超リアル版「走れメロス」。
IMAXレーザーで見たらエラいことになった。
“全編ワンカット(風)”という宣伝文句が多いけれど、本作の真骨頂はサム・メンデス×ロジャー・ディーキンスの神がかったカメラワ>>続きを読む
アガサ・クリスティーをはじめとした数々のミステリーの名作をベースに、見ているだけで楽しい豪華出演陣の競演、笑いと圧倒的な爽快感に満ちた抜群に面白い快作。
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とにかく脚本が素晴らしい。
古典的ミステリ>>続きを読む
ダン・ブラウンの世界的ベストセラー「インフェルノ」の翻訳家たちが、情報漏洩防止のため密室に閉じ込められて作業したという実話を基にした、フランス・ベルギー合作のミステリー。
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時間軸をずらした進行、警>>続きを読む
所詮イケメン客寄せ映画だろうと思って完全ノーマークだったけど、とても丁寧で繊細で、美しい作品だった。
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『ゴースト ニューヨークの幻』や、古くはディケンズの『クリスマス・キャロル』のような幽霊ジャン>>続きを読む
ジェリクル・キャッツを、知っているか?
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このミュージカルが映画化されると聞いた時、世界中に期待と不安が広がっていた。最初の予告編が流れた時、バッシングの嵐。でも『英国王のスピーチ』『レミゼラブル』>>続きを読む
色々な宣伝が流れているけれど、シンプルに言うとナチスの少年とユダヤ人の少女との恋物語。
タイカ・ワイティティ監督の悪ノリとセンスが絶妙で、衣装と音楽が楽しくて、(監督ご本人の怪演、スカーレットのお父さ>>続きを読む
もし映画の世界に神様がいるのなら、クリント・イーストウッドはその寵愛を一身に受ける聖人である。
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ポール・ウォルター・ハウザーをキャスティングした時点で、もう勝ち。うだつの上がらない、“下層”の引き>>続きを読む
そういえば今月から劇場公開だなと思っていたら、もうAmazonプライムで見れた。本当にすごい時代。
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高度10,000mではないにしろ上空で撮影したという気球でのシーンは、テレビで見ていても背筋がゾ>>続きを読む
主人公カイジの言葉を借りるなら、“クズ!クズ!!クズ!!!”みたいな作品でした。当然分かって観に行ったけど。
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全部が全部馬鹿にも分かるように説明台詞にしてくれているから、音声解説のように目をつぶっ>>続きを読む
実話ベースの映画化だからこそ人物の描写が極端過ぎたり、もっと沢山の影の立役者たちもいたのだろうと思う。また、現在の流れからすると女性の活躍がなさ過ぎて、今日映画化することの意義に若干の疑問もある。
で>>続きを読む
『マイフェア・レディ』と『プリティー・ウーマン』の男女を逆転させて、『メリーに首ったけ』の下ネタを掛け合わせた感じ。
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ドラッグやセックスへの考え方がやっぱりアメリカンでイマイチ乗り切れないところも>>続きを読む
いやはや、新年早々ものすごい映画でした。
善意も悪意もなくただ日常的にそこに存在するヒエラルキー社会を、時に直接的に、時にメタファーを織り交ぜながら、沸々と蓄積したものがラストに向けて一気に弾け飛ぶ極>>続きを読む
2019年最後の作品にしようと、大切にとっておきました。
愛の終わり、“離婚調停もの”として、『ブルー・バレンタイン』と並んで噂に違わぬ傑作。
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(当然ながら自分は)離婚調停がどのようなものかは知ら>>続きを読む
ド派手な爆発、カーチェイス、エロいお姉さんに悪趣味なゴア描写。
ベイ大将の相変わらずノリは、Netflixという緩い制約の中で更に加速したよう。
ライアン・レイノルズとの相性はバッチリで、シリーズ化を>>続きを読む
自分が普通に生活しているだけでは気づきもしない、名もなき人々の喜びや悲しみを知る。
それは映画が持つ素晴らしさのひとつ。
日本の貧困問題を扱った『万引き家族』と同様に、英国の労働問題を名匠ケン・ローチ>>続きを読む
戦争は実体験ではないし、自分にとっては伝え聞いた想像の世界。
それでも涙が止まらない。
鑑賞後の余韻が収まらない。
オリジナルの『この世界の片隅に』に新たなシーンを追加し再編集を加えた本作は、ただ>>続きを読む
圧巻のクオリティと愛すべきキャラクター、最高の世界観。3部作通して主人公の成長を丁寧に描き、美しく完結するストーリーテリングに落涙は必至。
…2作目が劇場未公開であったことに日本の映画業界の未熟さを感>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かったかどうかもネタバレだ。
すべてのスターウォーズファンがフォースと共にありますように。
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率直に言って、無味無臭。
『最後のジェダイ』で世界中から酷評を喰>>続きを読む
ロック様とダニー・デビートの組み合わせは、アーノルドとダニー・デビートの『ツインズ』を彷彿とさせて、なんだか幸せな気分。
それに加えてカレン・ギランの身体能力の素晴らしさと美しさだけで、十分元は取れた>>続きを読む
オタクによる突き抜けた愛は、感動すら呼ぶ。
“好き”であることは本当に大切で、偏愛も行きつけば芸術に昇華するんだなぁと。
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とにかく原作に似せようとする強い意志と、コンプライアンスを無視した潔い下ネ>>続きを読む
3時間半という稀に見る長丁場ながら、今日のギャング映画の礎を築いた伝説の男たち、ロバート・デニーロ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、そしてアル・パチーノの奇跡のような競演に興奮を禁じ得ない。
スコ>>続きを読む
なにこれ。めっちゃ面白い。
自分がWWEマニアということを差し置いても、夢と挫折、家族の絆、自らの成長を語るストーリーテリングがとても巧みで、無駄なシーンが何一つとしてない驚くべき完成度。
ロック様の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
かの『シャイニング』は原作と映画とでかなり趣きの異なる作品で、それはまさしく原作者スティーヴン・キングと監督スタンリー・キューブリックの作家性の違いである。キューブリックによる映画版は、原作者キングか>>続きを読む
とりあえず字幕版で鑑賞。
自然や異文化との共生というテーマは薄味で、極限まで練り上げられた楽曲と圧巻の映像美と、そして愛すべき彼らの帰還を素直に楽しむべき作品。
過去作への目配せも楽しくて、アクション>>続きを読む
今や大物になったこの4人が、10年ぶりにこんなおバカゾンビ映画に再結集するなんて嬉しすぎる奇跡。分かりやすく言うなら、「とんねるずのみなさんのおかげでした」に松嶋菜々子が帰ってきたような感慨(分かりに>>続きを読む
最高に悪趣味な、みんな大好きジェームズ・ガン印のホラー映画。(うん、たぶんこれはホラー映画。)
設定はまんま『スーパーマン』なんだけど、確かにクラーク・ケントはいい奴だったからよかった訳で、そこに『オ>>続きを読む
時折挟まれる暗所でのアクションシーンは見づらくていまいちだったけどれど、ドローンの猛攻には脅威を覚え、過度な爆発にニヤニヤし、そしてまさかの父子愛の展開に若干うるっときてしまった。
ジェラルド・バトラ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
びっくりするぐらい新しいアイディアがなく、配役や舞台をちょっと変更しただけで過去シリーズの焼き直しに継ぐ焼き直し。
もう真っ黒焦げ。
ストーリーも、2の結果未来は変わってスカイネットは反乱しなかったけ>>続きを読む
また会えたねペニーワイズ。
顔芸やゾンビ芸といういい感じにチープな彼の引き出しに、恐怖も笑いも通り越して苦笑してしまうけれど、マカヴォイやチャスティンといった芸達者たちが真面目にリアクションするのが>>続きを読む
ジェリー・ブラッカイマー製作、アン・リー監督、デヴィッド・ベニオフ脚本、ウィル・スミス主演って一体どんな映画だ!?と思って見たら、普通のアクションもの。
つまりジェリー・ブラッカイマーの影響力すげぇ。>>続きを読む
最近やたらとサメの映画がフューチャーされているような気がしていて、ワニが足りなくね?とみんなが思っていたはず。
だからサム・ライミが作ってくれました!
ハリケーンとワニという自然災害ものと動物パニッ>>続きを読む
舞台をフランスに変えても、世界の大女優を迎えても、是枝監督の描く家族のかたちはやはり一筋縄では行かない魅力を秘めているて、日常を切り取っているだけなのに、笑って泣いて、色んな感情を揺さぶってきて本当に>>続きを読む
まぁ前作があんな感じだったので、続編はこんな感じになるよね。「眠れる森の美女」を題材にした同人誌的な感じ。
画面はかっこいいルックが多くて見どころ満載なんだけど、どこか『ゲーム・オブ・スローンズ』の影>>続きを読む
オープニングからエンドロールまでがまるで一つの旋律のような、それでいてある種の緊張感に包まれたとても美しい作品。
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かつての天才少女、再起をかける生活者、ピアノ界の貴公子、そして神に愛された少年。>>続きを読む
世界規模で起こった12秒間の停電の後、なぜか世界中でザ・ビートルズの楽曲を知っているのが自分だけだったとしたら…?
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ロック、ヒップホップ、R&B、ジャズ、音楽のジャンルは様々だけれど、ことザ・ビー>>続きを読む
おそらくキアヌは本作だけで150人以上殺しているでしょう。
銃、ナイフ、素手、本(!)、馬(!!)、あらゆる物を駆使した殺しの見本市。
『ジョーカー』の数十倍人を殺しておきながらもみんなで楽しく見れる>>続きを読む