1997年だから実に22年前、9歳だか10歳だかの時に観て、なんかラスト・シーンは雑にまとめおったな、当時でさえ思った覚えがある。
エドガーの皮を被った状態の宇宙人の造形がすごく気持ち悪くて、かつ、>>続きを読む
タイトルからしてとても面白そうに見えなくて、劇場もガラガラで、あー『アラジン』にしておけば良かった、と思いながら観たけれども、その実、震えるほど面白かった。小・中学生の頃に出会いたかったと思わされるよ>>続きを読む
偏屈なおじいさんが家族以外のコミュニティに居場所を見つけて心を開き、最終的に英雄的な行為を遂げる話…というのには留まらない、不気味さとか、不自然さがあって、思ったより心に残る映画だった。ラスト・シーン>>続きを読む
『アメリカン・スナイパー』観てなんか、やだな〜と思って以降クリント・イーストウッドは苦手だったけれども好きな人は好きというので気になって観てみた。なんかこう、迫力のない『アルマゲドン』というか、投げや>>続きを読む
最早マイケル信じれる要素なくない⁈と思うほど、現実味に溢れるドキュメンタリーだった。
ウェス・アンダーソンの映画は、なんとか、不器用な主人公たちが、お互いにralateし合おうともがいている様を描いているようだ、と書いているのを読んだことがあって、なるほどな、と思ったことがあるけれども>>続きを読む
急にニコラス・ケイジの顔が見たくなって見た。多分初めてみたのは2000年当時なので19年ぶりに見た。当時は10代はじめとかだったのでよくわからない部分も多かったろうと思うけれども、ラストシーンの語りあ>>続きを読む
5-6回目で観た。5月病のような状況になって、鬱々とした毎日を送っているけれども、久しぶりになにか大切な物事を思い出したような気持ちになった。そういうことは時々あって、鬱々とした気分の時にふと久しぶり>>続きを読む
3回目くらいで観た。最初に観たのは高校生だか大学1年生だかで、なにかとんでもないものを観ているというか、『トレインスポッティング』よりすごい、と思った。それでいて、主人公になんとなく共感しないでもない>>続きを読む
classicなipodがすでに若干レトロなお洒落なアイテムに感じられるのが時の流れを感じた。Apple Musicとかspotifyにロマンを感じない理由がわかった気がした。ライアン・ゴスリングの『>>続きを読む
リチャード・リンクレイターの現時点での最新作っぽい。すごく深みのあるいい映画だと思った。ただひたすらありのままの真実を伝えることが何よりも大事なことなのか、ということは、時々考えさせられることがあるけ>>続きを読む
『裏窓』には、引きこもりながら観ていたいような、変な心地よさがある。あと、主人公の脂ぎって若干体つきがおじいさんっぽいうえに、裏窓から近所の人々の生活ぶりを観てにやにやしているのにもかかわらず、壮絶な>>続きを読む
悲惨な雰囲気の電車、奇妙な顔立ちの乗客、トランクから溢れ出す砂…という謎めいたアート映画風の出だしからなんとなく面白くて、全編に渡って奇をてらった感じが続く不思議な映画だった。ウディ・アレンの映画には>>続きを読む
たまにはNetflix以外で映画を見たいものよと思って見た。意外と面白かった。この主人公の、リバティーンズのカールのようなポール・マッカートニーのようなおっさんはどこかで見たことがあるぞと思ったら『欲>>続きを読む
なんだかんだ半年越しで3部作を全部観た。今まで以上に暗く(なんだかんだ1作目が一番おもしろかった)、ひたすら絶望感があって、なんかこう息苦しい。ヒロイン役の人が毎回なんかキャラが薄い感じだ。悪役のマス>>続きを読む
絶望的になってNetflixで適当な映画を見ている時に見た(Louis CKがネタにしていたのが気になっていた)けれども、意外と爽やかな後味だった。マシュー・マコノヒーのねちこい演技がすごいのと、チャ>>続きを読む
全然興味なかったけどあまりに評判が悪かったので観てみたら、意外と面白かった。酷い人生の話、という趣があった。なんで今さらモートリー・クルーやねん、という風評があるけれども、この、誰のためでもなくホテル>>続きを読む
『アトランタ』のドナルド・グローヴァーの、何もかもにうんざりという感じの表情が思い出されるような映画だった。ヒッチコック的な抑制された不気味さのある前半はすごく面白かったけれども、後半はなんか雑にまと>>続きを読む
ロマンチックコメディの金字塔ということで、『ブリジット・ジョーンズ』的なものかと思っていたけれども、人工甘味料漬けの『マグノリア』とでもいう感じの、上品さのある作品だった。みんな、頑張ってる、という感>>続きを読む
『2』を観て、フラッシュバック的に使われる『1』の映像があまりにも格好良かったので、久しぶりに観てみると、やっぱり傑作だったんだなと思わされた。車に轢かれて、なんの怪我をしていない自分に一瞬おどろくけ>>続きを読む
20年の時の流れを思わされる映画だった。綺麗に年をとったユアン・マクレガーと、ほぼ変化のないスパッドに比べて、シック・ボーイは痩せて、不健康な感じになっているし、フランクに至っては連続殺人鬼のような雰>>続きを読む
主演の二人が実の兄弟というのが微笑ましい感じがしてよかった。映画のテーマとしては、ものすごい成金のドラ息子が、自分の魂をさらけ出す感じの映画を作って、あまりにもひどすぎて人気者になるという話で、『ロッ>>続きを読む
体調が悪い時とか暗い気分の時にPixar系は鉄板だと思う。『Wall-E』は冒頭数分だけ見てなんか暗い感じでそのまま数ヶ月放置していたけれども、思い切って観てみたらものすごく良かった。冒頭数十分、荒れ>>続きを読む
PTアンダーソンの『There Will Be Blood』以降と同じように、タランティーノも『イングロリアス・バスターズ』以降、サブカル感が薄くなって、大作志向になって、映画らしい映画を作っているよ>>続きを読む
2回目で観た。1回目で見た時はフィリップ・シーモア・ホフマンとホアキン・フェニックスの掛け合いに感動したものの、今ひとつ全体として何が言いたいのかわからない気持ちになったけれども、今回も総じてそんな感>>続きを読む
毎年1-2月に軽い鬱状態になって、半分死んだようになってNetflixでしょうもない映画を見ることになるけれど、『マジック・イン・ザ・ムーンライト』は比較的良かった。ここ最近コリン・ファースに急速に愛>>続きを読む
リチャード・リンクレイターの映画といえば『ビフォア』シリーズと『Boyhood』が印象深い。たしか『Boyhood』は主人公が大学生になって、異様に素敵そうなルームメイトとかと出会って、これから、俺の>>続きを読む
舞台が一時的にバンコクになることも合わせて、個人的なトラウマ映画『ハングオーバー2 』を思い出す一本だった。
1に比べてブリジットが太りすぎていてキツい。でも時々可愛い感じを出してくる辺りが憎い。ジ>>続きを読む
年末にかけて色々映画を観た中で考えたのは、どんな映画がいわゆる“現実的”であったり、“リアル”とされるのだろうという事だ。例えば、『ブリジット・ジョーンズの日記』は、ある意味、30代未婚女性のリアルが>>続きを読む
『マン・オン・ザ・ムーン』は大学生の時に見てそれなりに感動した思い出がある。『ジム&アンディ』はその舞台裏の話で、ジム・キャリーのmethod acting(っていうのか?)の苛烈さを覗くことができる>>続きを読む
多分13歳くらいの時に家族で観て、気まずい雰囲気になった思い出がある。15年以上の時を経て、今一度見返してみると、体型いじりというか、いわゆるbody shaming的なネタが多くて、もし仮に現在リリ>>続きを読む
ずっと観たかったけどなんだかんだ観れてなくて、Netflixにあって観た。
高校生の頃に人生ベスト・ムービーだった『ハイ・フィデリティ』で観て以来愛着があるけど、ジャック・ブラックはやっぱり面白いし>>続きを読む
ふと思い立って2回目で観た。『トゥルーマン・ショー』とか、『エターナル・サンシャイン』の複雑な素晴らしさに比べると、サントラはイールズの人、ヒロインはズーイー・デシャネル(可愛いんだけれども)、相棒は>>続きを読む
映画好きの先輩が、とにかく殴り合いの時間が長くて意味分かんないんだよ!みたいな事を言っていて、この長髪のブルース・ウィリスみたいな主人公が異星人みたいなのと殴り合うって事かな、と思って見てたら、意外や>>続きを読む
黒沢清監督の映画は、よく宮台真司とかの映画評に登場するわりに一作も見たことがなかったので、意を決して見てみたけれど、意外なほど面白かった。『リング』とかに繋がるような、嫌な感じのJホラー感もなくはない>>続きを読む
人生のドラマには定量がある、というような映画だと思った。「まだ始まってもいねぇよ」というラストのセリフがどこまでも切なく響くのは、(少なくとも観ている側には)彼らがドラマを使い果たしてしまった、ように>>続きを読む