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イノセント
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目次

イノセントの作品紹介

イノセントのあらすじ

妻を自らの運転する車の事故で亡くした過去を持つアベルは、60 歳の母シルヴィが強盗の罪で服役中のミシェルと結婚すると知り大慌て。親友のクレマンスの助けを借りながら、出所したてのミシェルを尾行したアベルは、ミシェルが母と花屋を持つために高級キャビア強盗計画を仲間と進めていることを知る。ミシェルに説得されたアベルは、母に内緒でクレマンスとともに強盗計画に協力するはめになるのだが...。

イノセントの監督

ルイ・ガレル

原題
L'innocent/The Innocent
製作年
2022年
製作国・地域
フランス
上映時間
99分
ジャンル
コメディ恋愛

『イノセント』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8
【第48回セザール賞 脚本賞、助演女優賞受賞】
俳優としても活躍するルイ・ガレルの監督作品。カンヌ映画祭アウト・オブ・コンペティションで上映、セザール賞では作品賞など全11部門でノミネートされ、脚本賞と助演女優賞(ノエミ・メルラン)で受賞した。

面白かった!クライム・コメディとして一級品、キャスト陣の演技も際立っている。『燃える女の肖像』のノエミ・メルラン、こんなコメディ演技もできる人だったのね。

捻った脚本がすごく面白い。次はどうなる?とワクワクしながら観ることが出来た。ルイ・ガレルの監督作品はたぶん初めて観たが、かなり腕がある。コメディって結構難しいジャンルだと思うのだが、万国共通で笑って楽しめるエンタメに仕上げていた。

ルイ・ガレル、ノエミ・メルラン、アヌーク・グリンバーグ、ロシュディ・ゼム、主要キャストみんな良かった。きっと誰でも笑って楽しめる作品ではないかな。期待以上に面白い作品だった。
菩薩
3.7
アダルトチルドレン気味のオカンが前科者と再婚すると言うからなんとか阻止したいマザコンのガレル、素性を追ってみると案の定怪しいことをしているが止めるでもなくむしろオカンの為にと巻き込まれていく。頭と尻尾を合わせて半分で折り返すとピッタリくっつくくらい綺麗に線対称な構造を持っている映画であり、同時に嘘と演じることについての映画でもあるが基本コメディ調に進んでいく。ガレルの尾行がクッソ下手で常にバレバレなのはトリュフォーの系譜を感じる(『夜霧の〜』ほど露骨ではないが…)、駐車場でスクーター轢くとこは流石に笑える。元妻を事故で亡くし…の設定が何の為だったかこそさっぱりだが、親友との微妙な関係性も嘘を演じる過程の中で変化していく一方、母親と再婚相手との関係は嘘を演じた結果解消されていく。構成の遵守に力を入れたいが為にご都合主義に走ってる感も若干否めないが、100分に収めているし悪くない作品だと思う。
「グッバイ・ゴダール!」「パリの恋人たち」のルイ・ガレルが監督・脚本・主演を兼任した痛快クライム・コメディー。

車の事故で妻を亡くした過去を持つアベルは、刑務所で演劇講師をしている母シルヴィが強盗の罪で服役中の受刑者ミシェルと結婚すると知り…

「またかよ!?10年間で3人目だぞ、刑務所は結婚相談所か?」呆れるアベル→が、恋多き女シルヴィ、「何か問題でも?」→息子の心配をよそにシルヴィはミシェルと刑務所で結婚式を挙げる→刑期を終え、出所するミシェル→アベルは、新婚ホヤホヤ、ラブラブなふたりに空き物件に連れて行かれる→「見て、ここが私たちの店よ!光が差し込む窓辺にはチューリップやベコニアを…」→「ちょ、まっ!?どういうこと?」
なんと母は、女優を辞め、ミシェルと花屋を開くと言い出す…

「資金は?」→「オーナーが知り合いで…売り上げの一部を渡す条件で貸してくれて、賃料も7割まけてくれた!」→オーナーがミシェルの知り合いと知り、不安になるアベル→シルヴィにどういうことか問いただす→「花に囲まれて暮らしたいだけ!何が問題なの?」→「問題が起きるたび、俺を頼るだろ!?どうせ今回も同じだ!」→「オマエ、人を疑いすぎぃ~」

ミシェルを信用できないアベルは、親友のクレマンスの助けを借り、ミシェルを尾行→が、尾行はバレ、失敗に終わる→開店準備を手伝う→ふたりに作業を任せ、外出するシルヴィ→「なぁ、1つ聞いていいか?お母さんは俺を愛していると思うか?」→突然の質問に驚くアベル→「なぜ俺に聞く?あんた結婚したんだろ?」→「教えてくれ…幸せかどうか」→「すごく幸せそうだけど…」→「だったら安心だ」

「ワイルド・フラワー」レセプションパーティー→アベルは、ミシェルに呼ばれ、バックヤードへ→「ど、どうかな?」→ミシェルはアベルにファッションチェックを頼む→「なんか野暮ってぇな…それやりすぎじゃね?」→ドデカ蝶ネクタイをネクタイにチェンジ→「葬儀屋みたいじゃね?」→「女性たちはそうは思わないよ。刑務所暮らし長過ぎたね」→打ち解け始めたふたり→ミシェルは売り場に戻る→椅子にかかったミシェルの皮のジャケットを羽織るアベル→「ジャケットはイカすな」→鏡に向かいミシェルのモノマネ→ポケットに手を突っ込む→「ん!?」→ポケットの中に何かが…取り出す→出てきたのは、拳銃だった…。

パーティー中、スマホをいじるミシェル→「ちょ、友だち迎えに…すぐ戻っから!」→拳銃に怪しい行動…何か企んでるに違いない!アベルはパーティーに連れてきていたクレマンスの飼い犬の電子監視装置をミシェルのジャケットに忍ばせる→追跡開始→ミシェルは薄暗いBarへ→アプリで音声を聞く→「200じゃ少くねぇ」「250渡す」「前回はお前に騙されたが…今回はわけまえもらうからな!」なんとミシェルは仲間たちと高級キャビア強盗を企てていた…

母に忠告→「あの男と別れろ!奴は危険だ!店は俺が手伝うから」→ブチギレる母→アベルの髪を鷲掴み、「なに言ってんだ!?自分が辛い目に遭ったからって私の人生壊すな!」→そしてクレマンスからも怒られる→「幸せそうなんだから、好きにさせてやれや!」
翌日、またミシェルを尾行→が、尾行のセンスが絶望すぎて、ミシェルの仲間にバレる→「おい、問題発生だ…後ろ見ろ」→「何?」→「自分の目で確かめろ…」→確認するミシェル→柱に隠れきれていないアホ探偵アベルを発見→「アイツは…無害だ」→「いや、絶対通報すんだろ」→「母親の夫を裏切らんよ…」→「1つ解決策がある。だが、お前は嫌がると思うが…」
その解決策とは…アベルを仲間に引き入れることだった。

アベルを呼び出し、協力を求める→「通報してやる!」→「できやしないよ、お前は母さんを愛しているから」→「だから守る!」→「シルヴィは開店を待ち望んでいる。ぶち壊す気か?」→「…」→ミシェルは計画内容を話し出す→盗むのはイラン産の最高級キャビア→キャビアを積んだトラックの運転手がサービスエリアで食事中に犯行を実行する→「暴力は使わん。運転手も絶対気づかない」→「コーヒーだけで出てきたらどうすんの?」→「それはあり得ない」→「なぜ?」→「何度か尾行した。運転手は神経質というか…強迫性障害だ」→トラックは11時ぴったりにサービスエリアに到着→駐車場所は常に同じ→運転手はトラックの見える窓辺の席に座る→「窓からトラックを見張っているが、荷台は見えない」→11時10分に卵と炭酸水、11時20分にステーキとポテト、11時35分にデザートを食べる→そして11時45分にトラックに戻る→「猶予は40分だ、だが念のために10~15分ほしい」

アベルはクレマンスに相談→「え!?1キロ3000ユーロのキャビアを何キロ盗むの?いくらくれるって?」→興味津々のクレマンス→「何キロかは知らん。報酬は3万ユーロ…」→「マジで!?そんな簡単な仕事で!?絶対やるべき!」→「バカ言うな!」→「だって簡単な強盗じゃん!」→強盗をゴリゴリに勧めるクレマンス→「もう奴らと関わりたくない!母さんのせいで何度も家宅捜索を受けた!」→ふたりは言い争いになる→「もうあんたとはもう絶交よ!」→アベルは、クレマンスから絶縁宣言をくらう…

店に行くと、バックヤードから喘ぎ声が…→「母の幸せとは…」→アベルはミシェルたちの計画に協力することを決める→クレマンスと仲直り→「君も一緒にやるか?」→クレマンスを誘う→「もちろん!」超ノリノリのクレマンス→ふたりは、シルヴィたちと打ち合わせをする→アベルたちの役割は運転手の気を引き、引き留めること→カップルに扮し、レストランでド派手に喧嘩し、運転手を巻き込む作戦→打ち合わせを終え、みんなでカラオケへ→なにも知らず、大熱唱する母、その様子を見つめるアベル…

そして、計画実行の日を迎える。

簡単に終わるはずのキャビア強盗…しかし、予期せぬトラブルと裏切りが彼らを待ち受けていた…。

母の幸せのため奮闘する息子と、息子より男の色ボケ母ちゃん…
我が子の忠告を無視した結果が、これっスか 笑 
ミシェルもまあまあクズだが、母の傍若無人っぷりが強烈すぎて…
こんな母ちゃんマジ勘弁っス。
まあまあおもろかった。

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