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DEAD END RUN
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『DEAD END RUN』に投稿された感想・評価

教授
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毎度毎度感想は同じく。
特に「面白い」映画ではないし「万人に薦める」という感じはまったくない。
僕は石井聰亙(岳龍)監督には心酔しているし、最大限のリスペクトは感じているけれど、そしてこのリスペクトは、きっと石井監督にも不本意な形の感情であることは自覚している。

ただ、僕にはあまりにもバカバカしくて、カッコよくないけれど、映画の純粋性にのみ突っ走っていく躊躇いのない映画づくりの一点において心が動かされる。

1話約20分程度の3話のオムニバス。
「走る」ことがテーマ。
という…映画学校の実習課題のようなテーマに、作品自体のクオリティも、正直言って「学生が撮りそう」な出来。
当然「パッと見」のスタイリッシュな映像センスや相変わらずキレのある編集センスと、伊勢谷友介、永瀬正敏、浅野忠信といった、特に当時「旬」のある方面での「ファッション」としての座組で「カッコいい」と言われる部分もあると思う。

しかし僕は敢えて言うけれど、それらはあまりにダサいしカッコ悪いと思う。
派手なロングコートや、拳銃や、それこそコメカミに銃口を自分で突きつけたり、特に今の時代の価値観の目が入れば「イタイ」表現の応酬。
ともすれば「浅い」と思う。

少なくとも2002年当時は、さすがにもう使い古されていた感じもあり、その点は擁護はしない。

ただ、映画製作というつくり手の立場、視点に立って、これらのシーンを撮影する醍醐味。バカバカしく思えるひとつひとつのショットやエピソードに対して、この旬の俳優たちが、生真面目に演じているという映画の持つ「作りもの」に「命を吹き込む」為に、恐ろしい集中力でのめり込む様が透けて見える。

それこそ「自主映画」のノリで、自分たちがのめり込む「カッコイイもの」や「表現したいもの」を形にしていく様。
それは僕のように「ダサい」と感じたとしても、自分を信じて「よーいスタート」から「カット!」と叫ぶ間の時間が生む虚構。
そういうものの楽しさは、充分に伝わってくる。

間違えて殺した女(粟田麗)が何故か起き上がり歌い踊るミュージカル調のシーン。
永瀬正敏の銃口を突きつけたままカメラの方を向いて睨みつけるケレン。
浅野忠信と市川実日子が高所から転落しながらの数秒の時間が宇宙的にスパークする超次元的な世界。
それらは「映画を撮る」ことによって吐き出したくなる衝動や欲望に根ざしている切実なもの。

ダサくても、笑われても、そういうのがカッコいいと思ってしまう。ついつい撮ってしまう。
という衝動的な美学に、ニヤニヤが止まらなかった。
mylife
3.5
遥か昔に観た覚えのある「DEAD END RUN」を再鑑賞してみた。もうこれっぽっちも内容は覚えてはいないが、キャストに惹かれて観たはずだ。何かしら、思い出すコトに期待してみたい。

監督は石井聰亙。だと思っていたら、あれれ、石井岳龍と言う名前に改名していたみたい。なるほどね「箱男」と言う作品の情報をチラ見したトキに感じていた違和感はソコなのか。

ただ、失礼ながら、この監督とはソコまで肌が合うタイプだとは思ってはいない。好きな俳優の永瀬正敏と浅野忠信が割りと出演しているので観た事もあるけど、いまいちヒットまでには至らず、ちゅう感じかな。だけど、今観ると、どうなの的な…疑問が生じてしまったのだ。

さてと、本作はオムニバス映画。
作品毎の寸評と採点をしてみたい。

1.「LAST SONG」⭐3.4
主演は伊勢谷友介。この女優さんは誰なのかな。ムム、綺麗なヒト。どっかで見たかと、思ったら割りと最近観た「真木栗ノ穴」に出ていた幽霊の粟田麗さんやんかい。ところで、こちらでも幽霊役。何かと霊的なものと、ご縁があるのかな。

2.「SHADOWS」⭐3.2
主演は永瀬正敏。なるほど、影か。映像的には凝っているけど、引き込まれるには少しもの足りず…ちゅう感じかな。ただならぬ、アートな雰囲気は味わえたのだ。

3.「FLY」⭐3.8
主演は浅野忠信。ふむむ、何だコレ。ショートフィルムやのに、めっちゃ豪華キャストやん。市川実日子がめっちゃ若いし。加えて追う側には國村隼、田中要次、光石研。本作を観ていると、まるで旋律のように記憶から甦ってきたのだ。


□総評
良くも悪くも石井聰亙ならね岳龍監督のセカイやんね。ぶっちゃけ「LAST SONG」と「SHADOWS」は、再び触れてみたけど、ほぼほぼ覚えてはいなかったけどね。だけど「FLY」は遠い記憶の扉が開き、少しはあの頃を思い出せたかな。スコアは全部の点数から平均点を算出したものである。
Akiko
4.4
基本的にどの映画でも走るシーンが好きなのだけど、
これは格別にかっこよい。
何かに追われる、男。
めちゃくちゃかっこいい。

短編3作で作られてて、
どこか繋がりを感じる。
不思議な力に惹かれる(導かれる)男3人。

とにかく最後がめちゃくちゃかっこいい。
永瀬正敏のかっこよさで贔屓目になるかと思ったけど、
やっぱり最後が一番かっこいい。
なんだよあのラスト。
ずるい。こんな短編映画撮ってみたいなぁ。

若かりし、浅野忠信の市川実日子の放つオーラは異常だ。

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