よしおスタンダードさんの映画レビュー・感想・評価 - 58ページ目

よしおスタンダード

よしおスタンダード

三人三色(2004年製作の映画)

3.1

No.2569

アジアを代表する三人の監督による、デジタルムービーオムニバス。

①「インフルエンザ」監督:ポン・ジュノ
3.5点
監視カメラの映像をアイレベルにしている。だから覗き見感覚で生々しい
>>続きを読む

(2007年製作の映画)

3.3

No.2568

とても映像が綺麗な短編です。
グザヴィエ・ドランの思春期の体現、いいですね。

かつてのリヴァー・フェニックス、ブラッド・レンフロ、エドワード・ファーロングなどを彷彿とさせますね。
>>続きを読む

フランケンウィニー(2012年製作の映画)

3.8

No.2567

誰かがマネしても、ある程度の雰囲気は出るかもしれないけど、それ以上のものは絶対出ないティム・バートンの世界。

唯一無二。

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

2.9

No.2566

「・・・だから、なに!?!?」

って感じなのに、めっちゃ面白くて見ちゃった。



「・・・ってか、コーヒー飲めよ!!!!(笑)」



2017年・アメリカ ・17分/Netfl
>>続きを読む

シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

2.8

No.2565

前作に引き続きスタイリッシュでクールでヴィヴィッドな映像ですね! ただ、やっていることは暴力表現に変わりないので、前作ほどにはのめり込めませんでした。

ユリョン(1999年製作の映画)

2.1

No.2564
こういう映画にポン・ジュノが関わってるとかがっかり・・・。というか、避けられない道なのかなぁ・・

パローレ(2004年製作の映画)

1.5

No.2563
幽霊になったくりぃむしちゅーの2人が、冴えない独身中年男、中年女と不思議な交流をしていくお話。

ただ、なにが伝えたいのかよく分からないし、子役が出てるのにも関わらず下品な描写もあるし
>>続きを読む

シン・シティ(2005年製作の映画)

3.0

No.2562

モノクロベースですが、パートカラーが綺麗ですね。
実写なのに、この不思議な映像感覚が、アニメを見てるような平面性を呼び起こします。

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.7

No.2561

1.ミシェル・ゴンドリー監督「インテリア・デザイン」
3.3点

シュールだけど意味はわかる。藤谷文子(あやこ)さんって、スティーヴン・セガールの娘さんなのか、なかなか魅力的ですね。
>>続きを読む

海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.1

No.2560

「殺人の追憶」で、ポン・ジュノとともに脚本を手掛けたシム・ソンボ。本作は彼の監督デビュー作で、脚本はシム監督とポン・ジュノが書いている。

つまり「殺人の追憶」と脚本陣は同じで、監督
>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.8

No.2559

ブラッド・ピットが立ち上げた製作会社「プランB」と、Netflixという大きなバックを得て、ポン・ジュノは「スノーピアサー」の時よりかは、撮りたいように撮ってるように見える。

しか
>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.4

No.2558
【凍った雪のように硬い格差の壁を、ノアの箱舟は突き破れるか】

自国韓国のスタッフ達で撮っていたそれまでの映画と違い、初めて他国と組んで製作された本作、

ゆえに、良くも悪くも「海外仕
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

No.2557

【壊れかけのメトロノーム】

のように、母親の心はあっちへ揺れ、こっちへ揺れ、最後にはどこへ向かって揺れてるのかすら分からなくなる。

まさに冒頭シーンのように「もう、踊るしかない」
>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

【一番怖い怪物[グエムル]・・・それは人間の思惑】

これも「殺人の追憶」と同じく、実に久々の再見。
普通、家族物って、母親が強い存在として引っ張ってくのがセオリーだと思うんだけど、この家族に母親はい
>>続きを読む

ポン・ジュノ アーリーワークス(2008年製作の映画)

3.7

No.2556
【ポン・ジュノ通になりたい人、必見!!】

アマチュア時代の短編集。3本ともよくできてて、見ごたえがあります。

1.『支離滅裂』(1994年)
Korean Academy of F
>>続きを読む

20のアイデンティティ/異共(2004年製作の映画)

2.0

No.2555
韓国映画アカデミー20周年を記念し、同校出身の20人の監督が、

「20」をテーマに作った映画のオムニバス。

短編だけなので、よく分からないものも多かったが、

トリを務めたのがポン
>>続きを読む

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.2

No.2554
【マチェーテ、ツイートしない】

楽しいですね。いちいち突っ込んでたら楽しめませんよ!
なんでも楽しむべし!

大人の悪ふざけ、楽しませていただきました!

殺人の追憶(2003年製作の映画)

5.0

15年ぶりの再見。見終わった後にめちゃめちゃ鬱になった当時の感覚が蘇った。

今見直してもその残虐さに心が痛むことに変わりはないが、公開当時と大きく状況が変わっていることがある。
その後に真犯人が見つ
>>続きを読む

アルバート氏の人生(2011年製作の映画)

4.0

No.2553
【"表情筋"で演技する、無冠の名優グレン・クローズ】

あ、どうも、「グレン・クローズにオスカー像を!」”自称”推進委員会委員長のよしおです。

なぜクローズはオスカーを受賞できないの
>>続きを読む

ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

3.0

No.2552
「グラインドハウス」公開記念で開催された「フェイク予告編コンテスト」。このコンテストでグランプリを受賞した作品を長編にしたのが本作。なかなかカオスな作品である。

この長編版の予告を見
>>続きを読む

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年製作の映画)

1.9

No.2551
キャスティングについてとか、製作委員会方式とか、脚本とか、なぜこの映画が面白くないのかの原因を言い出したらキリがないですが、

僕が一つだけ許せなかったのは、「火祭り」のシーンが、この
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

No.2550
【桐島以外、部活がんばってるってよ】

映画の雰囲気を一発でひっくり返してくる神木隆之介の恐ろしいポテンシャル!!

あの屋上での映画部の反撃シーンはほんと凄いわ。もう、なんか神木君が
>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

No.2549
【キュビスム的映画の誕生】

ピカソの絵画に「泣く女」という代表作があります。
これは「キュビスム」という技法で描かれた革命的絵画です。正面から見た女の泣き顔と、側面から見た顔が、同時
>>続きを読む

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

3.5

No.2548
いい年したおっさんが間違って女子会に参加しちゃったような、この居心地の悪さと、こそばゆさは何だろうと思ったら、角川映画だからかw

なんだこの映画、クッソつまんねー!!!
>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.0

小さな子供がいる人は見ない方がいいです。

いや、ちゃんと言っておくと「なぜこういう映画が作られたのか」「監督の意図はなんなのか」を、きちんと知ることが面倒でない人は、小さな子供がいても、見た方がいい
>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

No.2547
【こんなわけのわからん映画のレビューすんの、めんどいわーww】

って言ったら身もふたもないですね(笑)。頭空っぽにしてポカーンと見たら、この映画、0点ですよ。だって、意味がわからない
>>続きを読む

マチェーテ(2010年製作の映画)

3.7

No.2546
決してA級ではなく、かといってB級ともいえない、いわばAB級映画、といった感じですね(血液型か!)

「社会派バイオレンス・エロティック・アクション」といったところでしょうか。

こわ
>>続きを読む

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.4

No.2545
「グラインドハウス」に収録された二本立ての、ロドリゲスのほう。もう一本のタランティーノの「デス・プルーフ」とはまた違った意味で「凄い出来栄え」。

ロドリゲスのB級フィルムへの愛が凄す
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.8

No.2544

素晴らしい。荒々しく、エネルギッシュで、観てるこちら側まで血がふつふつとたぎってくる。邦画で久々に心が揺さぶられた。

たとえば「アウトレイジ」シリーズの暴力シーンや殺害シーンは、正
>>続きを読む

宇宙飛行士の医者(2008年製作の映画)

3.9

No.2543
【カザフの地に、音もなく響く挽歌(レクイエム)】

見始めてすぐ「あちゃー、眠くなる系かー」と覚悟したんだけど、カザフスタンの風景がめちゃめちゃキレイ。

現代の地球のお話なのに、何だ
>>続きを読む

ニュー・ワールド(2005年製作の映画)

3.1

No.2542
アースカラーに溢れた、やさしい、映画。
名カメラマン、エマニュエル・ルベツキの撮影が素晴らしい。

バーンと主役を張れるクリスチャン・ベイルが、こういうところでは脇に回っているのもいい
>>続きを読む

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.9

No.2541
【毛沢東をひっくり返せば流れ出す、三峡の哀歌】

なにがいいとか、悪いとか、そういう次元ではない映画。
ド迫力の三峡の大自然が、これでもかというくらい迫ってくる。その大自然を背景にして
>>続きを読む

サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

3.2

No.2540
やはりヒラリー・スワンクの演技に見入ってしまう。

ALSが進行して、誰もケイトが何を言ってるか聞き取れないのに、ベック(エミー・ロッサム)は当たり前のように聞き取っている。ここまで来
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.6

有吉弘行が和田アキ子につけたあだ名。

「リズム&暴力」

まさにこの映画のことでしょww
もうこれに尽きるね。

ぶっとんだ小説を書き、
ぶっとんだ音楽を奏で、
ぶっとんだ映画を撮る。
そんな人たち
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

No.2539
私の中では大傑作。やはり強豪ぞろいのカンヌのコンペに出品されただけのことはある。

むしろ、H出とK田があんなことになってしまい、この映画がスキャンダラスに注目されてしまうようになった
>>続きを読む