切ない切ない
前作に劣らず傑作やった

「いつか私たちは輝くの」

里親に引き取られたゾーイの元には
弟のベナイアが訪れる

彼女にとってかけがえの無い存在である弟との
暮らしは、完璧とは言えないものの幸せな
時間だった

しかし、ベナイアにも里親の話が…
そして母親との再会
二人の会話が切ない…

「家族と暮らしたい」そんな簡単な一つの
願いは、裁判やら親権やら
大人の都合で崩れてしまう…

幸せを掴めたと思えばまた手から離れていって
しまう、その内に幸せを追い求める事すら
諦めてしまう、そんな環境は本当に苦しい
でしょう…

ベナイアと過ごしているシーンは
風景や音楽がとても美しくて本当に
ゾーイにとって大切な存在だというのが
伝わってきました

そしてラスト…
今同じような状況に居る子供達
いや、元子供達も含めた人達には本当に
幸せになって欲しいと思います

しかしそれには
苦しんでいた時間以上の長い長い時間と
愛を持って接してくれる人達が必要不可欠
だと思います

例え些細なものであったとしても
そういう人達の手助けになる様な事が
出来たら良いなと
本作を観て、強く思いました

• #短編

最後のゾーイの一言に全てが詰まっていた。
そうだな。私たちは星だ。