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リスケ
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目次

リスケの作品紹介

リスケのあらすじ

写真家のユウスケ(野島健矢)は、かつて長く付き合っていた同級生のアズサ(野川大地)から結婚の知らせを受ける。 アズサへの想いを断ち切れずにいるユウスケは、何も言葉を返すことができない。 しかしそんなユウスケにアズサはウエディングフォトを撮ってほしいらしい。 どういう意味なのか、承諾するユウスケだが、結婚相手は二人の関係を知らない……。

リスケの監督

鈴江誉志

原題
製作年
2021年
製作国・地域
日本

『リスケ』に投稿された感想・評価

村悟
-
《視聴回数》
▶︎▶︎3回目

《日時場所》
▶︎▶︎2022/10/24 18:00〜

《視聴理由》
▶︎▶︎友人の作品なので
------------------------------------
■総合点■------------------■31/50

□個人点□------------------■10/20
◇趣味◇-----------◇6/10◇
◇嗜好◇-----------◇4/10◇

□評価点□------------------■21/30
◇企画◇------------◇2/5◇
◇主題◇------------◇1/3◇
◇構成◇------------◇3/4◇
◇脚本◇------------◇3/3◇
◇演技◇------------◇3/4◇
◇音響◇------------◇3/4◇
◇技術◇------------◇6/7◇
3.5
同性の元カレの結婚報告からの対面……というゲイあるあるの中でも最上級にメンブレをかましてくる出来事から始まる物語を、自主映画ながらとても丁寧かつ繊細に描いていて良かった。

主人公と全く同じ立場になってから未だに嫌な事があるとその時のことがフラバするくらいには強いトラウマだからすごく重ね合わせてしまったし、この主人公も今後きっと思い出しては傷ついてそれでもなんとか前を向いて……を繰り返していくんだろうな。辛い事も多いかもしれないけど、一緒に頑張ろうな。

表層だけ見れば男女だけでも成立するかもしれない話だけど、セクマイ同士じゃ全然重みが違うし、当事者でなきゃそれは分からないかもしれない。けれどその一端でも伝えようとしてくれているのがとても良い。自分と年齢の近い監督さん、今後の映画制作も応援してます。
【世間が敷く、セクシュアリティーへの壁】


※シネマハウス大塚さんにて行われた、本作と併映「昨日は誰と寝たの」の試写会にて鑑賞。
なお、本作のレビューにて、まず併映「昨日は誰と寝たの」を最初にレビューさせていただきます。上のスコアは、「リスケ」のスコアです。




併映「昨日は誰と寝たの」

スコア→★3.8

"鈴江誉江"監督…千葉県柏市出身の監督で、大学在学中より映画制作をはじめ、2020年にシネマロサさんの新人監督特集にて、最年少で劇場デビューを果たす。"青年期の繊細な感情"を主題に映画制作を続けてきた鈴江監督は、2021年に発表した「リスケ」にて国内映画祭を圧倒させ、8冠も賞に輝いた。現在なんと初の長編作品を準備中との事で、若い監督さんの中で最も期待がかかっている方だ。

そんな監督が、"ワークショップ"にて「リスケ」の後に発表した5分間の短編がこの「昨日は誰と寝たの」だ。

「リスケ」の後に発表した作品とは言え、本作を見た上で「リスケ」を鑑賞すると、"世間へのもどかしさ"が倍増し、感動がます作品になっており、本作の上映は英断だなと感じた。

そして「リスケ」へ



「リスケ」
スコア→上記を確認

さて、本題はこちらの作品。

こちらも短編ながらも、主人公の"ユウスケ"やその"親友でもあり恋人だった""アズサ"の"関係性や気持ち"が、2人の"自然な会話"から溢れ出ており、とても魅入ってしまったし、ユウスケの表情を見るたび、思わず感涙してしまった。日本の短編でここまで観客を引き込むのは本当に凄いし、監督や演者、参加した人々の"覚悟"を感じた。

というのも、鈴江監督は舞台挨拶で喋りながら泣いていたのだ。この国の人々の"セクシュアリティーへのラベリング"への"怒り"が込められた作品だったからだ。ジェンダーやセクシュアリティーには今や様々なラベルが存在しており、それによって解消された事も多いが、悲しい哉…まだその人達を「叩く対象」として見ている人も多い。今も尚、適切にその愛を伝えられず、仕舞い込み、追い詰められて命を絶つ人も多い。そんな世の中への怒りをぶつけるように作られた本作は、とても価値があるものだと思うし、多くの人の救いになるかもしれないと考えると、やはり私は本作を欠かす事はできないなと感じた。

両作共に、悲しみと怒りを込めた凄い短編作品だったし、できれば前進にも繋がる作品にもなってほしいなと感じた。ユウスケとアズサを演じた"野島さんと野川さん"の雰囲気もとても良かったし、何よりあの"長回し"のシーンや結婚式でのユウスケが"アズサの奥さん"に語りかけるシーンは心打たれた。

本当に生涯特別な短編作品となった。

監督の他の作品もできれば見て見たいと感じた。

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