のこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.5

タイトルが好き。予告も観たし、キャストにも惹かれたけど、最終的にタイトルで鑑賞を決めたようなもの。
佐久間由依さん、2015年の「トランジットガールズ」初主演以来初めて演技を拝見したけど本当に別人の様
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

おもしろかった〜!
電話によって過去が変わり、それに伴い現代の主人公の周りの環境(家の内観やビニールハウス)がガラガラと崩れるように変わっていく演出が壮大で見応えがあった。結末は衝撃で、ハッキリと全て
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ダレン・ブラウン -サクリファイス-(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

作品内容は「いわゆるレイシストの男が、ダレン・ブラウンの実験を通して自分が毛嫌いしていた人種のそれも見知らぬ他人の代わりに自分が拳銃で撃たれることを選ぶか」。

DNAという客観的データと、その熱冷め
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ダレン・ブラウン -ザ・プッシュ-(2016年製作の映画)

3.5

「ごく普通の善良な一般人に対して社会的圧力を掛け続けることで殺人を犯させることが出来るか」という内容。

「いやいやそんなんありえんやろ」と思っていたが対象者4人の結末は意外な結果に。フィクションとは
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犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

4.5

殺処分を待つ輝きを失った瞳に胸が苦しくなった。

福島原発20km圏内に自ら赴き、残された犬猫たちを救出する。そんなことをされている方がいること自体知らなかったし、福島に残された動物たちのことを想った
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.5

同じ韓国作品のトガニと同じくらい目を背けたくなるシーンがあって、しかもそれが画面の外においても実際に日々起こっている出来事だからこそ、苦しくてやり切れなくて最後まで見終わるのに体力のいる映画だった。観>>続きを読む

野球少女(2019年製作の映画)

4.0

小さい頃に感じたあの「女に生まれたことの無力感」が思い出される。

なぜ、父は兄とばかり野球の話をするのだろう。なぜ、ソフトボールチームには他に女子がいないのだろう。わたしはなぜ兄とは違うのだろう。
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僕の家族のすべて(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゲイである本作監督が、パートナーとの間に代理母出産で生まれた2人の子を連れて故郷である中国に帰省する様子を、彼の生い立ちや家族との関わりとも絡めて撮影された作品。

本作の監督であり主役のウー・ハオは
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

銃乱射事件で我が子を失った両親の喪失と悲しみをセリフなしで描く作品。セリフがないのに、張り裂けそうな両親の胸の内がとても伝わってくる。こういった映像作品を観るのは自分の心も落ち込むので正直気が重いが、>>続きを読む

Summer of 85(2020年製作の映画)

4.5

自分にも母の墓の上で踊る勇気があればな

と、アレックスに共感しながら追想したが、アレックスのあの一連の狂気にも思える行動を「勇気」と称する時点で自分は「普通」で「まとも」過ぎるんだろうな。
そんなこ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

久々に寝つきが悪いからもう開き直って朝の4時半から録画してたこちらを鑑賞。

そしたら期待以上にめっちゃおもしろいやないかい!完全に目が覚めた!

PC画面だけで物語が展開されていくんだけど、チャット
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

子役の子すごい演技…って思ったら演技は本作が初挑戦らしい!マジか!

「電車に轢かれるところを見てみたいような」ってセリフにドキリとする。そういう野次馬根性や、学歴や育ちや他人の下駄を履いてまでそれら
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら彼のことを知らなかったのだが、「実在の人物かー。どんな人だったんだろう?」と調べたくなる気持ちを抑えて前情報なしで鑑賞して良かった!

自分もジョンと同じ目線で彼が少女の真実に気付くまで
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

いつ見ても不気味なパッケージにさぞ恐ろしかろうと尻込みしていたのだが、いざ観てみると想像よりは大きくなかった!笑
描写もそこまでグロくなく程よいスリル感でした。

青の炎(2003年製作の映画)

4.0

中学か高校の頃に小説読んだな〜。
映画も多分見たことあるけど、いつだったか思い出せないくらい久しぶりに鑑賞。

10代の小説を読んだ時の記憶だと、ラストが衝撃だったってこともあって自分の中で秀一が美化
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0

開始早々蜷川実花氏の世界観全開!
良くも悪くも観る人を選ぶよね。

自分は、開始20分辺りで「自分は一体何を見てるんだろう」と駄作の不安が脳裏に過ぎるも意地で最後まで鑑賞。終わりよければ全て良しだなっ
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

毒親の存在や虐待は勿論のこと、現実世界でも児童への性的搾取ってそんなに珍しい話では無いと思う。

自分も、10代も前半の頃、父のPCの履歴を見て、本人に悪気はないと分かっていても凄くショックを受けて男
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ハイヒール革命!(2016年製作の映画)

3.0

お母さんが頼もしい!あんなお母さんがいたら心強いだろうな!

彼氏(FTM)が常識人であり努力で壁を乗り越えてきた尊敬すべき人であるのは前提として、彼氏が主人公である彼女(MTF)に対して、親に援助し
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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.0

再鑑賞。がむしゃらに頑張る人間はかっこいい。受験期どころか10代ももうとっくに過ぎているが、自分も諦めずに頑張ろうと思わせてくれる映画。

彼女(2021年製作の映画)

2.5

なんか思ってたんとちゃうかった…

キャラクターも含めて嫌いじゃないけど、長尺な割に人物像が薄いところとか気になる点が多々あって、後半は画面にツッコミながら観てた。映像と音楽の演出でオシャレに仕上げて
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his(2020年製作の映画)

4.0

ずっと見たかったやつをようやく。自分に関連するテーマだと傷付くのが怖くてなかなか観れなかったりする。

ドラマ版の高校生の頃の渚の雰囲気と性格が変わっててちょっと面食らう。もう少ししっかりした奴だと思
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

アドベンチャー作品はあまり得意ではない自分でもこの映画は流石にテンションが上がった!!!

「サマーウォーズ」のOZの世界とか、「スパイ・キッズ」とかに憧れた人ならこの映画も楽しめると思う。(これが最
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーは陳腐だけど、ポケモンは見応えがあって楽しめた。スケールが大きく、映像も綺麗。
後から理由がわかるにしろ、おっさん声のピカチュウには最後まで慣れなかった。みんなが言うようにピカチュウ以外はあ
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.5

前作がファストフードの健康面への被害を訴えた作品であるのに対し、今作では自らがFF店舗の運営に乗り出し、企業のマーケティング、米大手食肉加工企業による養鶏家の支配と搾取、養鶏の生産から消費までの実態に>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー難しかった…
最初は単純なサスペンスだと思ってあんまり面白く無いと思っていたが、まさかこんなにも宗教観が反映されているとは知らず、後半は特に頭を抱えた。

ラストシーン、あれはイエス・キリストの
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

サスペンス面で期待していたが、実際はドラマの要素が強くて、しかもその出来が微妙なのでがっかり…

探偵である海原(吉田鋼太郎)や、ストーカーチックな心葉(川栄李奈)も意味がないとまでは言わないけどその
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.0

15年前に殺害された警察官である父の仇をとる20歳の女の子の話。

警察は犯人にことごとく振り回され、全く手柄を挙げられない残念な役まわり。割と韓国映画にあるあるのイメージ。そして主人公・ヒジュがめち
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

みんなは姉のスミが芦田愛菜ちゃんに見えると言うけれど、あっしにはあいみょんに見えました。と言う話は置いといて。

序盤から怖すぎて、ネタバレを先に見て怖いシーンを飛ばしながら観るというヘタレ過ぎる見方
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ワクワクしながら観られるミステリー映画。
エミリーを見てると「ゴーン・ガール」を彷彿とさせるが作風は異なる。こちらの作品はあそこまで圧倒するものはないが、あまり頭を使わずに楽しく観られる点が良い。どん
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.5

金ロー(録画)で劇場公開時以来2回目の視聴。

当時は「主人公顔怖すぎ」程度のあまりに稚拙な感想しかなかったが、歳を重ねて観ると主人公アレンの死生観がこの映画の肝だと分かるし、自分自身母の死だったりで
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初はヨシカのことを「凄いクセのある子…!いや、ええと思うよ!」って掴みどころのない面白いキャラとして見てたのに、時間が進むにつれて、「うわー…わかるわ…ヨシカ…」って自分と重ねて観てしまう部分があっ>>続きを読む