68歳映画監督、ある日突然家が焼けた。わずかに生き残った8ミリフィルムに刻まれた家族の歴史。そして、再生の物語 2018年7月、昔ながらの町家が残る京都西陣。路地奥にあった映画監督・原將人の自宅が不慮の火事で全焼した。幸い家族5人は無事だったものの、すべての家財道具と保管していた映画フィルムや機材が焼失してしまう。原は新作のデータを救いに火の中へ戻り、やけどを負って入院。夫を安心させようと、妻のまおりはとっさに家族の様子をスマートフォンで撮影した。 今夜寝る場所は?着る服や靴は?火災保険は?明日からの仕事や学校は? 呆然とした夜が明けて、嵐のような日々がはじまったーー
2015年4月、約9000人の犠牲者を出したネパール大地震。写真家・石川梵は震災直後、ジャーナリストとして初めて現地へ入り、ヒマラヤ奥地の震源地・ラプラック村にたどり着いた。壊滅した村で石…
>>続きを読む日本映画界のトップランナー、大林宣彦とその妻でプロデューサーの大林恭子。映画の街・成城で出会ったふたりの映画作りの歴史を、新作の制作の様子を交えて描き出す。
俳優、タレントとして、世代を超えて愛される赤井英和。しかし、まだ多くの人が本当の“AKAI”を知らない。かつてはプロボクサー。1980年に鮮烈なデビューを飾り、戦績は21戦19勝16KO2…
>>続きを読む昨年『トップガン マーヴェリック』でのカムバックで映画ファンに感動を与えた名優ヴァル・キルマーは、2014 年に冒された咽頭がんの闘病の末、機器の⼿を借りてようやく発話ができる状態になって…
>>続きを読む東日本大震災発生から2週間後。放射能検知器を搭載した車は、震災をその目で確認することだけを共通の目的とした4人を乗せ、被災地を目指して出発。ガイガーカウンターが激しく反応するなか、東京電力…
>>続きを読む「家族みんなで支えていたことが、さっちゃんにとって本当に幸せだったのだろうか。辛い辛いで生きていたのではないだろうか」。2021年3月、浅川幸子さんの一周忌で、兄の一雄さんは涙を拭った。地…
>>続きを読む宮古島に伝わる「古謡」と「神歌」。これらの歌は厳しい暮らしや神への信仰などから生まれ、ひっそりと歌い継がれてきた。特に「神歌」は“御嶽”と呼ばれる神事で歌われ、古来から口伝されてきた。本作…
>>続きを読む(c)2022『焼け跡クロニクル』プロジェクト