけどかわいい映画。
共依存。相対性理論の主題歌がカオスな世界観にぴったりだった。
「あなたのためには死ねるけど、あなたのせいでは死にたくない」
「永遠の愛は信じられないけど、永遠の憎しみは信
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.2

ゆれる、というタイトルが見終わった後にスッと入り込んできた。
記憶の、感情の、善悪の、信頼の、いろんな狭間で「ゆれる」。

大切なことが何一つ明かされない。
全てが受け手に委ねられる。何度も見返したい
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

時系列が一年ずつ過去に遡って行くから、
終わりがくるとわかって見る幸せな時間がすごく切なかった。好きだったはずのところが嫌になる。
毎年同じ日を遡る中で、変わらないものと変わってしまったものがうまく表
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.9

笑ってスカッとして時々ハッとする、
最高のエンターテイメント。
長澤まさみ大好き。

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.2

Filmarks試写会にて。

大切な人の死というものは、受け入れるのに時間がかかる。

すみれが居なくなって時が止まっていた真奈が、気持ちに区切りをつけて、再び前を向けるまでの心の変化が丁寧に描かれ
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.4

自分自身が満たされていないと、本当の意味で人のことを考えたり、守ったり、幸せにしたりはできない。
そういう意味で、強い人というのは、まず自分を大切にしているし、自分を満たす方法を知っているし、だからこ
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.3

「大事なのは誰を好きかじゃない。誰といる自分を好きかということだ。」
恋愛漫画でも指折りの名言では?
クリープハイプの愛の点滅がすごくあってる。

デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.5

大学の時、物腰柔らかな優しい男の子が、「これ俺の1番好きな作品なんだけど、よかったら。ほんとに面白いから!」ってDVDと漫画を全巻貸してくれた。
まさかの隠語と卑猥な言葉盛りだくさんで、その子の二面性
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.5

再視聴。世界観が好き。
前見た時よりも夢中になれた。
二階堂ふみは幼気なのに艶やかで、大杉漣がひたすらダンディ。

BLEACH(2018年製作の映画)

2.8

田辺誠一の浦原さんかっこいい。
真野恵里菜の織姫かわいい。
杉咲花すきだけど、ルキアはあまりハマっていないように感じた。
酷評だったけど、想像よりは面白かった。
織姫とかの能力覚醒しないまま終わったけ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

見終わった後にしばらくぼうっとしてしまった。
中盤あたりから、三上がどうか報われてほしい、幸せでいてほしいとずっと願ってしまっていた。
前半が思うようにいかなくて苛立っている反面、後半の自分の出生に触
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

庶民が貴族に影響を与える話。
自分の意志を持って自分で決めて人生を生きてる人は輝いて見えるよね。

一見何不自由なさそうな貴族も貴族なりの悩みがあるんだな。
レールをなぞる人生は楽なように見えるけど、
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.4

前半のテンポが良かった。
あと、エンドロールで進みすぎ。笑

てっきり気づいてて付き合ってるんだと思ったけど、そこは騙されてたのね。
みなとの潔癖症がなにか伏線になるのかなと思ったら、特に活かされずで
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胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

3.3

白石聖かわいすぎ。
アイズ伊織ちゃんのイメージが強かったけど、ちょっとパワフルでお転婆な役も可愛い。

有馬役の男の子、声が特徴的。
最初気になったけど、最終的には味があって素敵な声だなと感じた。
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母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.0

私には受け入れ難い映画だった。
毒親の母親と縁を切ったけど、あることがきっかけで、母さんと親子としての関係を取り戻そうとする息子の話。
仲間の優しさにふれて、自分を顧みたからこそ、嫌いだった母さんと再
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.5

吃音症を持つ女の子と音痴な女の子の話。
喋りたいのに喋れない、歌いたいのに歌えない。お互いに根底は同じコンプレックスだから、仲良くなれたのかな。

南沙良をはじめ、主要人物全員演技が自然ですごかった。
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

感情のボルテージが上がっていく演出や、過去と未来が行き交う繋げ方に引き込まれた。最後の台詞叫ぶシーンほんと好き。
音楽もいいから、劇場で見たほうが心に残りそう。

何の根拠もない言葉が、自分の背中を押
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転がるビー玉(2019年製作の映画)

3.5

何者かになりたくてもがく時期。
頑張ってもなかなか結果が出なくて、でも諦めることもできない。そのうち慣れが停滞させて、なあなあになる。まさに、どこにも行けない私たち。

ルームシェアって、辛い時に寄り
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想影(2016年製作の映画)

3.0

高杉真宙の透明感すごいに尽きる。
クラスにいたら好きになるね、、、。
ずっと言えなかった言葉を伝えておしまい。伝えられなかった言葉って、ずっと突っかかるもんね。
こういうカミングアウトって自分がスッキ
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.7

エンドロールでぼろぼろ泣いてしまった。
人を好きになるという気持ちの、なににも替え難い尊さ、素晴らしさ。

どう受け止めたらいいか分からないながらも、1人の人間として大切だからこそ守りたかった。ただそ
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.7

芳根京子目当てで視聴。
なんとなく見てみたら面白くて食い入るようにみてしまった、、。

土屋太鳳は今まで素直でいい子な役しか見てなかったから、ニナみたいな高飛車で傲慢な女の子役が見れて新鮮。こっちの方
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犬部!(2021年製作の映画)

3.5

地元の大学が舞台ということで視聴。
北里大学をはじめとして、十和田の町が出てきて嬉しかった。源たれも。
損得勘定抜きで信念に沿って行動できる人って強い。そういう人って、したいことがどれだけ夢物語でも無
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.7

親子共依存の話。
男から見放されても、親から縁を切られても、子供だけは自分を絶対裏切らない。
それをわかっているから絶対に手放さないし、自分以外の世界を知らせたくない、支配下に置きたい。
子供のために
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(2017年製作の映画)

3.9

元恋人同士の再会。
沈黙の気まずい感じとか、盛り上げようとして唐突に喋っちゃったりとか、すごいリアル。
久しぶりに会ったことで元鞘になるわけでもなく、大きな変化やロマンチックな出来事があるわけではない
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

最後のシーンがほんと忘れられない。
堤真一と松雪泰子。ガリレオシリーズで一番好き。
______________

物理学者はそこに自分がどう影響するかまでを考える、数学者は自分はあくまで俯瞰者で影響
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスというよりはヒューマンもの。

ひかりちゃん、中学生で出産を経験したら、そりゃ世界を見る目も変わってしまうよね。好きな人との子供を産むって本来はとても喜ばしいことなのに、親族は誰ひとり喜んで
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空白(2021年製作の映画)

4.2

明確な悪がいない。だから、怒りの矛先をどこに向けたらいいかわからない。わからないからますます苛立つ、そのうちに執着になり、それ自体が目的になってしまう。

重くて苦しいテーマだけど、少しの救いがあって
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.3

浜辺美波も可愛いけど、川栄李奈が可愛かったなあ。TWICEのI WANT YOU BACKもポップでキュート。すぐダウンロードした。

L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。(2018年製作の映画)

3.2

横浜流星も杉野遥亮も好きだから眼福だった。話の展開は前作の方が好き。
漫画原作の実写化を久々に見たけど、やっぱりおおまかな話が分かってる分リラックスして構えずに観れるから好き。

千年女優(2001年製作の映画)

5.0

2022.1.29 再視聴

何回も見ているのに見るたびに好きになる作品。

目まぐるしい映像美。今見ているのは映画の世界?それとも、千代子の回想?それとも、客観的事実?
全部が入り混じって分からなく
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「ゆっくり時間に殺される」
この言葉にはっとさせられた。

1話目
理屈抜きでどうしようもなく惹かれるときってあるよね。男の人の優柔不断さがリアルだった。結局オチは忘れられない女にいくのかよ、と思った
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空気人形(2009年製作の映画)

4.0

「いのちは、自分自身だけでは完結できないように作られているらしい」
「あなたの栓はどこ?」

最初から最後まで、ずっと寂しい映画だった。
寂しさ、やるせなさ、悲しさ、諦め、苛立ち、そんなものたちをぎゅ
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