純と蛍がまた一回り大きくなってる……。

時の流れをここまでリアルに感じられる作品は、他にあるとしたら『ハリー・ポッター』くらいではないでしょうか。

あの有名なセリフ「まだ子供が〇〇でしょうがー！」が聞けるのはこの回でした。全国のお茶の間で、このドラマをオンタイムで観てた人はみんな同じセリフを叫んでいたと思います。ただ、今回の再鑑賞で思ったのは「ラーメン屋のおばちゃんは全く悪くない」…でした。

本作は、連続ドラマ（全24話）に続くスペシャル版の第2弾。今回のテーマは、“告白”ですね。恋愛の話ではなくて、もっと根っこにある、誰かに自分の弱さや本音をさらけ出すという意味での“告白”です。

北海道・富良野の雄大な自然、その中でたくましく生きる人々、そして少しずつ成長していく純と蛍の姿。見るたびに、心に静かに染み込んでくるものがある……そんなドラマです。

『北の国から』は、1981年に放送された連続ドラマを起点に、以後スペシャル版として長く愛され続けてきた“国民的ドラマ”。

今回のスペシャルでは、それぞれが胸の奥に押し込んでいた後ろめたさや弱さが、ラストで一気にあふれ出します。そして、その“さらけ出し”の前後の演出が、大きな感動を呼ぶのです。

ドラマを観終わったあとは、町中華でラーメンでもすすりに行きましょ。

次のスペシャルでは、純の初恋が描かれます。これまでの色恋沙汰は大人のドロドロしたものばかりだったので、少年らしいまっすぐな恋がどんな風に描かれるのか……大昔に観た記憶が薄れかかっているのでもう一度観たい。今はそんな気分。

• #4.1＝好き
• #胸がギューってなる

「北の国から'84夏」を観終わったわけで

拝啓、母さん

前作から約半年、去年の冬の終わりに丸太小屋が燃えてしまった

雪子おばさんは草太兄ちゃんとの結婚を一時は決意し北海道に戻ってくるも、8年愛した相手が離婚したと聞く。結局富良野の皆を裏切ることになってしまい苦悩するわけで

雪子おばさんが列車で帰るときに螢が草太兄ちゃんを線路脇に連れていくシーンは、ドラマシリーズで母親に別れを言わせるために草太が螢を連れてきてあげたシーンと重なり、この二人の絆の強さがまたいとおしく思われ

五郎は家が燃えたあと前のような気力を失ってしまいそれを純は気にしており。その純はというと火事の責任や東京から帰省中の中畑のおじさんの甥、努を入院させた責任逃れのために重ねた嘘に正吉との友情までが怪しくなってしまうので

言え出せないでいた嘘と卑怯な行いのの告白をする純、五郎の「子どもがまだ食ってる途中でしょうがっ！」、無言で割れたお椀を拾う螢
純の成長と家族の絆が詰まっておりなんとも言えない苦しさが名シーンと言われるのも納得なわけで

最後まで黙って去った正吉との柱を挟んだ「あばよ」も印象的で

嘘を重ねた純、家族や草太を裏切った雪子おばさん。完璧な人などおらずどこかみんな人間くさくて、どこかで本当に存在していたのではと思われるわけで

作品と作品の間に起きた事も描かれてはいなくても同じくらいインパクトの強い出来事がたくさんあり。描かれていなくても彼らの富良野での生活が続いていると思わされ余計作品全体のリアルさを増幅させているわけで

今回はこごみさんが久しぶりに登場したのも懐かしい気持ちになる


富良野の秋がもうそこに来ていた

ドラマ版から全部見返して初めてドラマがプロローグでスペシャル版からが本当の北の国からなんだって気づいた。
純って人間らしい。
善人だからこその小さい悪を自分が悪いと思ってるけどみんなそんな嘘たくさんあると思う。
蛍みたいな人と結婚したら幸せなんだろなー。
当時の日本人はみんな2人の成長も楽しみにしてたんだろな。