昭和はよく実際に起きた事件をドラマ化していた📺

今は被害者や親族、遺族や加害者側も含め色々と問題があって中々再現ドラマは作られない印象
或いはアンビリーバボー等で半世紀位前や、とても大きな事件でないと中々見かけない📺

そう言えば指名手配されていた宮川大輔さん似の桐島聡が病院で自白し逮捕されたが昔なら必ずドラマ化されただろうけど今後あるかなぁ。。

余談だけどこの前お客さんの忘れ物で派出所を訪れた
ハッタまだ捕まってないんだと思い付つこの桐島の指名手配写真が３ヶ所残っていた
「お巡りさん、外さないの❓」と聞いたらまだ100%確定ではなく本部からの指示がないと外したらいけないとのことだそうな😅


当時は実録事件のドラマ化は事務所が俳優にやらしたがらず、芸人やタレント、無名の俳優が抜擢されるイメージ
大地康雄さんは「深川通り魔事件」デビューしたと思う😀

たけしさんもよく犯人役をやっていた記憶
大久保清事件は子供ながらに鮮烈だったなぁ
因みに警察ではなく自警団が捕まえました😀

• #マツタク実話+
• #マツタク刑事警察

このドラマの、ビートたけしの演技が良い、と聞いて観た

それはその通りで、良かった
普通に現代でも見られる
ちゃんとしたドラマになっている

自分が一番驚いたシーンは、
母親が接見に来た場面で、母親は殺人を自供することを頼み込む
すると、ビートたけしが「俺を助けに来てくれたんじゃ無いのか(意味としては、俺の味方なんじゃないのか、という感じ)」と言うシーン

家庭の事情もあり複雑なのだが、
真剣にそう思い込んでいる、いた
なんと言えばいいのか、すごく恵まれてる発想だし、そう思える人間が一人でもいる、というのは大きい事なんだと感じた
マジでそう思ってるんだな…、と引いてしまうぐらいだった

何が言いたいかと言うと、
現代の殺人鬼と呼ばれる人々は、
殆ど、孤立無援、という感じであり、
そこだけは、古き良き昭和ってこういう事なのかな…、などということを思った
人生、皆それぞれにしんどいが、現代の孤立者の方がだいぶキツいよな、ということを思った

この事件では、酷い家庭環境で育ったんだな、という一定の理解が得られている
このこと自体、現代の殺人者は不明のままで終わっていることが多いと思われる
「今更、語ったところで…」という諦観がある、という感覚なのではないだろうか
そこには何一つ救いがないのだ
人々もすでに無関心だし、他人事だし、生活になにも影響を与えないし、ひょっとしたら、事件の認知すらされてない可能性もある

あと、もう一つ思ったのは、
ビートたけしの親父が息子の嫁に手を出す
完全に強姦から入って、手籠めにしてしまう
これは、「現代の感覚」では、男側の非として咎められるのが当たり前であるが、この時代は、逆に嫁側が世間から咎められる為に、問題が内向きとなり、ドメスティックな世界観が完成してしまう(こないだ観た、復讐するは我にあり、の家庭も少し似たような所があった)

「世間体」という観念

母親も、父親は畑仕事はよくやってくれるからと責めずに、一方で息子を溺愛している
負の両輪が完成してしまっている

殺人鬼となる過程に、世間の非、つまり社会の非が関わってくる事が分かる

現代に置き換えて考えてみると、
リアルタイムでの事件報道に目が触れても、これは社会の非である、とは誰も言わない
現在の一般常識として、個の責任が問われているだけだ
しかし、そこに社会の非が隠されている可能性はまだまだ充分にあり得る、ということ
近年だと、子供への過度な教育虐待などは明らかにはなってきた　他にもまだまだあるだろうな、という気がする(それが明らかになるのは、いつも、社会的大事件になってしまった後である)

そういう事を思った

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