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アクト
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『アクト』に投稿された感想・評価

KUBO
3.0
アクト [78分/監督:田中夢]

【D-1】TAMA NEW WAVE ある視点 ―Vol.1―

30歳。子育てをしながら、大学にも通いながら演劇を続ける田中夢さん自身のドキュメンタリー。

女性には出産した途端にぶち当たる社会の壁がある。

子育てをしながらの大学生活と演劇活動はそれはそれは忙しいけど、田中さんはシングルマザーという訳でもないし、それはどこの家庭もいっしょ。

できれば『アクト』というタイトルにしたのだから、田中さん自身の「演劇」にかける思いをもっと伝えてほしかった。
RYUYA
3.5
イヤイヤ期真っ只中のヤンチャ坊主を育てながら、高卒認定を取って大学に通い、しかも役者として舞台の仕事まで掛け持つアクター・田中夢さんの壮絶なセルフドキュメント。家庭・通学・仕事をひたすら交互に見せるのかと思いきや、「役者をしながら子どもを育てる方々への取材」という第4のシーンも織り混ざってきて、映画自体が柔軟に形を変え、アドリブみたいに動いていくさまがとても興味深かった。やってられねぇくらい大変っすよこの編集は。音的に聞き取りにくい部分(特に旦那さんの独特な喋り方...!)はあれど、音楽とか過度に使わず見せ切った点が素晴らしかった。

"主演"は田中さんなんだけど、昔食器を叩きまくっていた男の子として、いつかストレスに心をすり減らす男として、将来奥さんの風呂掃除にイヤミをこぼす誰かの旦那さんとして...登場する男性たちに感情移入しながら観ていた自分がいて、なんとも言えない気持ちになった。こんな自分じゃまだまだ想像がつかないある"家庭の事情"を、襟元グッとやられて「見てみろ」と放り込まれたような劇場体験。映画館もいいけど、自治体とかで、公民館とか市民ホールとかで流したらどうなるか、リアクションが気になる作品。リスペクトです。
shiron
5.0
ワンオペ育児大変!なだけの愚痴映画ではない。
ドキュメンタリーの演出に惑わされる二重構造にやられました。

子育てを卒業した私にとっては懐かしいシーンの数々。
グズる子供とのスキンシップ。
オムツを替える。鼻水を吸う。
「人間と話したい」というセリフが印象的ですが、まだ人間としてカウントされないような生き物を“人間”に育てるのは本当に大仕事です。

それに加えて、学業と女優業も同時進行でこなすことを選んだ主人公。
自分の人生だもの。自分の為に生きて、やりたい事を諦めない。
私自身は、その時々の自分にとっての優先順位をつけて選択していくのが女の生き方だと思っていたので、羨ましくもあり…
無理に取捨選択しなくても良い時代になったのね。
一度きりの人生なんだ!欲張っていこうぜ!!
…でも全てが中途半端に感じて、そう感じる心が自分自身のストレスになるのなら、少し立ち止まって客観視するのも大事。
そこでセルフドキュメンタリーを撮っちゃうところがすごい。

ダンスの授業のシーンが素晴らしい。
こちらの声に反応して体を動かす人たち。
そこに子供の声も加わって、見事なセッションに心が震えました。
目の前の人の声をしっかり受け止めて反応することで新しい自分が生まれる。
まさに人生もセッション。思いがけない出来事を受け止めて、自分自身を柔軟に変化させていく。
諦めたり休んだりすることがあったとしても、その変化の先には必ず新しい自分がいる。

私自身、子供と向き合うことで「自分ではハンドリングできない事がある」と「折衷案」を学びました。
15年間大好きな映画は全く観られなかったけれど、この経験のお陰で映画の見方が広がって更に楽しめるようになった気がしています。
人生にムダな事は一つもない。
リストラや病気に介護…思いがけない人生とのセッションは続きます。

なんて感動していたら、最後の最後にタイトル『アクト(行動/芝居)』ですよ!
痺れました。

そもそもドキュメンタリーとリアルは違う。
リアルを撮影しているようでも構図や編集に作家の意図が入ってしまう時点で、ある意味フィクション。
しかも、セルフドキュメンタリーなんで。
曇りガラスの表情がとても良いけど…これ誰が撮影しているの?
もしや時系列の操作もあるのでは??
と思いながら観てましたが。『アクト』かよ〜〜!
息子さん大きくなってこの映画見たらどう思うんだろう。とか
ご主人も作家の家族でお気の毒に。とか思ってましたが、いらぬ心配でしたね。

切り取るシーンがリアルなので、めちゃくちゃ自分自身の実体験が呼び起こされる映画でした。
ついでに、もう一つ。
母親との会話に「そうだね」と入ってくる子供。これも、あった。あった。
自分も会話に参加している。大人の真似をしながら言葉や文化を吸収していく。
話し方の癖や仕草とかもソックリ真似てくるので恥ずかしい。私ってこんな言い方してるんだ。
ネガティブなため息とか、すぐ真似してくるので、子供に見られることでも自分が成長できた気がします。

そして最後に。
母親業、学生業、女優業のどれかを選択するのではなく、監督業までこなしてしまった“アクト“に惜しみない拍手を!

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