〈娘について〉（原題）
一人で暮らしながら介護施設で働く私。ある日娘が家に戻ってきた。彼女を連れて…。
身寄りのない老人や娘を通して見た世の中の不条理。どうしても受け入れられない娘の現状と“普通に暮らしてほしい”と願う母の想い。感情を表に出さない母がもがき苦しむ心の内がありありと表現されていて声を荒げて感情を爆発させる韓国映画のそれとはまるで違う。オミネの演技がとても光っていてこれを見て彼女のファンになった。凝り固まった偏見だと批判するのは簡単だけど、もし身内で同じことが起きたら自分なら？人間も社会も簡単に変わるわけがない。でも認められなくても理解はできる。きれいごとで終わらない現実的なラストもとても好みだった。

老人介護施設で働く女性を主人公に、大学で働く娘がパートナーの女性を連れて家に戻ってきたこと受け入れられない一方で、施設で特に介護している老婦人に対する施設の態度が受け入れられず、家族のあり方についての葛藤を描く映画。面白かった。静かなトーンで良くできた映画。

雰囲気好きだった。

韓国語わからないし、字幕なしでみたので、
いつかどこかで、英語もしくは日本語字幕で上映される機会があるのならもう一度しっかりみます。