てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

久々に鑑賞したフレンチミステリー。

きちんと全編注意を払って見ていないと、時系列が前後するのでやや複雑なのと、アメリカ映画のように分かりやすくクライマックスを盛り上げていないので、若干勿体無い気もす
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.0

ホラー映画は、基本、大好物だけど、無意味なグロ描写やスプラッターだけが続く作品は苦手なんで、ずっと避け続けてきた本作品。だけど、ここの皆さんの評価が平均点以上なんで、思い切って恐る恐る鑑賞・・。

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真犯人(2019年製作の映画)

3.5

キャストは地味ながら、中々スリリングな展開のマーダーミステリー。

一瞬とも目を離せないとはこの事で、時系列が頻繁に前後するし、真犯人に辿り着く重要なキーワードが登場人物からいつ飛び出すか分からない。
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

5.0

FODで配信されているクリスティーの代表作のひとつ「アクロイド殺し」の三谷幸喜脚本によるリメイクドラマ「黒井戸殺し」が面白かったので、2015年東京ドラマアゥード(NHK・民放連が海外番販の促進を主目>>続きを読む

遠い日のゆくえ(2011年製作の映画)

1.0

Amazon Prime Videoの無料視聴期限が切れるので、慌てて鑑賞したが、久々に全く受け付けない作品を見てしまった!

よくよく調べてみたら、映画ではなく、WOWOW製作のドラマであったことに
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理由(2004年製作の映画)

2.5

原作を読んだのは、もう十年以上前・・。細かい内容の部分はすっかり忘れていまっているが、それでも、’現代社会では、実際に血の繋がりのある肉親より、孤独な者同士の、言わば、赤の他人との絆のほうが強く確かな>>続きを読む

パパロッティ(2012年製作の映画)

3.3

なるほど、タイトルが「パヴァロッティ」ではなく「パパロッティ」なのは、ちゃんと意味があるんやね。

これは実話をベースにしてるというけれど、韓国実話物あるあるとしては、「カエル少年失踪殺人事件」みたく
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.5

原作は未読。エレベーター内の1シチュエーションスリラーかと思っていたら、唐突にストーリーが、坂道を転げ落ちるように、そう、タイトルの如く、悪夢のような展開になっていくのには驚いた!

内野聖陽、佐津川
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私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)

3.5

台湾映画で、このような良くも悪くも王道路線の青春ラブコメディってのは初めて見た。

ヒロインの高校時代の初めの部分は、あまりにも少女漫画チックなベタな笑いのシーンが多すぎて微妙だったんだけど、中盤で彼
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唐山大地震(2010年製作の映画)

3.4

「芳華-Youth-」のフォン・シャオガン監督作品ということで視聴。

なるほど、「芳華」同様、1976年に実際に起きた大地震を題材とし、一家離散してしまった母と双子の子供たちの繋がりや、再会に至るま
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配達されない三通の手紙(1979年製作の映画)

3.5

エラリー・クイーンのミステリー小説「災厄の町」の映画化。FODで視聴。

1970年代の邦画の探偵物と言えば、どうしても市川崑監督の横溝正史シリーズばかりが思い浮かんでしまうが、このようなアメリカのミ
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シラノ恋愛操作団(2010年製作の映画)

4.0

これは、なかなかの当たり作品。

資金繰りに困っているプロの演劇団員たちが、副職として、依頼人の恋を成就させるために、時には雨ふらしのような大がかりな機械を使ったり、時には団員がオトリとなって依頼人が
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.3

なるほど、リー・ワネルの脚本&監督作品か。出演者に、メジャーな俳優は起用していなくても、アイディア勝負。

近未来、幸せな夫婦が突然の車の故障で転倒事故。そこに集まってきた謎の集団に妻は射殺されてしま
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

毎月のように新規レンタル作品として登場する、B級・C級クラスのディザスタームービーだろうと高をくくっていたら、物凄い迫力で巨大竜巻の恐怖を描いていて驚いた!

最新のVFX技術で、違和感がない史上最大
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

まずは、1980年製作のキューブリック監督の「シャイニング」を事前に鑑賞していないと、ユアン・マクレガー演じる主人公のトラウマや苦悩、そして、何と言っても、クライマックスの雪山のホテルのシーンとの繋が>>続きを読む

後悔なんてしない(2006年製作の映画)

4.0

LGBTへの理解が、お国柄ずっと遅れている韓国において、ゲイである事をカミングアウトされたイソン・ヒル監督が脚本も執筆し、世に送り出した秀作。

正直、ストレートの自分には、やや厳しめのリアルな性描写
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.0

作品としては、凄く良いんだけど、何だか、ドラマチックな展開のてんこ盛りで、ちょっとお腹いっぱい。

15年前に家庭内暴力が酷かった父親を轢き殺して服役した母親が、突然、3人兄妹の元に帰ってきた・・。長
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俺も行く(2004年製作の映画)

3.3

DVDの画角も4:3で画像も汚いし、2004年製作と16年も前の作品なので、昔の韓国コメディ映画によくあるドタバタとしたギャグも滑り気味のものかと思っていたが、これが中々面白い!

売れない小説家が、
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ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

2.5

残念ながら、イマイチ自分にはハマらない作品でした・・。

奈良県五條市を舞台にしてるってのは、どこか旅情を感じさせてくれていい。

第二部の柿農家の青年と韓国から来た女優の出会いと別れのエピソードは、
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.5

フジテレビの「ザ・ノンフィクション」は、毎週、欠かさず見ているが、このシリーズは、沢山の作品群の中でも、最も心に染み入る物のひとつ。

監督の住友直子さんには、このシリーズの前、2008年頃にご自身が
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

5.0

アガサ・クリスティのミステリー小説は、ほぼ全作読破した。

その中でも、一番好きなのが「ナイルに死す」。その映画化と聞けば、見ないわけにはいかないし、ましてや、監督が「タワーリング・インフェルノ」、ま
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

4.0

ウィルス感染、そしてパンデミック時の国軍が銃器の使用をもってしてでも強制ロックダウンを計ろうとする状況の恐ろしさを、まざまざと見せつけられるディザスタームービーの力作。数百人規模のエキストラを動員し、>>続きを読む

権力に告ぐ(2019年製作の映画)

2.0

巨大な国家権力や政治と癒着する財閥に立ち向かう熱血漢の検事・弁護士・刑事・・といった韓国映画あるあるテーマを扱った作品は、8割方アタリなんだけど、この作品は自分にはハマらなかった。実際に起きた事件の映>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

大前提として、時を超えて20年前の世界に生きる人物と唐突に電話で繋がるっていうスゲえ設定に、きちんと乗れる否かで評価が分かれると思う。

正直、自分は、どうしてもその部分が気になり、しかもパク・シネ演
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

5.0

「キャリー」で一躍有名となったブライアン・デ・パルマ監督の美学が結集されている傑作サイコサスペンス。原題のDressed to Killは、ヲチの意味も含めて真に秀逸。

デ・パルマならではの、二分割
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

2.0

ちょっと狙い過ぎてるなあ。曜日毎に人格が変わるという多重人格=解離性同一性障害の主人公という攻めたテーマを持ってきている割に、最後までストーリーに盛り上がりがないので、自分としては、やや退屈でした。>>続きを読む

パッション(2004年製作の映画)

3.5

むむむ・・。やっとレンタルして見る事が出来たが、なるほど、評判通り、なかなかチャレンジングな作品。

イエス・キリストの時代に使用されていたとされている古代アラム語で全編台詞が構成されているというこだ
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スパイな奴ら(2012年製作の映画)

3.3

キム・ミョンミン主演作。2012年製作だけあって、若い、若い。彼は、終始シリアスな熱血漢のような役どころもいいけれど、今回のちょっとひょうきんなキャラを演じさせても上手いです。

韓国に潜入している北
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世界で一番美しい別れ(2011年製作の映画)

3.2

末期の子宮癌が母に見つかったことにより、これまでバラバラだった家族が心を通わせるようになるという展開は、一見、お決まり路線のようだけれど、痴呆症を患った義母の存在を加えることでアクセントが効いていて、>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭観客賞受賞作品。韓国映画界の鬼才キム・ギドク脚本にしては分かりやすい。

ブラックユーモアな作品でありながら、最後に怒濤の感動シーンが押し寄せ、メッセージ性が非常に強く主張されている事に
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.7

つい先日、Netflixで見たばかりの「海底47m」の第2弾。

いやあ、こっちのほうが断然面白くなってる。湖底に沈んだマヤの遺跡群の不気味さもさることながら、灯りのない世界で巨大化した真っ白な目をし
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

大ヒットしたのも納得の超面白パロディコメディー。二階堂ふみの男役には無理があったけど、Gacktと伊勢谷はハマリ役。独特な映像美や凝った照明など、連続ドラマ「電車男」「ルパンの娘」の武内英樹監督らしい>>続きを読む

父、山(プサン)(2009年製作の映画)

1.0

こりゃあ、また、酷い映画を見てしまった!

ジャケ写で勝手に父子のほのぼのとした感動ストーリーと思いきや、冒頭から最後まで、執拗なまでに殴る、蹴るの暴力描写が続くという、一番嫌いなタイプの映画。

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セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まさか、伊勢谷友介の監督作品とは・・。

いやあ、ベストセラー小説の映画化とは知らなかったが、視聴者に色んな要素を投げっぱなしの、誠に不親切な作品。

セイジは、実際のところ、連続殺人犯だったのか・・
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

これはお見事!ユーモラスな世界観を表現しながらも、最後にはしっかりとメッセージ性も入れ込んでくるという巧の業。

聞いたこともない、ニュージーランドの監督が、脚本も、そして、とぼけたヒットラー役で自ら
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コインロッカー(2015年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

事前にYahoo!評価が低かったので覚悟していたものの、やはりつまらん出来。

主人公のギャンブル中毒の夫、クズ過ぎるし、妻も妻で、ヤクザにレイプされそうになって刺した後なら、とっとと子供連れて遠い街
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