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セカンド・チャンス
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『セカンド・チャンス』に投稿された感想・評価

4.5
TIFF13作品目ワールドフォーカス部門
ずば抜けて面白かった!ベストドキュメンタリー🦺🏅アメリカの代名詞のような作品。ピザ屋で失敗、防弾チョッキビジネスで成功し、192回自分を撃った男の光と影。本人にとって不名誉な内容も含まれるので息子のマッドがめっちゃナーバスで説得大変だったらしい。パツパツの短パン履いて大きいお腹で銃をブッ放つあの子、この作品を構成する全てがこれ以上ないほどのアメリカンだった🇺🇸 プロデューサー2人の話がめっちゃ面白かった。
4.0
第35回東京国際映画祭 鑑賞14作『セカンド・チャンス』

今回のTIFF面白ドキュメンタリー枠。
アメリカ最大の防護服メーカーの"セカンド・チャンス・ボディー・アーマー社"(以下、SC社)の社長リチャード・デイビスの栄光と凋落を、本人及び関係者&当事者インタビュー並びに大量の資料映像(売り込み用パフォーマンスビデオ、CM、映画等のストック・フッテージ)を用いて、丁寧に紐解きます。
ご本人が存命かつ目立ちたがりの喋りたがりってのは、濃密なドキュメンタリー制作には最高の要因ですよね。というか、本人インタビューは作品クオリティに多大な影響をもたらしますので、有ると無いとじゃ段違いに変わりますね。


本作は、リチャード・デイビスの幼少から現在までの、家族関係や事業への姿勢、周囲に与えた影響等を、細かな章立てをしながら、過去から現在へとほぼ流れ通りに辿っていきます。
リチャード・デイビスの面白人間性の最たるものは、何といっても"自分の手で、自分の腹に向けて、銃を撃つ"パフォーマンスを実行したことでしょう。
一歩間違えば、腑ぶち撒く衝撃映像となりかねない"名演技"のインパクトは絶大です。このパフォーマンスの強烈さを前にすれば、軍関係者も警察官も、「コイツは凄い」と二重の意味で膝を撃つ……もとい打つこと間違いなし。
過激パフォーマンスと派手な地元貢献で鳴らしたリチャードば、画期的新素材ザイロンを使った新製品によって、どん底へと転落します。
というのも、ザイロンは"加水分解による劣化に伴い防弾能力を著しく損なう"という致命的問題を抱えていた為、若い警官の死亡事件が起きてしまったのです。
結局その事件以外にも、慢心が招いた不和によるアレコレで、経営は崩壊。倒産法制適用によるSC社倒産により、リチャードは一文無しになるわけです。
この通称ザイロン事件は、日本の東洋紡績(現:東洋紡TOYOBO)への集団訴訟に発展したため、日本国内においても問題となったようですね。

一幕から二幕序盤にかけてはコミカルさと成功物語がメインで進行し、二幕ミッドポイントから三幕にかけて一気にシリアス&シニカルな展開へ突入。しかし、最後には一幕で取り上げた"重要な生存者"の人生を変えた事件の当事者同士の会合という、驚きの感動を挟み込んでくる巧みな展開に。
全体の緩急の付け方と、インタビューを受ける人の顔つきの良さ(悲喜交々の感情がハッキリ出ています)も相まって、最後までダレることなく面白さを継続できていますし、ドキュメンタリー初挑戦ながら劇映画で鳴らしてきたラミン・バーラニ監督の手腕でしょう。
なんでも、インタビューの時に相手が予想しようもない&たわいない質問から入って、話を引き出していったとか。人たらし能力というか、相手の懐に飛び込むのが上手いってことなんですかね。


本作を見て、2021年末に見た『ドーナツキング』を連想しました。
どちらも、貧乏な男がアメリカンドリームを成し遂げ栄華の絶頂に立ち、そして一瞬のうちにどん底へと落ちる物語。彼らは、例え躓き堕ちていこうとも、次の段階へと進んでいく図太さを持つ人物像も共通しているため、立身出世物語として申し分ない登場人物ですね。
まあ、古典的物語構造をなぞるかのような人生模様なのだから、物語として面白くなるのはある意味当然。

とんでも成功者達のドタバタ物語の裏には、人に明かせない後ろ暗いものが沢山ある……。
そこを解き明かしていくときに、面白いものが溢れてくる。
人にまつわるドキュメンタリーって、面白いですねぇ。
東京国際映画祭 4本目

ピザ屋から防弾チョッキ製造に転身したこの作品の主人公リチャード、自身を192回も撃って、防弾チョッキの信憑性を証明。そして、このサムネイルの短パン姿。おもしろドキュメンタリーなのかしら?と思ってチケット取りましたが、いや、これは思わぬ拾い物。素晴らしいドキュメンタリーでした。

上映後のQ&Aで、外国の方が興奮気味に「小さい頃にナイト・オブ・ザ・リビングデッドを観たときのように、段々と人間の本性が見えてきて…」とレビューにお借りしたい(借りましたw)感想をプロデューサーに伝えてたけれど、防弾チョッキ会社を作った当初は、割と軽い感じ&馬鹿っぽいねぇ…w で観てられたけど、だんだん主人公リチャードの闇の部分へ。

しかし闇もあれば、この防弾チョッキに救われた人もいる。アメリカの銃社会を防弾チョッキ会社を起こしたリチャードというオッサンを通して垣間見られたかな、と。

主人公リチャード、闇部分もあるけれど、なんだか転んでもタダでは起きないようなポジティブ精神は凄いなー、と。そのポジティブさ、ちょっと見習いたい。最近打たれ弱いので…。

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