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ネファリアス
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ネファリアスの作品紹介

ネファリアスのあらすじ

精神科医ジェームズは、死刑執行予定の連続殺人犯エドワードの精神鑑定を行うため、刑務所に向かっていた。前任の医師フィッシャーは、エドワードの精神鑑定の結果を提出する前に自死。今、 “殺人⿁” の生死は、ジェームズの鑑定結果が握っている。独房でエドワードと対面したジェームズは、その殺人⿁の様子がかなり異様であることに気が付く。彼は、自分がネファリアスという “悪魔” であるとジェームズに打ち明け、「お前は今日、3件の殺人を犯す」と告げるのだった――。 暗黒の福音を世界に伝える役目として、ジェームズを選んだという悪魔ネファリアス。彼との対話を続けるうちに、医師が抱える秘密が、次第に明らかにされていく……。

原題
Nefarious
製作年
2023年
製作国
アメリカ
上映時間
97分
ジャンル
サスペンスホラー
配給会社
ライツキューブ

『ネファリアス』に投稿された感想・評価

3.3
連続殺人犯は悪魔憑きなのか。

死刑執行直前、精神科医が犯人の精神鑑定に臨む!精神異常ならば死刑執行不可、正常ならば死刑執行。執行の可否は精神科医に託された!取調べ室で一対一。自称悪魔と精神科医の鬼気迫る対決を描いた(ほぼ)ワンシチューション会話劇。

2人の間での主導権の奪い合いが面白い。引きのショットと最低限の日常音で悪魔の主張を矮小化させ滑稽に見せたかと思えば、悪魔が会話に被せるように強引に言葉を連ね、医者-死刑囚の関係を剥奪するため肩書呼びを拒絶、そして「お前は帰るまでに3人の殺人を犯す」と医者にふっかける。そしてその殺人を悪魔が明かしていくごとに医者の牙城が崩れて内面の脆さが露呈していく。

それに抗するように医者は仮面の奥へと逃げ込む。死刑執行の可否を判断できる医者であること、オクラホマ州法に基づきここにいること、裁判所の命令を受けていること。弱い心を守るために自己ではない権威というペルソナを形成し、それをもってしか相手と面と向かって対峙することができず、当然ながらそこに自己はない。その医者の態度は外側の権威的思想が自己の内部を塗り替えること、そしてそれを「自己」と混同することを許容することであって、構造的に悪魔憑きと何ら変わらず、本作が真に設定する「悪魔」とは何なのかを炙り出していくことになる。

その先がゴリゴリのキリスト教サイド・保守派によるプロパガンダへと変貌していくため、何ともコメントしづらいのが辛いところ…。無神論者批判、アル中神父批判、検死は残酷だ、中絶は殺人だ、尊厳死も殺人だ、そして超高額年俸のバスケ選手が奴隷労働で作られたスニーカーを履きながら人種差別を批判することに違和感はないのか?等々の主張を悪魔が医者に投げかけ続ける。そしてそういった洗脳が映画等々により日常的に行われ続けていると。

ロッテントマトでは、批評家の母数が少ないものの、観客スコア96%、批評家スコア35%と大きく差が生まれているのはその辺りに起因しているのではないかと思う。少なくとも主導権の奪い合いのシーンは面白く見たし、(思想への賛否は置いておいて)外部権威が自己のペルソナを形成して自己と混同していく心的分析も面白かったと思う。そもそも悪魔憑き映画はキリスト教価値観のもと製作されているため、ある程度は題材が包含してしまえると思うけれど、クライマックス周辺の説教(キリスト教だからある意味本当に説教😂)とか露骨過ぎる部分は(これまた思想への賛否は置いておいて)流石に稚拙で好きにはなれなかった。
GreenT
3.5
わお!!すごい緊張感のある映画!!!

連続殺人犯エドワード・ウェイン・ブレイディの死刑執行日の朝、精神科医Dr. ジェームズ・マーティンは、エドワードの最終精神鑑定をしにオクラホマの死刑囚監房にやってくる。

精神異常と判断されると死刑は執行されず、エドワードは精神病院に送られることになるので、この鑑定は大事なのだが、前任者のDr. フィッチャーはエドワードにインタビューした後自殺したためにジェームズが代役となった。

刑務所長のモスはジェームスに「エドワードは人を操るのが上手いから気をつけろ」と警告する。

インタビューでエドワードは「自分はエドワードに取り憑いている悪魔だ」って告白するんですけど、無神論者のジェームズが一笑に付すと「無神論者だからって取り憑かれないわけじゃないんだぞ・・・」って言うんだけど、ガチで怖い!!!

ちょうど『ツイン・ピークス』を再観したばっかだったのですが、ボブに取り憑かれたリーランド・パーマーが捕まった時と同じくらいの衝撃とリアリティがあって、このインタビューのシーンすごい緊張感。

この連続殺人犯を演じるショーン・パトリック・フラナリーって人がすごくて、「誰この人?」ってあとでウィキペディアで絶対調べちゃう!ってくらいの名演技。

題材がクリスチャン・ベースだからって大バッシングを受けた作品だったので興味があったんですが、通常クリスチャン映画ってめっちゃ安い作りなのであまり期待しないで観たらなんの、なんの!!オープニングのシーンからセットもちゃんとしているし、ストーリーの流れやペーシング、ダイアローグ、演出、全てが、低予算なのは解っちゃうけどちゃんとしていて、俄然観る気になる。

監督・脚本も誰なんだ?!って調べたけど、クリスチャンの映画ばっか作っている人たち。

しかしだからといって映画作りの才能がない訳では無い。

ただ「クリスチャン・ホラー」とレッテルを貼られているので、ホラーを期待したら裏切られるかも。

私にとってはおっかなびっくりホラーよりよっぽど怖かったけど。ショーン・パトリック・フラナリーの名演技で、エドワードという死刑囚に悪魔が取り憑いているという設定に納得させられるので、バカにして信じていないジェームズが、「本当なら、俺に取り憑いてみろ!」とかって笑いながら言っているのを見るとハラハラする。

エドワードって人は悪魔に操られて人を殺したり悪いことをさせられ、罪の意識に苛まれて壊れている。これが、『ツイン・ピークス』のリーランド・パーマーでもすごいズッシリ来るテーマだったんだけど、同じくらいの重圧を持って迫ってくる。

しかも悪魔は、エドワード自体が傷付くことも楽しむ。刑務所で他の囚人からリンチされたりするときは正気に戻して痛みを感じさせる。死刑も、あえて電気椅子を選択する。

電気椅子の死刑ってすごい辛いらしく『グリーンマイル』でも描写があったけど、こちらも胸が痛くなる。刑務所長モスが「死刑囚監房に入れられて、自分のしたことをじっくり考えた後、犯罪者はここに入ってきたときと全く違う人間になっていて、死刑にすることが可哀想になることがある」と言っていたけど、確かにそう思った。酷いことをした犯罪に相当するような罰が死刑である可能性はあるんだけど、誰かを本気で「苦しんで死ねばいい」って思うことがイヤだなと。

エドワードはジェームズに「お前はこのインタビューを終えるまでに3人の人を殺す」って言うので、「誰?!エドワード、ジェームズ、と誰か?!」とかってすっげーハラハラするんだけど、まさかそっちの方に方向転換していくとは思わなかった!コメント欄で!!
悪魔に取り憑かれた殺人犯vs 精神科医

刑務所での面会。
その日の夜に死刑にするかしないか判断する精神科医。
悪魔が取り憑いてる時と、取り憑いていない時の二つの人格の殺人犯。
ほぼこの二人の会話劇です。
悪魔役の人、演技うま会話超長いのに凄いな。
これホラーってほどではないかも。