虎に翼の60の情報・感想・評価

エピソード60
第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(第60話)
拍手:49回
あらすじ
はる(石田ゆり子)と心ゆくまで語り合った寅子(伊藤沙莉)たち。花江(森田望智)は道男(和田庵)からの謝罪を受け入れる。
コメント50件
タキ

タキ

●第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」 〈昭和24年1月1日、日本で初めての家庭裁判所が発足する。家庭裁判所に必要な5大基本性格(独立的性格、民主的性格、科学的性格、教育的性格、社会的性格)が多岐川の手によって基本理念として掲げられる。 寅子は東京家庭裁判所判事補兼最高裁判所家庭局事務官に任命されることになり、戦災孤児の問題に頭を悩ませる。上野に視察に行くことになり法律事務所を開業しているよねと轟に再会し、子供たちのリーダー格の少年道男と知り合う。〉 よねは寅子に「2度と来るな」と口では言うが、まだ寅子のことが好きなのだとあの再会一発目の表情が雄弁に物語っている。同窓男子小橋と稲垣を見ても真顔のよねの一方、生きて再会できたことの喜びを全身で表現する轟が場を和らげる。戦争で散り散りになるということは生死もわからぬ状態になることなのだとハッと気づかされる。寅子はよねには負い目はあるものの、そのほかのことに関しては相変わらず「私」が中心にあり、売り言葉に買い言葉的に家族の相談もなしに道男を猪爪家に連れてきてしまう。この寅子のバランスの悪さに「自分の身だけで収まらぬ善意は身内がしんどいだけだ」という一方で「理想のためにもがく人間にやいのやいの口だけ出す人間も軽率」と小橋にもクギを刺す多岐川はやはり信頼にたる人物だ。財布を盗んで逃げるより三食食べて温かい布団で寝るほうがお得じゃありませんかと言うはるに懐いた様子を見せる道男だが花江に好意を寄せたことで直人直治の抵抗に合い、はるからも拒否感に満ちた目を向けられて猪爪家を飛び出してしまう。ネットではるの臨終のシーンに他人の道男を呼ぶことに違和感を感じている感想を何個か読んだが、はるの長年の家計簿や日記、かつての猪爪家でお皿の置き場所にまで番号を振っていたことを思い返せば、寅子から預かった道男の手を離してしまったことに忸怩たる思いがあったとしても不思議ではない。それになにより寅子のためでもあったのではないかとも思う。娘の仕事の助けになるようにときっとはるならそこまで考えたはずだ。寅子は道男を説得する時もはるを看取る時もずっと「自分」が真ん中にあって、はるに会いに来るように説得しに来てるのに「あなたには人の心ってものがないの?」と言ってしまうストレートさにヒヤヒヤする。欺瞞や綺麗事では人の心は動かないが、自分本位も純度100%なら人の心を動かすのだなと、ここまでくるとお見事というしかない。これがあぶなかっかしいけど今の寅子のやり方なのだ。そして戦争からの再会を果たした人がもう1人。寅子は笹寿司のおいちゃんと家庭裁判所でバッタリ出会う。笹山がまた店を開くというので道男を雇ってくれることになった。これはあまりに都合がよい展開だが、愛が理想を超えて奇跡を起こす、「お天道様はみてる」というはるが道男に言った言葉がふんわりと心をあたたかにする、よい奇跡なのだった。道男によると猪爪家の人になりたいがゆえの花江への告白であった。実は直人直治優未になりたいという気持ちからで、この落とし所、視聴者のおばちゃんはかなりホッとしている。 次週は寅子が判事補としてかかわる遺産相続の話。梅子さんが!大庭家に!なぜ!予告にしてヤバさ満点の姑!ハンサム男子に成長してるっぽい光三郎ちゃん!
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fish

fish

本田響矢?!?!?!?!♡ ほんまいい役者さん揃いやな!このドラマ。
Atsu

Atsu

朝ドラの父、母の死はいつか自分にも同じ日が来るのだと思い、かなり感情移入してしまう みちおの未来が輝きますように
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ぴ

愛が理想を超えて奇跡を起こすってなんていい言葉なんだろう。大号泣。はるさんありがとう。どこまでも素敵でした
bon

bon

はるさんの日記 ミチオの今後 傍聴好きおじさーん! 寅ちゃんの最初の裁判にも来てくれ〜
R

R

2024/7/20 テレビにて鑑賞
K

K

猪爪家にはるさんがいなくなって不安は大きいだろうけど、それを引き継いで猪爪家には愛が溢れて助け合える力がついてるね。
ぴ

寅子に花江が、花江に寅子がいて良かった〜〜❗️
K

K

とらちゃんとはなえちゃんが お母さんの日記にお別れしていくところ、たまんなく胸があつくなった。 わたしのお母さんがお母さんで 本当によかった、の言葉がすべて。 とらちゃんにははなえちゃんが、 はなえちゃんにはとらちゃんがいて 本当によかった。
はな

はな

このコメントはネタバレを含みます

轟にとって一番大切で特別なのが花岡だったようによねさんにとっても寅ちゃんが一番大切で特別なんだよね。それを分かってる轟が前によねさんに言われた言葉を返すのが最高に良い。よねとらは早く仲直りしろよ。
K

K

はるさんの日記を燃やす。 いいシーン。 また泣けてきちゃうよ、はるさん…。
anop

anop

このコメントはネタバレを含みます

道男 寿司屋さんに。 花江ちゃんがいてくれてよかった。
しゅん

しゅん

104カット。比較的少ないカット割り。 前回の和田庵を映しながらドアの向こうの伊藤沙莉が語り続けるシーンといい、長回しで捉え続ける。 月曜から木曜まで見てない状態でうっかり定食屋でみて、石田ゆり子演じるはるがあっという間に亡くなっているのにビビった。しかし、毎話見ていくと死が自然に思える。
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ソリ

ソリ

・冒頭 母ちゃんの遺骨が家に帰ってきたシーンにまで道男 もうええて・・・母ちゃんとの思い出に浸らせてくれ・・・ ・寅ちゃん 「私たち「現実はこうだ」って切り捨てられて諦める苦しさ たくさん味わってきたじゃない。 生ぬるい理想でも、今できる1番を探したい」 ・戦災孤児の問題20年も続いたらしい ・梅子さん久しぶり!
なっこ

なっこ

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#56-60 最高のお母さん、私も別れ難い ここのところずっとモヤモヤした悩みを抱えていてスッキリしない気持ちでいて、寅ちゃんは大好きなお母さんを亡くしてしまうし、そんなの耐えられないよと号泣しながら見た…そんなとき、見逃していた「こころの時代 ヴィクトール・フランクル」を配信で見ていて、終わってふとお母さんと道男の言う「お天道様」という言葉の意味が腑に落ちた。 私の悩みは、「私とあなた」という関係性でしか物事を捉えきれずにいつも「あなたが私を傷付けた」と非難して自分は被害者であり、「私は悪くない、悪いのはあなただ」と主張してばかりいる人間に、どうこちらの正当性と、そちらの見識の狭さを説くか、という問題だった。その人自身の心の内に健康的な他者が内在しないことが問題なのだとずっと思ってきたが、おそらくそうではない。これは、私とあなたという水平の関係性の結びつきの失敗ではなく、その人自身に、私と私を超える何か、という垂直の関係をうまく作れないことに問題の起因があるのだと気が付いた。 死を前にしたお母さんの唯一の心残り。 それを払拭してあげようと走り回る寅ちゃん。 お母さんは常に、そういう自分を超えた何かときちんと対話できる人だったのだと思う。そして、そういうお母さんをヒロインは心底敬愛していた、だから最期の願いをきちんと遂げさせてあげようとする。 損か得か 好きか嫌いか うちかそとか そういうことにだけとらわれて判断していこうとすると、とても狭くギスギスとした関係性になっていく。枯渇していく。そうではなくて、もっと美しく、もっと清らかで爽やかな解が私たちの外側の世界にあるはずだ、お母さんや寅ちゃんはそう信じられる人たちなんだと思う。 「お天道様は見ていますよ」 その言葉にハッとできる人がいまどれほどいるのだろうか。 なんて、ちょっとうんざりしてしまう現実もあるけれど、せめて物語ぐらいほんと、お天道様は見ていてくれたとホッとできる結末でないと、ね。 良かったね、道男。幸せになるんだよ。
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sinimary

sinimary

2024/6/21 nhkplus
spoon

spoon

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「猪爪家の人になりたい」 道男くん不処分に。おっちゃんの寿司屋でも働けて、ほんと良かったね♡ 涙と笑い 進まない☺️
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できる

できる

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道男は息子の名前の候補の一つだった。 道男はお母さんが最期に遺した息子。それに値する存在なんだ。
こそばす

こそばす

石田ゆり子のお母さん役。本当に素晴らしかった👏
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skmovies

skmovies

日記燃やしながら花江ちゃんがうるーってきたところからは2人のアドリブかな🥹 お母さんが亡くなってこれからはトラちゃんと花江ちゃんで猪爪家を守っていくんだね😭
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さとみ

さとみ

家族に、子どもになりたかったっていう道男。素直でえらい。 はるさんと花江ちゃんと寅子の3人だったのが、花江ちゃんと寅子になった。子どもたちも道男を受け入れたみたい。 いついなくなるかわからない人の言葉は届かない、そうなんだよね。轟、聞いてたのねー。いいやつ! 道男もいいやつになってる。 やはり心身の安全が本来の資質を見せてくれるのかなあ。 笹寿司のおっちゃん、「来てくれるのか」って言ってくれるのいいよねえ。 はるさんのエンディングノート🗒️ 思い出たくさん。 道男も良かったね。 愛が理想を超えて奇跡を起こす。 そしてスンとした梅子さん!!!
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age58

age58

不良少年良かった。前を向いて生きていく。良かった。お母さんもこんな素敵な娘、家族が居て良かった。
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Yuichi

Yuichi

このコメントはネタバレを含みます

今週の感想まとめて。 道雄が素直になれたところにグッときた。他人の優しさを受け入れることの難しさをしっかりと描いていた。 戦争終わりまでの第1章がとても濃くて、寅子のはて?が炸裂してめちゃくちゃ好きなドラマだったのだけれど、最近は寅子が落ち着き気味で周りのキャラが引き立っていて、少し物足りない。 裁判官になったら、また無茶苦茶やってくれるのかな。それを期待している。 まずは、ヨネさんとの関係を取り戻さないと、いつまで経っても逃げた自分を許せないでいるんだろうな。 轟は本当にいいやつ。
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ジュうお

ジュうお

金曜はもはや予告の感想になりそう笑 道男、笹山さんに引き取られてよかった!そして直明くんはるさんの知性を存分に継承されてる無駄口いわないねスマート!
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kojikoji

kojikoji

今週は、戦争孤児という重いテーマが貫いて描かれる。 もちろん家庭裁判所に勤める寅子にとって、これからも関わわざるを得ないテーマなのだが。 今週はそのテーマの中心になる「道男」という新しいキャラクターが登場する。 この道男が、猪爪家を引っ掻き回すのだが、ここでもやっぱりしっかり道筋を教えてくれたのは、石田ゆり子演じる「はる」だった。 私はこれまで、いろいろな母親役を見てきたが、この「はる」は理想の母親像No.1だと思っている。まさか、石田ゆり子がお母さん役でこんなにいい演技を見せてくれるとは、本当に感動ものだ。素晴らしい。 お疲れ様でした。 「嫌だ!嫌だ!嫌だ!」は寅子でなくても言ってしまいそうだった。 何回も書くけど、この作品は間違いなく朝ドラ最高の傑作だ。 ただ私はほとんど観てないのだけど💦
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ちょび

ちょび

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傍聴マニアのおっちゃん、健在で良かった😊 ついにイマジナリー直道登場!?
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ささみ

ささみ

道男ー!泣 素直になれて良かった。そしてお寿司屋のおじちゃんまで再会できて本当に奇跡だね。
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サムカワ

サムカワ

人の繋がり、家族(血縁は関係ない)の繋がり。「愛が理想を超えて奇跡を起こす」 地獄みたいな世界だからこそ、人間はこうやって互いを思い合って愛を育むことを信じたくなる。 はるさんの日記にまたボロ泣き。
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FranKa

FranKa

《奇跡》は、小さな縁の蓄積がある瞬間にスパークして、起こるものなのではないか。人との縁に、真摯に向き合ってきた寅子だからこそ、今回の《奇跡》も起きたのだと思う。
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ぁぃぁぃ

ぁぃぁぃ

道男のことがひと段落したと思ったら 今度は梅子。学生時代の友達が これからも色々とからんでくるのね!
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