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デルムリン島に住む少年・ダイは、勇者に憧れながらも、育ての親の鬼面道士・ブラスのもとで魔法使いとしての修業をする日々を送っていた。ある日、デルムリン島に、勇者とその仲間らしき一行を乗せた船がやってくる。憧れの勇者の登場に大興奮のダイ。しかし、じつは彼らの狙いは、世界に一匹しかいないと言われる幻の珍獣・ゴールデンメタルスライムのゴメちゃんを奪うことだった。さらわれた大親友のゴメちゃんを取り戻すため、ダイは、ブラスから渡された魔法の筒を手に勇者たちを追う。
レオナがデルムリン島にやってきた目的は、賢者になるための儀式を受けること。ダイは、儀式の舞台となる地の穴までレオナたちを案内することになる。何でも思った通りに発言するレオナに当初は反感を抱いていたダイだったが、行動を共にするうちに打ち解けていく。そんなとき、突然、巨大な魔のサソリが現れ、一行に襲い掛かってくる。ダイはなんとか魔のサソリを撃退するものの、攻撃を受けたレオナは毒に侵されてしまっていた。ダイが彼女を救いたいと強く願ったそのとき……?
デルムリン島のモンスターが突然凶暴化しだした時、そこに勇者育成業を営む男と、その弟子の魔法使いが現れ、ダイを勇者に育て上げるためにやって来たと告げる。大切な人を脅かす魔王を打ち倒すため、ダイは勇者となるための修業をすることを決意する。
アバン流刀殺法修得のためドラゴン化したアバンは容赦なくダイを攻撃する。修業を終えたそのとき、一同は、邪悪な力を持った何者かが島に入ってこようとする気配を感じ取る……!
かつてを遥かに上回るハドラーの強大な力に追い詰められていくアバン。弟子たちを、世界を守るため、最後の力を振り絞りハドラーに立ち向かっていく―。その時再びダイの力が目覚める!
アバンの遺志を継いで大魔王バーンを倒すため、島から旅立つダイとポップ。ロモス城を目指す道中の魔の森で二人は魔弾銃(まだんガン)を操る少女・マァムと出会う。
魔の森でのクロコダインとの死闘はその勢いを増す。ダイやポップの戦いを目の当たりにしたマァムは、幼き日のアバンの言葉を思い出し、ある決断をするのであった。
旅の仲間にマァムを迎え3人となったダイたちは、夜遅くロモス城下町に到着するが、百獣魔団のモンスターたちを率いて総攻撃を仕掛けてきたクロコダインがダイの前に立ちはだかる。
クロコダインの攻撃により大きなダメージを受けたダイ。マァムもまた妖魔司教ザボエラによって身動きを封じられる。一方恐怖心に打ち勝てず動けないでいたポップは…。
クロコダインとの戦いに勝利したダイたちは、レオナを救うためパプニカ王国を目指す。到着したダイたちが目にしたのは、想像を絶する光景であった。
アバンとその弟子に対する強い憎しみに燃えるヒュンケルは、あらゆる攻撃呪文をはじく最強の鎧をまとってダイたちにぶつかっていく。いったいなぜ、ヒュンケルはそんなにもアバンを憎むのか……。
クロコダインの加勢で、辛くも戦線から離脱したダイとポップは、マァムやレオナを救うため、もう一度力を合わせて戦うことを誓い合う。圧倒的な力を持つヒュンケルに対抗するべく策を練ったポップは、ダイにある呪文を使うことを提案する。
ライデインを受けたヒュンケルだったが、その肉体はダメージを耐え抜いた。渾身の魔法も破られ反撃を受けたダイは、絶体絶命のピンチに。そのとき、闘技場にマァムが現れ、あるものをヒュンケルに手渡す。
ヒュンケルに勝利し、再びレオナを探していた一行は、パプニカ三賢者の一人・エイミと出会う。レオナが身を寄せているというバルジの島へと向かうダイたちだったが、レオナの前に現れたのは氷炎将軍フレイザードだった……!
レオナを守るため、そしてヒュンケルの仇を討つため、フレイザードに立ち向かっていくダイ。ここまでの戦いで成長したダイの戦闘能力はフレイザードに通用するかに見えたが、フレイザードは恐ろしい奥の手を隠していたのだった…!
一行を救ったマトリフの正体は、洞窟で隠遁生活を送る大魔道士だった。ダイたちは、マトリフと共ににフレイザードの禁呪法を破る作戦を立てる。同じころ、ハドラーたち魔王軍も何やら怪しい動きを見せていた。
ダイたちは、二手に分かれて氷魔塔と炎魔塔を破壊に向かう。しかし、そこには魔王軍が待ち構えていた。予期せぬ強敵との戦いに窮地に陥るダイたち。そのとき、彼らの前に思いもよらない人物が現れる。
地底魔城と共に消えたと思われていたヒュンケルの登場に、驚くポップとマァム。彼はポップとマァムをバルジの塔へと向かわせ、父の仇・ハドラーとの一騎打ちを買って出る。一方、裏切り者へ怒りを燃やすハドラー。二人の死闘が幕を開ける。
ようやくバルジの塔にたどり着いたダイたちだったが、自分が劣勢であることを悟り、決死の秘技でぶつかってくるフレイザード相手に、苦戦を強いられる。そのときダイの脳裏に、アバンの言葉がよみがえる――!
ダイの空裂斬を食らったフレイザードの身体は、真っ二つに分裂した。だが、突如現れたミストバーンにより、フレイザードは再びパワーを取り戻す。執念をみなぎらせて襲い来るフレイザードに、ダイは……?
フレイザードを倒し、次なる戦いへと備えるダイたち。そんな中、魔弾銃を失ったマァムはある決意を固める。一方、鬼岩城のハドラーの前には、「魔王軍の死神」の異名をとるバーン直属の殺し屋・キルバーンがやってきていた。
武器を調達するために、ダイ、ポップ、レオナはベンガーナ王国のデパートに行くことにする。デパートに初めて入るダイとポップは、見たことのない武器や防具、アイテムの数々に心躍らせる。しかし、そんな彼らに新たな脅威が待ち受けていた。
ベンガーナを急襲したドラゴンの群れを迎え撃つものの、追い詰められたダイは竜(ドラゴン)の紋章の力を発揮して立ち向かっていく。そんなダイの戦いを見たナバラとメルルは、ダイ自身も知らない彼に関するある真実に気づく。
バランがダイに明かした竜(ドラゴン)の騎士の使命――それは、人間を滅ぼすことだった。しかし、バーン打倒を志すダイは、そんなバランの言葉を否定し、抵抗する。バランは、そんなダイにさらに驚くべき真実を告げるのだった……!
竜(ドラゴン)の騎士の最強たる秘密「竜闘気(ドラゴニックオーラ)」を全開にしたバランには、ダイやクロコダインの攻撃は一切通用しなかった。ボロボロになりながらも力を合わせて立ち向かってくるダイたちを相手に、バランはある作戦を立てる。
最強の竜使い(ドラゴンライダー)集団・竜騎衆を呼び集めたバランは、彼らと共にダイ奪還を目指して再び出陣する。一方、レオナたちはバランの接近を察知し、焦りと不安から思わず言葉をなくしてしまう。そのとき、ポップはある行動に出る。
一人で竜騎衆に立ち向かい、窮地に陥っていたポップ。そこに駆け付けたのは、ヒュンケルだった。ポップとヒュンケルはガルダンディーとボラホーンを相手に、優位に闘いを繰り広げていく。しかし、残るラーハルトは、ほかの二人をはるかに上回る実力の持ち主であった。
ダイがいるテラン城へと着実に接近していくバラン。一方、竜騎衆と戦うヒュンケルは、ラーハルトの攻撃に打ちのめされてもなお、立ち上がろうとしていた。そんな彼に、ラーハルトはバランの壮絶な過去を語り始める――。
ポップを人質にして、ヒュンケルに迫るボラホーン。アバンの使徒の危機に、深いダメージを負ったラーハルトが意外な行動に出る。そのころ、テラン城前で待ち構えるレオナとクロコダインの元には、ついにバランが現れた。クロコダインは覚悟を決めて、決死の戦法でバランに挑む!
竜魔人と化したバランの強さは想像を絶していた。ポップたちが死を覚悟したそのとき、戦いの場にダイが現れ、どうしても阻止したかった父子の対面が実現してしまった。最悪な状況の中、ポップの脳裏に浮かんだのは師アバンの最期の姿であった。
ダイの拳に浮かんだ竜の紋章は、母ソアラから受け継いだ人間の心によってもたらされた奇跡なのか…?怒りを燃やして戦うダイ、そして竜闘気を纏って反撃するバラン。二人の竜の騎士がぶつかり合い、地上最大の戦いが始まろうとしていた。
バランの猛攻に防戦一方のダイ。しかし、バランもまた魔法力が底をつきかけていた。両者とも後がない状況で、ダイは仲間たちの思いを一つにして、バランとの最後の戦いに挑む。そして、ポップに懸命にザオラルをかけ続けるレオナは……。
バーンから最後のチャンスを与えられたハドラーは、ザボエラと共に、自らダイ討伐に乗り出すことにする。一方ダイたちは、メルルの小屋でバランとの戦いの傷を癒していた。ポップが小屋の外で見張りをしていると、彼の前に意外な人物が現れる。
パプニカに帰還し、次なる戦いに備えていたダイたちは、ロモスで開かれる武術大会で優勝すると伝説の武具「覇者の剣」が手に入るという情報を耳にする。さっそく会場へと向かったダイとポップは、ある出場者の戦いぶりに瞠目する。
ダイとポップに覇者の剣を手に入れることを約束して、武術大会に臨むマァム。ダイたちの声援も受けながら、順調に予選を勝ち抜き、決勝へと駒を進めていく。しかし、大会の裏側で邪悪な陰謀がうごめいていることは知る由もなかった……。
超魔生物と化したザムザは強敵だった。ダイは竜(ドラゴン)の紋章の力を全開にして立ち向かうが体力の消耗が激しく、ポップの助太刀も通用しない。しかし、ただ一人、チウだけは諦めてはいなかった――!
神流最大の秘奥義・閃華裂光拳は、無敵とも思われた超魔生物に対しても有効だった。マァムは軽い身のこなしと閃華裂光拳でザムザを翻弄し、腹の口に飲み込まれていたダイの救出に成功する。意識を取り戻したダイは、彼女の戦いぶりを見て、戦いのヒントを得る。紋章の力が底を尽きかけている中、活路を見出したダイは最後の反撃に打って出る。
魔王軍との決戦に備えて、レオナが世界中の指導者を集めたサミットを開くという。その話を聞いたダイは、覇者の剣に代わる伝説の武器の情報が手に入るかもしれないと考え、会場となるパプニカへと向かうことにする。そのころ、ザボエラのアジトには、先の戦いの負傷の痕が残る、大掛かりな培養槽に繋がれたハドラーの姿があった。彼はザボエラにとある実験をさせており……?
ダイのために地上最強の剣を作ることを約束した、魔界最高の名工、ロン・ベルク。長い時間をかけてじっくりとダイの手を観察したのち、彼はようやく剣を打ち始める。一方パプニカでは、世界各国の王によるサミットが開幕していた。しかし、皆の足並みは揃っておらず、話し合いがなかなか進展しないことにレオナは頭を抱えてしまう。そんなとき、パプニカ近海に立ち込める不穏な霧の中から巨大な敵が出現し……。
ミストバーンの宣戦布告を合図に、魔影軍団のモンスターとポップたちとの戦闘が開始された。ポップやマァム、クロコダイン、さらにチウやバダックも加わり、それぞれが全力で立ち向かっていくが、無尽蔵に湧く敵を前に、彼らは少しずつ追い詰められていく。しかしそこに、弱りかけた心を奮い起こす頼もしい助っ人が到着。そして、ついに鬼岩城からミストバーンが姿を現す――!
マァムの言葉に心を動かされたヒュンケルが、正義の闘気で放った強烈な一撃。それに激昂したミストバーンは、ヒュンケルの闘気を凌ぐほどのすさまじい暗黒闘気を放ち、ポップたちを八つ裂きにしようとする。さらに鬼岩城が、レオナや各国の王たちが避難していた大礼拝堂へと進撃を開始。パプニカ全土を絶望が覆い尽くす。一方そのころ、ロン・ベルクがついにダイのための剣を完成させていた。
鬼岩城を失い、激昂するミストバーン。だが、突然現れたキルバーンの言葉で怒気を鎮めると、二人はすぐに戦場から撤退する。怒りに駆られたポップは二人を追いかけ、夢中で飛ぶうちに“死の大地”と呼ばれる魔の島にたどり着く。
ダイたちの前に現れたハドラーは、これまでとは比べものにならない強さを有していた。強靭なパワー、魔族の身体と引き換えに手に入れた呪文を使う力、そして何よりアバンの使徒を必ず倒すという強固な覚悟……。ダイは竜(ドラゴン)の紋章の力を全開にして立ち向かうが、心身ともに成長を遂げたハドラーを相手に苦戦を強いられてしまう。追い詰められたダイは、切り札となるダイの剣でアバンストラッシュを放つ。
すさまじい激闘の末に、相打ちとなったダイとハドラー。ダイは衝撃で氷山が浮かぶ海へと弾き飛ばされ、姿を消してしまった。絶望するポップに、今度はキルバーンが襲い掛かってくる。ポップはかつてマトリフにかけられた言葉を思い出し、撤退を決意するが、キルバーンは容赦なく彼を追走。ポップは、残り少ない魔法力で逃げきることができるのか。そして、氷河に消えたダイの安否は――?
行方不明のダイを懸命に探すポップ、クロコダイン、チウ。魔王軍に居場所をなくして焦るザボエラもまた、配下と共にダイの捜索を行っていた。ダイが残る力を振り絞って放った光の柱を発見した両者は、氷河の上空で激突する。クロコダインの足止めのおかげでポップは何とかダイを救出するものの、ザボエラはそこに最大の切り札である超呪文を放つ。呪文が直撃すると思われたまさにそのとき、両者の間に光り輝く謎の戦士が現れて……?
バーンとの決戦が五日後に決まった。作戦は、廃墟となったカール王国に前線基地を作り、そこを拠点に敵の総本山・死の大地へ侵攻するというもの。ダイたちは、パプニカを出発するまでの時間を特訓に費やすべく、それぞれ城を飛び出していく。ポップは魔法が効かないハドラー親衛騎団に対抗する術を探るため、マトリフのもとを訪れていた。話を聞いたマトリフは、自分でも使うことをためらう最強の呪文を彼に教えることにする。
パプニカ出発の日。出陣の準備をするレオナたちのもとに、特訓を終えた仲間たちが続々と集結する。亡き師が遺したアバンの書も携えて、ダイたちはアバンの故郷であり、今回の作戦の要所ともなるカール王国を目指す。やがて眼前に見えてくる死の大地には異変が起きていた。ダイたちは緊迫の度合いを高め、カール王国に降り立つ。それと同じころ、とある辺境の洞穴ではバランとキルバーンが対峙しており……?
北の勇者ノヴァはリンガイア王国のバウスン将軍の息子。我こそが真の勇者であると豪語する彼は、ダイたちとの共闘を拒否すると、一人でサババの救助へと向かってしまう。ダイとポップはトベルーラで急ぎ彼の後を追いかけるが、先んじて現場に到着したノヴァはハドラー親衛騎団のヒムと激突。必殺技を繰り出して善戦するが、オリハルコンの戦士はその真の恐ろしさを明らかにする――!
北の勇者ノヴァはリンガイア王国のバウスン将軍の息子。我こそが真の勇者であると豪語する彼は、ダイたちとの共闘を拒否すると、一人でサババの救助へと向かってしまう。ダイとポップはトベルーラで急ぎ彼の後を追いかけるが、先んじて現場に到着したノヴァはハドラー親衛騎団のヒムと激突。必殺技を繰り出して善戦するが、オリハルコンの戦士はその真の恐ろしさを明らかにする――!
ポップがハドラー親衛騎団に向けて放ったメドローアは、大地を抉り取るほどの威力だった。勝利を確信し、安堵の笑みをこぼすダイたち。時を同じくして、チウは、ゴメちゃんや獣王の笛で仲間にしたモンスターたちを隊員として「獣王遊撃隊」を結成し、死の大地に潜入していた。魔王軍の本拠地の秘密を突き止めようと力を合わせるチウたち獣王遊撃隊。しかし、そんな彼らのもとに、敵の魔の手が迫り来る。
チウを探して死の大地を訪れたポップ、ヒュンケル、クロコダイン。チウを発見したヒュンケルは、チウがフェンブレンと交戦したこと、そしてそれをバランに救われたことを察知する。ポップとチウを帰還させると、岩陰に姿を隠すバランに声をかける。姿を現したバランの以前とは違う表情から、その真意に気づいたヒュンケル。ダイのため、そして鎧の魔槍を託してくれたラーハルトのため、バランの制止を試みる――!
ダイとの共闘を名乗り出たのは、父バランだった。突如として現れた竜騎将に驚きつつも、レオナは彼の力を借りることを決断する。作戦は、ポップ、マァム、クロコダインが地上でハドラー親衛騎団を引き付けておき、その間にダイとバランが魔宮の門を破壊するというもの。ダイは複雑な思いを抱えながら、父とともに敵の本拠地へ向けて出陣する。だが、魔宮の門には親子を待ち構える者の姿があった。
死の大地でハドラー親衛騎団とにらみ合うポップたち。一方、ダイとバランは魔宮の門の前で、フェンブレンと激闘を繰り広げていた。バランがピンチに直面したとき、瞬間的に反応するダイ。ついにフェンブレンとの戦いが決着を迎える。そして、魔宮の門の奥には、二人の竜(ドラゴン)の騎士との戦いを切望するハドラーが一人待ち構えていた。超魔生物と化したハドラーの命を懸けた挑戦が幕を開ける。
ハドラーに埋め込まれた黒の核晶(コア)は、いつ爆発してもおかしくない代物だった。そんな超強力兵器を前に、ダイとバランはまともに攻撃を仕掛けることができない。一方で、自らの体内にそんな危険物があることを知らないハドラーは、防戦一方の親子にいら立ちを募らせ、さらに容赦ない攻撃を仕掛けていく。圧倒的に不利な戦況に追い込まれたダイとバラン。状況を打破すべく、バランは決死の賭けに出る。
ダイを催眠呪文(ラリホーマ)で眠らせたのち、竜(ドラゴン)の騎士の最強戦闘形態・竜魔人へと化したバラン。父として我が子を守るべく、かつて息子と死闘を演じたその姿でハドラーとの最後の戦いに臨む。対するハドラーも、バランに一矢報いるべく、全力で奮闘を続ける。そのころ、大魔宮(バーンパレス)の玉座では、大魔王バーンが二人の激闘に冷徹な眼差しを送っていた……。
死の大地を吹き飛ばすほどの衝撃だった、黒の核晶(コア)の大爆発。だが、ハドラー親衛騎団と交戦していたポップたちは、とっさの機転でなんとか生き延びていた。大魔宮(バーンパレス)が真の姿を現し空に浮いていること、爆発はダイたちとハドラーの戦いの中で起こったものであることを理解した彼らは、ダイとバランの元へと急行すると、ポップたちはそこで、驚くべき光景を目の当たりにする。
敵からの思わぬ提案により、ついにバーンと直接対決をすることになったダイたち。しかし、大魔王の強さはまさに次元が違っていた。バーンはその圧倒的な暗黒闘気でダイを吹き飛ばすと、底知れない魔法力で高威力の呪文を次々に連発。たった一人で五人を相手にするという状況にもかかわらず、怒涛の攻撃で追い詰めていく。果たして、ダイたちに逆転の目はあるのだろうか……?
絶望的な状況の中でダイが放ったアバンストラッシュは、見事にバーンに直撃した。だが、その渾身の一撃ですらも大魔王を倒すには至らなかった。再び立ち上がったバーンは、ダイの強さを認め、自らの武器を呼び寄せる。それは、魔法力を攻撃力に変えることができる伝説の武器「光魔の杖」だった。バーンの膨大な魔法力を吸ったその杖から放たれる一撃は、天地を振るわせるほどの威力を見せ…?
大魔王バーンに大敗を喫したダイたち。ハドラーの介入で全滅は免れたものの、一行は散り散りになってしまう。ダイは聖母竜マザードラゴンに連れ去られ、バーンの攻撃を受けたヒュンケルとクロコダインは行方不明に。そして、大海原へと投げ出されたポップとマァムは、カール王国の浜辺に流れ着いていた。チウに救出され、レオナたちが避難していた森の砦へ到着した二人は、ついにバーンが地上へ進撃を開始したことを知らされる。
魔王軍からの通告により、消息のわからなくなっていたヒュンケルとクロコダインが魔王軍にとらわれていたことを知った一行。フローラやポップたちは直ちに二人を救出するための作戦会議を敢行し、ダイの名のもとに、今一度全軍の結束を高める必要があると結論づける。一方、ダイは深い眠りからようやく目を覚ましていた。だが、先の戦いで心に傷を負ったダイは、勇者の重圧に耐えかねて砦を飛び出してしまう。彼が向かった先は……?
これは、ハドラーが魔王として世界を侵略しようとしていたころの話。王女フローラ率いるカール騎士団が魔王軍に毅然と立ち向かっていた。若きアバンは、騎士団長のロカと共に王国の護衛についてたが、変わり者の一騎士と思われていた。ある日、ハドラーがフローラを狙ってカール城に攻め入ってきて……?アバンとハドラー、二人の因縁の発端が、今、明らかになる――!
バーンとの戦いの切り札となる、大破邪呪文ミナカトール。そんな伝説の呪文を習得すべく、レオナはマァム、メルル、フローラと共に強力なモンスターが巣くう破邪の洞窟へと潜ることにする。ダイはレオナが戻るまでの間特訓に励むことを約束して、彼女を送り出すのだった。一方、出発の準備中、フローラはマァムたちに、ミナカトールとアバンのしるしの秘密を語り聞かせる。それを偶然聞いてしまったポップは……?
ヒュンケルたちの救出とバーンとの再戦に向け、ノヴァと共に特訓に励んでいたダイ。アロータイプとブレイクタイプ、2つの異なるアバンストラッシュをマスターしたダイは、新たな必殺技への手ごたえをつかむ。同じころ、ミナカトール習得のため、破邪の洞窟を探索するレオナたちは、深部に巣食う強力なモンスターたちに苦戦を強いられていた。一方で、ポップは自分だけがアバンのしるしを光らせられないことに強い焦りを感じていて……。
ロン・ベルクは蘇ったダイの剣だけでなく、仲間たちの分の武器も携えていた。新たな力を得て、一同は囚われの身のヒュンケルとクロコダイン救出への気持ちを新たにする。だが、マァムはエイミの突然の告白に激しく動揺し、ポップは未だに自分のアバンのしるしだけが光らないことに不安と焦りを募らせる。決戦を前に、足並みが乱れかけていた…。
魔王軍が予告した処刑日当日。ヒュンケルとクロコダインはロロイの谷の処刑場に磔にされていた。やがて時は満ち、上空にバーンパレスが出現すると、ミストバーンが二人の前に降り立った。処刑を待つヒュンケルに、再び暗黒闘気の受け入れ自分の配下になれば命を助けると取引を持ち掛けるミストバーン。この絶体絶命の状況で、ヒュンケルはある驚くべき行動を選択する。
ついに五人のアバンの使徒が集結した。ミストバーンはミナカトールを阻止するために向かい来るが、彼の前にはロン・ベルクが立ちはだかる。クロコダインたちもミナカトールの成功を信じ、大量のモンスター相手に立ち向かう。エイミもさまざまな想いを託してヒュンケルに蘇った鎧の魔槍を手渡した。仲間たちの奮闘に報いるべく、アバンの使徒たちはいよいよミナカトールの儀式に取り掛かる。だが、ポップだけは未だ不安を拭えずにいた……。
ミナカトールを発動すべく、一人ずつアバンのしるしを光らせていくダイたち。だが、ポップのアバンのしるしだけはなぜか一向に光る気配を見せない。マァムはポップを必死に励まそうとするが、そんな彼女の言葉にポップの心はかえって傷ついてしまう。さらに強力なモンスターが大量に戦場へと投入され、戦いはいっそう激化。焦りを募らせるアバンの使徒の一方で、ザボエラは密かに邪悪な企みを画策していた。
メルルの命を懸けた告白のおかげで、ついに魂の力を目覚めさせたポップ。さらに彼は、その強い思いで賢者へと覚醒し、毒に冒され息絶えたかに思われたメルルを回復させる。気持ちを新たにしたポップを迎え、ダイたちはミナカトールの儀式を再開させると、バーンの結界を解除し、大魔宮バーンパレスへ乗り込むことに成功する。どこか気まずい空気を抱えながらも、先に進む五人。すると、彼らの前に予期せぬ人物が現れる。
親衛騎団に共感し、休戦を促すマァムの言葉が届かない。アルビナスはこれまで隠してきた本来の姿を露わにし、マァムに容赦ない猛攻を仕掛けていく。すべてはハドラーのため、アルビナスのその想いの強さが猛攻となり、マァムは次第に追い詰められてしまう。そのとき、マァムの脳裏にかつてアバンがくれた言葉が蘇り、マァムはアルビナスと戦うことを決意するのだった――!
アバンの使徒対ハドラー親衛騎団の戦いが続く。マァムとアルビナスの死闘は、想いの強さが勝ったマァムによって哀しい終止符が打たれ、ヒュンケルとヒムの戦いはパワーアップしたヒュンケルが圧倒した。だが、シグマと対峙するポップは、シャハルの鏡にことごとく呪文をはね返され、苦戦を強いられていた。シグマに通用する唯一の呪文メドローアを巡って、二人の壮絶な駆け引きが繰り広げられる。
ハドラー親衛騎団との戦いを制し、ダイの元に戻ってきたポップたち。彼らが目にしたのは、ダイとハドラーの想像を絶するほどに激しい衝突だった。二人の周囲には高密度のエネルギーの熱風が巻き起こり、何人たりとも近寄ることはできない。その苛烈さは、まさに魔界の伝承にある「真竜の戦い」の再来だった。レオナたちはダイの身を案じつつも、戦況を見守るしかなかった。そんなとき、ついに決着の時が訪れる――!
ダイの新技・アバンストラッシュX(クロス)を受けながらも執念で再び立ち上がったハドラー。自らの生命を燃やし、親衛騎団への思いを胸に、正真正銘最後の勝負を挑んでくる。受けて立つダイは、次なる攻撃手段として魔法剣を選択。威力ではアバンストラッシュXには及ばないが、ダイに残されたもう一つの切り札とは……!?互いのすべてをかけた最後の一撃が激突する――!
キルバーンの卑劣な罠により、魔界の炎に閉じ込められてしまったダイ、ポップ、ハドラー。強烈な炎は少しずつ彼らの心身を追い詰めていく。呪文で炎をせき止めていたポップも徐々に消耗し、脳裏に絶望がよぎり始める。だが、その時一筋の光明が差し込む。果たして、この絶体絶命の状況を打開することができるのだろうか……!?
ポップとハドラーを魔界の炎から救ったのは、死の淵から帰還したアバンだった!天へと昇りゆく誇り高き宿敵・ハドラーを見送ったのち、改めて師との再会に歓喜するアバンの使徒たち。涙に顔を濡らしながら師に抱き着くダイ、ポップ、マァム。さまざまな感情が入り混じり、顔を向けられないヒュンケル。アバンもまた愛弟子たちの成長を心から称賛する。
突然、アバンが弱く戦いの役に立たないと言い放ったヒュンケル。彼はアバンと共に先へと進むことを拒否し、その場に留まって背を向けてしまう。ダイたちは兄弟子からの思いも寄らない発言に戸惑いつつも彼を残して前進し、やがてバーンパレスの城門に到着する。それは、かつてダイとバランが力を合わせて破壊した魔宮の門のごとき巨大な門だった。一行が当惑していると、アバンが一人、門の前へ歩を進める……。
アバンの破邪の秘法によってついにバーンパレスの門は開かれた。しんがりを務めるヒュンケルに背中を預け、ダイたちは城内へと突入する。探索を進める中で、アバンはレオナにだけとある願いを打ち明ける。一方そのころ地上では、一致団結した人間たちがザボエラのモンスター軍団を圧倒していた。形勢の不利を悟ったザボエラはある作戦を企てる。
窮地に追い込まれたザボエラが出した切り札・超魔ゾンビ。衝撃を吸収するそのボディは、ロン・ベルクの剣をもってしても切断不可能だった。しかも閃華裂光拳も、呪文も通用しない。クロコダインや人間たちは攻め手を欠き、次第にザボエラに追い詰められていく。その場にいる全員の士気が沈みかけるが、そのとき、北の勇者・ノヴァがひとり立ち上がった。彼は決死の覚悟で超魔ゾンビに向かっていく。
ロン・ベルクが超魔ゾンビを切り裂いて、決着をみたロロイの谷の戦い。だが、ザボエラは命からがら逃げ延びていた。クロコダインは、はいずりながらロロイの谷を脱出しようとするザボエラを発見する。出世欲に呑まれ、底辺へと堕ちたかつての仲間に複雑な思いを抱くクロコダインがとった行動は……?一方そのころ、バーンパレス城門前ではヒュンケルがモンスターを相手に死闘を繰り広げていた。そんな彼の前に信じられない人物が現れる――!
地獄から蘇ったヒムは、これまで以上に強敵だった。ヒュンケルはヒムの一瞬の隙を突いてグランドクルスを放とうとするが、最強クラスの戦士へと進化を遂げていたヒムはそれすらも回避してしまう。ボロボロの身体で立ち上がったヒュンケルは、拳と闘気のみでヒムとの最後の戦いに挑む。対するヒムも、全身全霊の闘気を込めた拳で迎え撃つ。闘志と執念のぶつかり合いを制すのは、はたしてどちらか。
ヒュンケルとヒムの前に現れたのは、王(キング)・マキシマム率いるオリハルコンの軍団だった。ヒュンケルは傷だらけの身体を奮い立たせ、新たな敵に立ち向かう。不死身と謳われた彼の最後の戦いが、今始まる!
ピンチのヒュンケルとヒムの前に現れたのは、かつてヒュンケルが死闘を繰り広げた竜騎衆・陸戦騎ラーハルトだった。 バランのドラゴンの血とその強靭な精神で奇跡的に死の淵から蘇ったラーハルトは、ヒュンケルから鎧の魔槍を受け取ると、満身創痍の彼に代わってダイのもとへと急行する。同じころ、ダイ、ポップ、マァムは、白い宮庭(ホワイトガーデン)でミストバーンとにらみ合いを続けていた。
怒りに燃えるキルバーンに「復讐の空間」へと引きずり込まれ、決闘を申し込まれたアバン。そこでは、勝者のみが元の世界に戻ることができ、敗者には死が待ち受けている。ふたりの命を賭けた激闘が、今、幕を開けた。一方、ダイたちはまたもや眼前でアバンを失ったことに動揺を隠せない。気が急いた彼らは、師を救う方法を聞き出すべくミストバーンに戦いを仕掛けるが......?
六大軍団長の最後のひとりにして最大最強の難関・ミストバーン。その強さは、生身の生命体であれば確実にダメージを受けるはずの閃華裂光拳をまともに食らっても、傷ひとつつかないほどだ。自在に伸びる爪によって動きを封じられ、絶体絶命の状況に陥るポップとマァム。だが、そんな彼らの前に陸戦騎ラーハルトが現れる。ポップたちを救出したラーハルトは、ダイの前に跪き、バラン最期の言葉を話し聞かせるのだった……。
天魔の塔を上るなかで、謎の触手に捕らえられてしまったレオナ。追いかけた先にダイがたどりついたのは、バーンパレスの心臓ともいえる“生きた動力炉(エンジン)”魔力炉だった。ミナカトールによってバーンの魔法力を吸収できなくなったため、魔力炉は魔法力に飢えて暴走し、アバンのフェザーを持つレオナを襲撃したのだ。ダイはレオナを助けようとするが、その行く手を阻む者が。はたして、レオナの命運は……?
ダイが放ったドルオーラは魔力炉を粉砕し、天魔の塔の天井を貫くほどの威力だった。ダイとレオナは再び前進を開始し、ついに天魔の塔最上部へと到達する。そこには殺気に満ちた大魔王バーンが待ち構えていた。あまりの気迫に、ダイの脳裏には過去にバーンに敗れたときの恐怖が蘇る。一方、バーンもまたダイの両手に宿るふたつの竜(ドラゴン)の紋章「双竜紋」を警戒。即時粉砕を掲げ攻撃を仕掛けてくる!
竜(ドラゴン)の騎士の遺伝子を開花させ始めたダイ。その実力はバーンと互角かそれ以上だった。彼の強さを認めたバーンは、ダイに自分の部下になるよう誘いかける。一方、異空間では、なおもアバンとキルバーンが交戦を続けていた。策士のキルバーンは1対1の決闘では劣勢かに思われたが、戦いの裏で既に彼は恐ろしい罠を仕掛けており……。アバンは死神との激闘を制すことができるだろうか?
光の闘気をまとったヒムはミストバーンの天敵ともいえる存在だった。闘魔滅砕陣を打ち破り、これまで誰もダメージを与えられなかったミストバーンを怒涛の攻撃で追い詰めていく。一方ダイも、バーンを相手に優位な戦いを展開していたが、大魔王の気迫に気圧されつつあった……。どことなく不穏な空気が漂うなか、バーンはカイザーフェニックスと光魔の杖の同時攻撃を仕掛けてくる。はたして、それぞれの戦いの行方は!?
レオナからのアシストも受けながらダイが放ったドルオーラ二連発は、天魔の塔の壁や床ごと大魔王バーンを飲み込んだ。その衝撃はホワイトガーデンにも届き、ダイの身を案じるポップたちは一刻も早く彼と合流しようと決断する。しかしそのとき、倒れていたはずのミストバーンが再び起き上がると、己の真の姿を覆っていた『闇の衣』を自らの手で脱ぎ去るのだった。ポップたちとミストバーンの戦いは、第2ラウンドへと突入する――!
ミストバーンの秘密が「凍れる時間(とき)の秘法」であると見抜いたビーストくん(ブロキーナ)は、滑らかな動きで相手を翻弄し、ポップがメドローアを放つチャンスを作ろうとする。しかしポップはプレッシャーですっかり身体が固くなってしまっていた。すると、ブロキーナは「凍れる時間(とき)の秘法」とアバンとの意外な繋がりについて語り始める……。はたしてそれはいったい? そして、ポップはメドローアで勝利を掴むことができるのか?
ポップとブロキーナがメドローアの光の中に消えていった――。そのショックはあまりに大きく、残されたマァムたちは戦意を喪失してしまう。唯一ヒュンケルだけはミストバーンの秘密にたどりつく糸口をつかむが、ちょうどそのとき彼らの前に現れたキルバーンが追い打ちをかけるようにアバンの敗北を語り、一同をさらなる絶望へと突き落とすのだった。だが、キルバーンはいつもとどこか様子が違っており……?
決闘を制し、キルバーンに扮してホワイトガーデンに戻ってきたアバン。彼は、一同の前でミストバーンの正体、そして大魔王バーンの最大の秘密を明らかにしていく。それはにわかには信じがたい、驚くべき内容だった……。時を同じくして、天魔の塔ではダイたちの頭上に不気味な暗雲が立ち込め始めていた。終わったと思われた大魔王との戦いは、ここからさらに激化していく――!
ミストの本当の狙いは弟子のヒュンケルだった。ヒュンケルの意識に入り込んだミストは、その身体を完全に我がものにしようとする。一方、天魔の塔では、ダイと真・大魔王バーンが今にもぶつかろうとしていた。バーンの気迫に気圧されつつあったダイは、迷いを振り切るように自身の最強技・ギガストラッシュで勝負を挑む。だが、迎え撃つバーンは今までに見たことない構えを取っており……?
攻・防・魔が一体となった天地魔闘の構えは、ダイ渾身のギガストラッシュをも打ち破った。最強の技を破られショックを受けるダイへ追い打ちをかけるように、バーンはレオナを我がものにしようとする。レオナは毅然と反抗してダイを鼓舞するが、バーンはレオナの行動の自由を奪うと、さらなる猛攻でダイを精神的にも肉体的にも追い詰めていく。そんなとき、ついに天魔の塔にポップたちが駆けつける!
アバンという精神的な支柱を失い、窮地に追い詰められたダイたち。しかし、ポップはマトリフから教えられた冷静さで大魔王の奥義・天地魔闘の構えの秘密を探ろうとする。バーンの猛攻にボロボロになりながらも、反撃のチャンスをうかがい、諦めずに立ち上がるポップ。その姿はヒムとラーハルトも奮い立たせる。やがて彼らは、天地魔闘の構えを破る決死の作戦に打って出るのだった!
ポップが隠し持っていた切り札は、シグマから託されたシャハルの鏡だった。どんな呪文も跳ね返すその鏡で、ポップはバーンへの反撃を成功させる。爆炎に包まれ、ひるむ大魔王。その千載一遇のチャンスを、ダイは決して逃さなかった。仲間が切り開いた一瞬に自らのすべてを込め、渾身の必殺技を放つダイ。はたして彼は、バーンの天地魔闘の構えを破ることができるのだろうか……?
バーンが世界中に落下させていた巨大な柱、ピラァ・オブ・バーン。その最後の一本が落とされてしまった。六本のピラァに組み込まれた黒の核晶(コア)は、無情にも地上消滅までのカウントダウンを開始する。状況を悟ったダイは無力さに打ちひしがれ、立ち上がることすらできなくなり、ポップもまた戦意を喪失しかけてしまう……。一同を絶望が包み込もうとしたそのとき、ポップの耳にある人物の声が飛び込んでくる!
地上の人々の奮闘に勇気をもらったポップ。そして、ポップの魂の叫びに突き動かされたダイ。絶望的な状況にもかかわらず何度でも立ち上がるふたりの姿は、完全にバーンの理解を越えていた。にわかに動揺した大魔王は、タイムリミットを待たずに黒の核晶(コア)を爆破し、地上を消し去ろうとする。だがそのとき、ダイを助けたいと願うレオナたちの思いに呼応するようにして、信じられないことが起こるのだった――!
ゴメちゃんがもたらした奇蹟によって、世界中の人々の心がひとつになった。ダイの思いを受け取った人間たちは一致団結し、黒の核晶(コア)を止めるため世界各地に突き立てられたピラァへと急行する。ノヴァやアポロたち、そしてニセ勇者・でろりん一行も希望を捨てず、それぞれの最善を尽くす。だが、容赦なく起爆を図るバーン。やがて世界は輝きに包まれるのだった――。はたして地上の運命やいかに!?
ふたつの竜(ドラゴン)の紋章が、ついにダイの額でひとつになった。竜魔人と化したダイは竜(ドラゴン)の血をたぎらせ、すさまじい気迫でバーンを打ちのめしていく。一方、ポップとレオナ、そして瞳の宝玉に閉じ込められた人々は、バーンによってバーンパレスの心臓部に突き落とされていた。ダイが大魔王を追い詰めたことでヒュンケルたちは元の姿に戻ったが、満身創痍の彼らを新たなピンチが襲う――!
竜魔人と化したダイと鬼眼王に姿を変えたバーン。その衝突はすさまじいものだった。両者は最後の力をぶつけ合い、一進一退の攻防を繰り広げていく。ダイは地上から飛んできた父・バランの真魔剛竜剣を手に取り、両親の思いも感じながら勝負の一撃へ。一方、バーンは光線と強固な身体でそれを迎え撃つ。そして、勇者と大魔王の長きにわたる戦いは、ついに決着のときを迎えるのだった――。
ダイの大冒険じゃなくてポップの大冒険でも良いんじゃないかってぐらいポップが主人公してる。
最初は修行はサボるしすぐ逃げ出すしで、ホント情けないやつだったのにあんなに立派になっちゃって...
まさに…
思い出補正的なのがないとどうなんだろう。
旧版アニメは途中で打ち切られちゃったみたいなので、ファンにとっては完走してるだけで感謝、って部分もあるでしょう。
マンガでちょいちょい読んでた時はポップ…
【過去視聴】
ドラゴンクエストを題材にした、累計発行部数5000万部の大人気作が待望のリメイク❗️
・モンスター、魔法などドラクエワールドを感じられる❗️
・序盤のクズっぷりからは想像できない、終盤…
相当な力作。話が進むに連れて若干ドラゴンボール感が強くなってしまったり、男塾ばりの味方チームの不死身っぷり、あと関連して色々な「出落ち」(WWEのサプライズ登場みたいなノリ)に頼りすぎている印象とか…
>>続きを読む敵キャラから強力な味方になる展開に弱いんよ、、、最高です、、、
ポップあなたに何回勇気を貰えたか。ハドラーに何回背中を叩かれたか。
全キャラの変化が丁寧に描かれていて魅力がすごい。
この高ぶった感情…
100話長かったけど見終えた!
途中「え、まだ〇〇話も残ってるの?もうすぐ終わりそうじゃん!」と何度も何度も思ったけど最後までビッチリ詰まったトッポみないな作品で無駄な回がほとんどなかった...笑
…
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.