『ハリガン氏の電話』
原題 Mr. Harrigan's Phone.
製作年 2022年。上映時間 106分。
スティーヴン・キングの小説を、『ザ・プロム』などのライアン・マーフィー、『ブラック・フォン』などのジェイソン・ブラムらがプロデューサーを務めて映画化。
富豪の老人と友達になった少年が老人の死後、遺体と共に埋葬されたスマートフォンを通じてあの世の老人とつながる。
監督・脚本は『ウォルト・ディズニーの約束』などのジョン・リー・ハンコック。
少年を『IT／イット』シリーズなどのジェイデン・マーテル(（2017年）、「It」で若きビル・デンブローを演じた。チャプター・ツー)、老人を『赤い影』などのドナルド・サザーランドが演じる。

とある田舎町に暮らす少年クレイグ（ジェイデン・マーテル） は、富豪の老人ハリガン（ドナルド・サザーランド）と読書を通じて友達になる。
やがて老人は亡くなり悲しみに暮れるクレイグだったが、ひつぎに納められたスマートフォンによって、すでに埋葬されているハリガンと意思疎通できることを知る。

スティーブン・キングは、道徳的な強さや、失われた無垢、そして太古の昔から善と悪の間で繰り広げられてきた心理戦について、鋭い洞察力と骨抜きの物語をいくつも書いてる。
そのスティーブン・キングの映画化作品の中で、『Mr. Harrigan's Phone』(Mr.ハリガンの電話)は比較的短いリストに加えられてる。
キング節の青春物語に超自然現象の控えめなヒントを添え、スマホについて熟考し、その偏在性に真の恐怖を見いだす。
ハロウィンにちなんだ作品が多い中、今作品は子供たちと共有できる数少ない作品のひとつかもしれへんかな。
少なくとも、次に子供たちからスマホを取り上げる罰を受ける前に。
今作品は、最近キングが映画化した作品の共演者（「It」のジェイデン・マーテル）が10代の主人公クレイグを演じているけど、87歳のドナルド・サザーランドがタイトルロールで、広大な屋敷で週に数回、彼に本を読んでもらうために金を払う引きこもり億万長者を演じていることが妙によくハマってる。
約15年後、クレイグはついに未亡人の父親（ジョー・ティペット）を説得し、高校に入学する彼に、クールな子供たちに溶け込むために、初期のiPhoneを買ってもらうことにしたんやけど、クレイグはロトで勝った現金を使って、ハリガン氏にもiPhoneを買ってあげることにする。この爺さんは、最初はスマホをこ馬鹿にしていたけど、やがてスマホアルアル、便利さに夢中になり、その多様な用途だけでなく、その腐敗した可能性にも気づいていく。
スマホを『ゲートウェイ・ドラッグ』と呼び、インチキ・ペテンニュースの流布など、社会悪の元凶になりかねない。
『我々全員がこの機械に怯えなければならない』と彼は云う。
そのあと、不気味な要素があるのはキング節の必然やけど、今作品の核心は、少年と爺さんのやり取りと、2人の間に形成される絆に存在する。
いじめっ子（サイラス・アーノルド）を前にして、クレイグは恥ずかしそうに『昔、ハリガンさんはいじめっ子にどう対処したんですか』と尋ねると、彼は『厳しくね』と冷ややかに答える。
ジョン・リー・ハンコック（『しあわせの隠れ場所』2009年）が脚本と監督を手がけた今作品は、ライアン・マーフィー（『アメリカン・ホラー・ストーリー』）とホラー界の大物ジェイソン・ブラムという、この映画の二大プロデューサーには通常見られないレベルの抑制を発揮していました。
これは、ドラマとしてこの素材にアプローチする利点であり、ホラーがストーリーを圧倒することなく役立ってる。
少年があの世から祖母と話すちゅう『トワイライト・ゾーン』のエピソードとの類似点は否めないが、iPhoneに関する根本的な警告が、このコンセプトに新鮮な風を吹き込んでいる。
今作品がAppleの主力製品を宣伝する一方で、その影響を批判しているかどうかは、もうひとつの『トワイライト・ゾーン』を参考にすれば、見る人の目次第ということになりそう。
『IT／イット』シリーズの成功は、映画とテレビの両方で、キング作品に対する映画的欲求の高まりに拍車をかけたけど、『デッドゾーン』のように、作家のあまり派手でない作品こそ、最高の脚色となることが多い。
沢山あるホラーの喧噪に紛れてしまいがちやけど、このスマートな今作品は個人的にははまりましたし、メッセージもはっきりと伝わりました。
実体の掴みにくいじわじわとくる怖さを体感でき、面白かったです。

2022年 アメリカ製作 〜 スティーヴン
・キング の短編小説を 「ブラムハウス」
の ジェイソン・ブラム らが製作 映画化
した 話題のNetflix作品 ＿＿ 📲💥⚰️

良い感じのサスペンスドラマで これは
中々面白い作品でしたー 〜 一言になる
けど 今の時期的にも良いですねー👏🏻✨

クレイグ（ジェイデン・マーテル）と
ハリガン氏（ドナルド・サザーランド）
主演2人の関係が 見どころでもあり とても良かったと思います …… 🥹✨

また その関係を丁寧に描かれているから 観てる側の期待と思いにも しっかり応えてくれるストーリーも 安心できて良かったと思います 〜 👏🏻✨

だから サスペンスの部分も色々と考えて観ることができるのも含め 〜 その辺りも良い作品だと感じるところだと思います …… 👍🏻😊✨

『ハリガン氏の電話』の部分は スティーヴン
・キング らしい ”ホラーキング” の部分になるのかなぁー 〜 電話がスマホ📱なのも 最近の作品なのが分かりますよね …… 👏🏻✨

原作『If It Bleeds』…… も 少年の心の成長を描いた物語とのことで 映画的にも上手かったと思います 〜 😊✨✨



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

• #netflix-2022

“死ぬ時は、空のポケットで”

スティーブン・キング原作、アカデミー監督ジョン・リー・ハンコックが映画化。亡くなったハリガン氏のポケットにスマホを入れて埋葬してしまったクレイグ（ジェイデン・マーテル）に、その後奇妙な体験が立て続けに起こる。

この原作の割に勿体無い印象。ドラマなら後半がホラーすぎるし、ホラーなら前半がドラマすぎてどっちつかず。この手の奇妙な話をもっと上手く撮る人はいると思うし、この監督ならもっと向いた脚本（”幸せの隠れ場所”みたいな）があるはず。ジェイデン君の演技は好感度ありました。

• #Netflix映画録