【原子力を背負って屋上で笑う】
「バック・トゥ・ザ・シアター」での上映にて。劇場でみるのはたぶん初公開以来。
作りが薄くユルユルな全体の印象は変わりませんが、自分の映画の見方がうん十年で変わってい>>続きを読む
【ドーピング・ドリームチーム】
70年代ソングがオイシイ!と聞き、みてみましたが、その点は評判通り。特にチェリー・ボムをそこで使うか!と感心した。
大量殺戮やらないと娯楽を紡げなくなっている所は相>>続きを読む
【牧神のいない午後】
最近、DVDで。守ってますねーデ・パルマ芸健在だ。
なぜ舞台がドイツ?と思ったらこれ、ドイツ/フランス映画なのですか。古風なデ・パルマ芸はもう、ハリウッドでは撮れないのでしょ>>続きを読む
【袋小路ブラックスタジオ】
Netflixにて。予備知識なく見ていたが、あ、これ舞台劇原作かと途中で気付く。
後で調べたら“アメリカの黒人シェイクスピア”と呼ばれた、オーガスト・ウィルソンの戯曲を>>続きを読む
【鏡よ鏡、娘を捧ぐから私を映しなさい】
キネ旬シアターにて。ちょっと堅苦しく独り言ぽかった。
監督のトラウマとなった実体験の映画化ですが、この辺りが限界だったのか。また演出に華がないですね。あえて>>続きを読む
【歩こう歩こう私は元気】
キネ旬シアターにて。題材、素材はよいし、子供たちの真直ぐさは逞しくも微笑ましい。でも作りは引っかかりました。生活にカメラが寄り添うというより、カメラに合わせ画を作っている印>>続きを読む
【インドでリンチがヘビおんな】
才能については親の蛍の光り程度のジェニファー・リンチ監督が、蛇女映画を撮ったとは随分昔に知り気になっていましたが、とっくにDVDリリースされていたんですね。しかもコレ>>続きを読む
【ウェスにーランドでおもてなし】
キネ旬シアターにて。今回のウェスには嵌った!彼の頭にある幻想、悲喜こもごも思い出の欧州を箱庭化してみせたと。
お菓子からファシズムまで、可愛らしくも切実、豊かなウ>>続きを読む
【幕をおろすな】
リタ・ヘイワースが咲き誇った頃の作品ですが(『ギルダ』の前作)、私はまず、マーク・プラット見たさでレンタル。
彼は当時、バレエ・リュスのダンサーでしたが、ハリウッドから声がかかり>>続きを読む
【愛は潜伏する】
原作に興味が湧き先に読みました。1967年作の児童文学だと忘れるような、新鮮な療法的作風に驚き、途中から面白さ加速で一気読み。これを米林監督の感覚で今、ジブリで映画にするとは鈴木さ>>続きを読む
【必殺ディープスロート!(笑)】
核の問題などまともに込める気はなく、単純に怪獣映画を作りたかったのね、と見え透いたのでそう楽しもうとしたけれど、出てくるのはどこかで見た画や演出ばかり。橋の襲撃は『>>続きを読む
【女はつらいよ ワジダわが道をゆく】
面白くて岩波ホールで2度見したものの、感想まとまらず時間経ち…DVDで再見。
表向き、自転車を欲しがる少女の小さなお話ですが、木を見て森を知る映画になっていま>>続きを読む
【熱い色を消さないために】
やっとみました。劇場の大きく鮮明な画面でみて正解。人物アップばかりの距離感でこそ伝わる感情に共振。こんな大アップで盛大に鼻水垂らす女優って初めて見た気もするけど。
挑戦>>続きを読む
【おっぱいだけは、まるっとお見通しだ!…けどなぁ】
<未体験ゾーンの映画たち 2014>でみ逃し残念、と思いDVDレンタルしたら…いや、劇場行かず正解。
冒頭以外の脚本を一般公募し、その中からコラ>>続きを読む
【ノトリアスなノイズの先に】
中古DVDで何となく、見つけたので久しぶりに。
小さなお膳立てで最大効果を狙ったヒッチの佳作。おいしさの種類は幕の内弁当より丼ものに近く。たとえが悪いか(笑)。しかし>>続きを読む
【けっきょく悪は悪のまま】
後から知りましたが、製作はジョー・ロスなんですね。アリスやスノーホワイトやオズをバトルモードで改悪してきた人。それじゃ新たな面白さなんて生まれる筈もないか…とこのどこか寒>>続きを読む
【伊福部昭音楽祭…打ち震えてきました。】
(当時)昨年の「名作シネマとオーケストラ」での『サイコ』上映+演奏が素晴らしかったので味を占め、このデジタルリマスター版の上映+東京フィル生演奏も(http>>続きを読む
【じつは格差BLだったのか(驚)】
首都圏では限定上映だったのが、ぽつぽつ上映館増えたのでみられました。
若手の元気なダンスが楽しめればいいや、ほどの気持ちで臨んだら、ボリウッドらしい捻りがズドン>>続きを読む
【誰しもの箱庭】
これは(当時)昨年のフィルメックスでみたのですが、寝不足うつら鑑賞という勿体ないことをしてしまったため再挑戦してきました。そして稀有で、貴重な映画体験となりました。
70年代のカ>>続きを読む
【やさしきリベンジ】
や~、潤いました。
ボリウッド特有の辛味がなくスッキリ進む展開がまず新鮮。そして主人公シャシの道しるべとして登場するアミターブ・バッチャンの適度な使い方にチョー感心。前半この>>続きを読む
【打たせぬ気なら盗んでやる】
これは劇場行けずレンタルしましたが、正直それで十分でした。
ちょっと『フィールド・オブ・ドリームス』に近しい匂い。これは、野球を神話にしておきたいアメリカ人のためのフ>>続きを読む
【はえーよ】
劇場行けずDVDにて。
でも見せ所は大雑把な作りのCGだし、煌びやかなダンスもなかったので、大スクリーンでなくともあまり残念感なし…これいいのか悪いのか(笑)。
テルグ語映画だそう>>続きを読む
【ニューヨーク駆除物語】
最近懐かしネタが増えてうれしい、ツタヤ発掘良品レンタルにて。
80年代バイオレンスをお安く幕開けたカルト作。10代の頃、仲間内でそこそこ話題になりました。バイオレンスやり>>続きを読む
【はじめてのはらわた】
世界で初めてスクリーンにはらわたを見せたという、ハーシェル・ゴードン・ルイスのゴア映画第一作。
むっちゃ、やっすいでえ!
何でも、監督が泊まったモーテルにたまたま置いてあ>>続きを読む
【セカイを閉じる少女王 】
これ劇場行きました。入場者特典でフィルムもらいました。…一瞬、人としてイケナイ場所に踏み込んだ気がしましたが偏見でしょうか?
映画は面白く、冷ややかな力作でした。
前>>続きを読む
【女子中学生でまわるセカイ 】
各キャラ個々の物語を一見、オムニバス風につないでゆく構成の本作、この後編では杏子編をプロローグ的に語り始め、すべてが明かされるほむら編を経て、まどか編でまとめています>>続きを読む
【絶望に裂けるたまご】
TV版面白くてイッキ見し、総集編も気になりDVDにて。
画の質はTV版より上がりましたが、連続ものだからこそ生きる語り口が消えノンサスペンド、平坦になったのは残念。
構造>>続きを読む
【神を信じるデビルマン】
ドゥニ監督は前作『灼熱の魂』の印象が強く、今回の舞台もてっきりカナダと思ってみ始めたらどうも違う(笑)。ペンシルヴェニア州のお話で、ロケもカナダでなくジョージア州で行ったフ>>続きを読む
【ジェーン・ラッセル不足】
先日、1930年代の飛行ショーを描く『翼に賭ける命』をみていたら思い出し、ちょうど中古DVDで見つけたのでつい、買ってしまった。300円だったかな。
お話は紋切り型の上>>続きを読む
【セルロイドのたからもの】
劇場では初体験です。
今では滅多に見なくなった、モーションピクチャー(motion picture)…動く絵画としての原初的な楽しさと、ただただ元気だった頃の宮崎キャラ>>続きを読む
【狂い枯れる切り花】
ウディ・アレンにはいつでもみられるしなー、という軽い印象があって、気づけば『タロットカード殺人事件』から後、ご無沙汰でした。
本作はバーナード・マドフ事件が元ネタらしいことと>>続きを読む
【FOOL & SOUL】
これは少し前の『ソウルガールズ』に登場した、ソウル狂のアイリッシュが印象に残ったので思い出し、久しぶりに再見しました。
アラン・パーカー良作のひとつですね。ダブリン貧困>>続きを読む
【セカンドインド】
DVDレンタルにて。
英国エルダーズがインドで第二の人生を見つける大人のおとぎ話…と書くと紋切型ですが、ちょっとキレイに流れまとまりすぎるのでそう感じます。
長編原作を刈り込>>続きを読む
【ガーリーよりチャイルディッシュ】
DVDレンタルでしたが、それで充分でした。
やりたいことはわかるし、面白いトーンが醸されてノセられる部分もあるけれど…やっぱり、こんな危なっかしい少女二人の殺し>>続きを読む
【ショパンの「別れの曲」がそう呼ばれるわけ】
ショパンの「練習曲作品10-3」は映画でもよく使われており、私は今回『心のともしび』でのそれが印象的だったので、曲の成り立ちを描く本作をみようと思ったの>>続きを読む
【海鳴りは“スパック”とは囁きません(笑)】
ツタヤ発掘良品で見つけ、懐かしのスパックロマンキター!と早速借りました。
子供時代、何の映画をみたの?と聞かれ「○が人を襲う映画」と答えていた頃の一本>>続きを読む