
主人公ヤヌスが、家で妻と過ごす最後の日。ホンケワタガモ、カモメ、漁網、夏のそよ風の中で妻の魂を永遠に送り出す。そして夕日と共に、甘く切ない愛に満ちた日常が、海の底に沈んでいく。
海面の水位が上昇したことで水没しつつある街に、1人残るおじいさんがいた。彼は家が沈みかけるたび、上へ上へと家を増築することで難をしのぎつつも穏やかに暮らしていた。そんなある日、彼はかつて一…
>>続きを読む初老の男がひとりで暮らしている。家族も、訪ねてくる人もいない。時間が止まったような家の中で、男は日々を過ごしている。ある日、男は夢を見た。夢の中で、ゲタの音が聞こえた。自分はこの音を知って…
>>続きを読む中学生の楓は母を亡くしてから豆腐職人の父と喧嘩ばかり。ある朝、母とよく訪れた海へ向かう。青い海、波音が辛い事を連れ去り、空を見上げると母を感じる。母との思い出を父に伝える事で関係が変わり始…
>>続きを読む雪で覆われた青森の山々。毎晩、魚屋の父は街の市場に出かけてゆく。父の出がけに目を覚ました6 歳の息子は、そのあと眠ることが出来ない。皆が寝静まる家の中、少年は絵を描き、それをランドセルにし…
>>続きを読む妻が末期ガンと分かった日、夫は「したい事なんでも言って」と言い、妻は「じゃあツチノコ探しに行こう」と告げた。子供のいない夫婦はツチノコを探して季節を廻る。笑いあって、愛する者の為に、ただ笑…
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