tomさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

想い出補正込みの評価です.
懐かしくて見入ってしまいました.
ただ,オトナへのメッセージも含んでいるので,本作が面白いことに変わりはありません.

まず脚本やストーリーについて書きましょう.

厳しく
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

4.0

噂どおり面白いです.
特に冒頭から前半にかけて面白いです.
どう面白いのかはネタバレになるので書けません.
本作を観てしまうと,シリーズ3作目,4作目の影がより薄くなってしまう気がしました.

さて,
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.0

ネタバレしてはいけない作品です.
物語の中盤に強い衝撃が走ります.
それを評価するかどうかが,この作品の分かれ目だと思いました.

本作は「君の名は。(アニメ)」と同じテーマの作品です.
ボクは本作の
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.5

全体的にドタバタしている印象を受けました.
ドラマとして笑わせるスタイルのコメディなので仕方ないのかもしれませんね.

女性の願望にスポットを当てたブラック・コメディです.
いま観ても面白いと思いまし
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虐殺器官(2015年製作の映画)

4.0

素直に面白いです.
「攻殻機動隊」シリーズが好きなら間違いなく気に入ると思います.
似ている箇所はありますが,インスパイアだと感じました.

以下,面白い点

- 超法的な部隊の特殊任務という設定
-
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.5

意外にも面白い一作です.
というのも,本シリーズは3, 4作目が面白くないと言われているからですね.
抜群かと言われると渋りますが,十分だと思いました.

1作目から時系列順に並んでいることもあり,本
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.0

想像したより悪くなかった一作です.

長澤まさみの新鮮さが輝く前半はいいのですが,闘病を描く後半は失速している感が否めません.

もちろん闘病というものの性質上,続けば続くほど作品としての起伏はなくな
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恋空(2007年製作の映画)

3.0

A ガッキーはかわいい.
B かわいいは作れる.
C ゆえにガッキーは作れる.

そんな三段論法で語れる一作です.

本作は一般に言われているとおり,全体的に練りが甘く深みが足りません.
学生が書いた
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.0

狂気です.
すごい作品なのですが,よく理解できません.そんな一作です.

現実と虚構とを行き来しているうちに,どちらがどちらなのか分からなくなってきます.
それらのどちらに関しても,女優陣の演技がすご
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.0

ハズレですね.

無理やり書くことを見つけると次のとおりです.

- もっとエロい方がいい.あえて女性ターミネーターを選んだんだから.
- カーチェイスのシーンが長すぎる.クルマがメインの作品じゃない
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.5

スタートレックのパスティーシュだと言われている一作ですね.

前半は熱烈なファンを描く一方,後半は宇宙活劇ですよね.
スタートレックは映画版の1作目のみしか分からないのですが,後半だけでも十分に面白い
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

意外にも面白い一作です.
単なるSFだと思わせておいて終盤はホラーになります.
加えてゾンビ映画的な哀愁も感じられます.

「スパイダーマン」に影響を与えたかというと,それは違うようです.
スパイダー
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

やはり面白いですよね.

テレビで放送されるときにはカットされがちな映像も,今回はじめて全部鑑賞しました.

「ブレードランナーの未来世紀」という書籍には,本作は続編にみえて1作目のリブートでしかない
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

すでに何回か観てますけど,やっぱり面白いですよね.

「ブレードランナーの未来世紀」という書籍を引用しながら書いてみます.

p.99 「『ターミネーター』のことを『銃撃戦付きの[素晴らしき哉,人生!
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悪魔の毒々モンスター(1984年製作の映画)

3.0

B級感という形容詞が似合う一作ですね.
勧善懲悪というテーマだと思いますが,ヒーローが不細工な毒々モンスターなのでハリウッド感はありません.

作品はエログロですが,どちらも針が振り切れていません.
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

3.5

前半はコメディで後半はホロコーストですね.

コメディのシーンでは,金タライが降ってくるようなドリフ的な印象を受けます.
色々なものを窃盗してしまう描写があり,もちろん犯罪ですが,コメディとして描いて
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.0

「過去の栄光の延長を結局生きる」というストーリーなので,ボクはあまり好きになれません.
しかしBGMのドラムはいいと思いました.

本作において,過去と現在の意識の対峙の描き方として,バードマンという
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

3.5

いい話です.

いくつかの話に影響を受けていると思いました.
しかし別にパクリだとは思わなかったのは,この作品の印象がよかったからだと思います.

- 鉄人28号
- ゴジラvsキングギドラ

は誰で
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おまえうまそうだな(2010年製作の映画)

4.0

ズルいほどにハートフルです.
子育てと家族愛に関する物語です.

「でも,お父さんはお父さんだ」

中盤のこの一言から始まる,後半の感動の破壊力は一見の価値があるのではないでしょうか.

子供だましで
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.0

初観賞ですが苦手です.
虫系のグロが苦手な方はダメだと思いました.
異世界から魔導士が現れるという描写が,漫画「ベルセルク」の元ネタだとか,ホラーの金字塔といわれるだけあって話題は尽きないとは思います
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女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

3.0

女囚さそりの皮をかぶった刑事ドラマです.
監督が代わっての4作目ですが,ファンなのでしょう.
オープニングとエンディングがこれまでのさそりです.
しかし,それ以外は刑事ドラマです.

取り調べのシーン
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

3.5

今作は刃物と血がよく登場します.
2作目のメインが逃走劇だったことと比較すると,打って変わってという印象を受けます.

その点について書くと,映画の冒頭に成田三樹夫が登場し,ビックリするシーンから始ま
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女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

3.0

一作目の方が良いと思いました.
どうしたんでしょう.

アバンギャルドだとかフェミニズムだと評されている方もいらっしゃいますが,ボクは追いつけませんでした.
守備範囲が狭くてすみません.

ただ,「シ
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

4.5

再鑑賞です.素晴らしい一作です.
梶芽衣子の美しさは当然として,作りや工夫も見事です.

- 騙されて堕ち,復讐するというプロットと「恨み節」という主題歌のマッチ感
- 主役なのに極端に少ないセリフと
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スター・トレック(1979年製作の映画)

3.0

シリーズ初観賞でした.

1 いま観ると少し古い.
2 セットを作りすぎ.
3 後半になると面白さが増す.

-----
■1

たとえば大道具やセットの作り,衣装などが少し古いです.
同時期に製作さ
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スクリーム(1996年製作の映画)

3.5

サクッと観られる良作です.

過去のホラー作品のタイトルがよくセリフに表れ,強くリスペクトを感じられる一作です.
そんな本作の背景には,当時,スプラッター映画を作りすぎて世間が飽きたという流れがあるよ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.0

やっぱりデヴィッド・リンチです.観ても分からない一作でした.
「イレイザーヘッド」「ブルーベルベット」を思い出しますね.

しかし調べてみると,理想と現実とを時系列を変えて切り貼りして作った作品のよう
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千年女優(2001年製作の映画)

3.5

解説を読んだあとに再鑑賞したくなるタイプの一作です.
不勉強なボクは一度では味わいきれませんでした.

キーワードは「蓮の花」や「円」になるのでしょうか.
最後のセリフも気になります.

表面的に作品
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.5

初めて観ました.ボクは好きです.
乗るのは「アバター」よりもこちらの方が先の映像化ですね.

結論だけ書こうと思います.

総じてストーリーが良い!
空と一体になる映像感が良い!

ココロ通わせるシー
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.0

ダイ・ハード/ラスト・デイ

前作ほどではありませんが,まだアクションが派手です.
お好きな方には合うと思います.

さて今作は家族のつながりが大きなウェイトを占めています.
今作は前作と違い,背中を
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ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

3.5

アクションがこれまでのシリーズ中いちばんド派手ですね.
CGをガンガン使う,まさにハリウッドな一作です.

独立記念日にテロと戦うという設定からは,アメリカの対テロという,本シリーズの源流を感じました
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ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.5

まさにアクション映画の三作目という感じの一作ですね.

ラーメンのトッピングっぽく書くと,火薬増し,ドラマ少なめ,黒人足しです.

良い点の一例を挙げてみましょう.

- コンビを組むのはシリーズ初.
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

ラストシーンがなければ割りと平凡にも見えてしまいます.
これは,ボクがきっとハリウッド映画に毒されているだけです.
ファンの方を否定するつもりはありません.

日本映画ってこういうものでしょうか.
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.5

再鑑賞です.
アニメだから多少の超展開でも許されるかなと思いました.
問題の女性にそこまで深く感情移入できないので,やはり置いてけぼり感を感じました.
しかしハートフルな作品だし,「家族っていいね」と
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.5

前作と同様です.
もちろん面白いんですけど,もう少しヒネリが欲しい気がします.

唯一工夫があるとすれば,鳩に襲われるシーンがヒッチコックの「鳥」そのものだということくらいでしょうか.
だとしたらもっ
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.0

ヌケてる泥棒とマコーレー・カルキンのやりとりが秀逸ですが,それだけならコメディとして3.5くらいです.

この作品の本当の良さは,主人公と,隣人の老人とのココロの触れ合いなどに見られる成長なのだと思い
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