tubure400さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

tubure400

tubure400

映画(161)
ドラマ(9)
アニメ(0)

ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

なんか、暗そうだな…と思って観そびれていたものの、意外とライトで、短い映画だった。とはいえ、ハリー・ディーン・スタントンは渋い。たまに人間をして、昆虫のように何を考えているかわからない…と思うことがあ>>続きを読む

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

2.8

幼少の頃のエピソードが面白い。ボーンヘッドといえば駄目な人というイメージだったけれども意外と全盛期の立役者だったんだな、というのと、ノエルの顔が意外とかわいいのと、リアムは若い頃野性的でかっこいいのが>>続きを読む

ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

3.0

メル・ギブソンって意外とルー・リードに似ててかっこいいなと思った。

パワフルな壮年男性が女性の心を読めるようになって改心するという話で、2000年の映画の割に現代的なテーマじゃないか…と思いきや男性
>>続きを読む

INSTRUMENT フガジ:インストゥルメント(2003年製作の映画)

3.5

Fugaziは高校生の時くらいから聴いているけれども、要素要素はかっこいいわりに全体として聴くともっさりしててそんなに聴く気がしないというか、『The Argument』はいいアルバムだと思うし、好き>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

最初はなんか抑制された感じの地味そうな映画だな、と思っていたけれど、どんどん話に引き込まれていく。個人でなく、腐敗したシステムを暴くということ。知らないうちに腐敗したシステムに馴染んでしまっていた自分>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

同僚に薦められて観た。こんなのは、病気を肴にした青春ドラマじゃないか…というような、釈然としない思いを抱かなくはないけれども、後味が妙に爽やかというか、心に残るのは博多のホテルでイチャイチャする若い二>>続きを読む

オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

2.0

観たこと自体を忘れていた一本。2pacはいまいち何がいいのかわからないし、ノートリアスb.i.g.とどういう確執があったのかも知らなかったので、へぇ〜という感じがあったのは良かった。

ただ、そういう
>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.0

今でも心のNo.1映画『脳内ニューヨーク』を初めて観た時の衝撃が大きくて、後追いで観た『アダプテーション』や『マルコヴィッチの穴』も大好きになったチャーリー・カウフマン。『アノマリサ』もすごく悲しい話>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.8

『僕はビートルズ』の無駄な(かわぐちかいじ的な)シリアスさに比べると、ビートルズの名曲といえばヘイ・ジュードとレット・イット・ビーよ…という感じの、軽やかさが良い。エド・シーランがいい味出してる。とは>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

『ドニー・ダーコ』を中高生の時に観て以来、ジェイクギレンホールには愛着があるけれども、やっぱりなんかすごい。全然好感の持ちようのないキャラクターなのに、頑張れ!という気持ちになるし、仕事がトントン拍子>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.1

『ゲット・アウト』は途中まですごく面白くて、こんな映画を見るのは初めてだ、という感慨があったけれど、結局バディ・ムービー風にまとめおった…、という妙な虚しさがあった。ただ、sunken placeとか>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.8

なんか良さそうだけどジャケ写のキラキラした感じがどうも…という所でスルーしていたけれど、良かった。そんなに重要な役柄でもないラミ・マレクの絶妙な存在感が良いし、フィオナ・アップルが骨太になったような雰>>続きを読む

グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.5

同じ監督の『アンカット・ダイアモンド』は駄目な中年親爺の人生の破綻を描いた映画という感じで、ある種の愛嬌があったけれど、『グッド・タイムス』は、もっと年代が若くて、切なさがある。とはいえ少し笑えるくら>>続きを読む

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.3

ひどい映画だった。最近(Twitterとかで)流行ってた漫画の『連ちゃんパパ』に通づるものを感じた。ギャンブルで一山当てるというのは、一見少ない労力でものすごく大きな利益を得るもののように見えて、もの>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。タトルっていうキャラクターがすごいカッコよくて、ロバートデニーロかよ!という気持ちになった。

テリー・ギリアムの映画を見るのは『fear and loathing』以来だった
>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

2.3

兄に笑いあり、涙あり、最高のハラハラ・ドキドキ映画、とかいっておすすめされたので観てみたところ、非常に下品だった。どこに涙があるのかよくわからなかった。

『ピザボーイ 史上最凶のご注文』とか、『スー
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.8

劇中歌がすごく良かった思い出があるのは『シング・ストリート』で、何が良いのかよくわからなかったのに『Once.. ダブリンの街角で』があるけれども、『アリー』は若干『Once』感がある。超人気バンドと>>続きを読む

ストーリーテリング(2001年製作の映画)

3.2

『ハピネス』『ドールハウス』と観てきてトッド・ソロンズの映画は3つ目だったけど、一番楽しかった。ショック・バリューそのものという感じの前半(fiction)も面白いけど、後半(non-fiction)>>続きを読む

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

2.9

『ハピネス』が面白かったので観てみた。主人公の顔立ち的に『ゴースト・ワールド』とかを思い出すけれども、なんとも言えずおしゃれな感じがあった『ゴースト・ワールド』に比べると、ゴリゴリと荒削りに嫌な感じが>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

一回目に映画館で見た時は2-3回寝落ちしそうになって、ラストシーン(というかその手前の10分くらいのシークエンス)で突然涙が止まらなくなった思い出があったけれど、(Amazon Primeで)改めて見>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.0

フェリスがある朝突然に、何をするのかと思ったら学校を休むだけなので若干がっかりする。ただ、妙に理屈っぽい変なやつなのは好感が持てる。妙にラッキーで、かつ器用な所が誰かに似ているなと思ったけど、考えてみ>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.6

渥美清の獣性のようなものが思った以上に心に残った。かなり迫力がある。

いかにも前時代的な、浪花節、的なものを思う時、具体的な例としてよく寅さんが思い浮かぶけれども、実際に見ると、かなり迫力がある。「
>>続きを読む

スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!(2015年製作の映画)

3.1

年始に後半をたまたまNHKで見て、後日前半をamazon primeで観た。

中学生の頃の夏休みに家に引きこもってスカパーのcartoon networkとニコロデオンを見ていたのはすごく幸せだった
>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

キューブリックの戦争映画ってなんかエグそうでやだな、と思ってずっと観てなくて、最近微笑みデブのモノマネが流行っていたり、Mark Kozelekの新譜の一曲が鬼教官役の俳優(2018年に亡くなったらし>>続きを読む

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

3.5

観てみたいけどDVDとかにもなりそうもないし一生観れないんだろうな…と思ってたら普通に映画館でやってたので観てみた。

7時間強の上映時間ということで覚悟はしていたけど、やっぱり段々頭が痛くなってくる
>>続きを読む

ハピネス(1998年製作の映画)

3.1

最近観た映画では『家族ゲーム』に雰囲気が近い。登場人物がみなエグいほど変な奴で、よくある、ヘンテコだけど愛さずにはいられない!みたいな感じでもなく、むしろちっとも愛せないのが凄い。ジョイちゃんだけは応>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

主題歌の「サンフラワー」のPVをたまたま観たらすごいいい曲で、調べたら映画自体の評判もすごく良くて、観てみたら、なんども感極まるシーンがあって、そういうシーンではきちんと綺麗なBGMが流れたりして、う>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

バットマンシリーズは基本的に陰々滅々としていて、JokerならずともWhy So Serious?と言いたくなるような仕上がりだったけれども、『Joker』も暗いし、重いし、シリアスだった。DCシリー>>続きを読む

THIS IS ELVIS(1981年製作の映画)

4.0

エミネムのせいか晩年のエルヴィスのことを、ベガスで太って心臓を悪くして急逝した、みっともないロックンローラーの象徴のように思っていたけれども、『晩年のエルヴィス』はProtomartyrとか、Nick>>続きを読む

ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース(2014年製作の映画)

3.7

新作(『Ghosteen』)も良かったので観てみた。Iggy Popの『Gimme Danger』は、まぁ、イギーも意外と知的なとこあるな〜というくらいの感想だったけれども、この幻想的なドキュメンタリ>>続きを読む

ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー(2019年製作の映画)

3.0

ザ・ナショナルとフィービー・ブリジャーズが出ているというので観てみたらすごいしょうもなかった(登場シーンは数分で、特に本筋には関係ない)。

内容自体はEric Andre Showのもっと人間らしい
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.2

グレタ・ガーウィグといえば『レディバード』の監督よ、というイメージだったけど役者としても美人だし、個性的で、綺麗なミランダ・ジュライ感があって良かった。あんまり他の映画に出ている節がないジェイミー少年>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

中学生の頃にエミネムの「Stan」が流行っていて、ちょっとした行き違いで絶望的になって悲惨な最期を遂げるスタン青年が可哀想で、もし最後のヴァースのエミネムの返事がスタン青年に届いていたら…という設定で>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

阿佐ヶ谷の小洒落た映画館で観た。さぞハラハラ・ドキドキのスパイ映画なんだろうと思っていたけれど、思った以上に内容はヘヴィで、重苦しい感じだった。スパイ映画の常として、最後のシーンでスカッとする感じかと>>続きを読む

グリズリーマン(2005年製作の映画)

3.0

クラウス・キンスキーの伝記映画みたいなやつでヴェルナー・ヘルツォーク監督がジャングルにぼんやり立ちすくんで、「鳥の鳴き声も、僕にはうめき声のように聴こえる」と語っていたのが思い出される映画だった。熊を>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

連続殺人鬼とか、サイコパスについて詳しく知りたくなる気持ちとは一体何なのだろう。自分はここまで異常ではないぞ、と確認する独特の安堵感というようなものなのか。大学生の頃に西岡兄妹の漫画を読んで、そこに暗>>続きを読む