深海レストランを配信している動画配信サービス

『深海レストラン』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

深海レストラン
動画配信は2025年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

深海レストランの作品紹介

深海レストランのあらすじ

父の再婚により、孤独を感じる少女、シェンシウ。クルーズに出かけても、家族は誕生日の彼女を祝うことはない。船から落ちてしまった彼女は、気がつくと、魚やセイウチたちが働く水中レストラン「深海」にいた。そこではナンヘというちょっとおかしなシェフもいた。夢と現実の間でシェンシウの特別な体験が始まる。監督は『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』(15)のティエン・シャオポン。

深海レストランの監督

ティエン・シャオポン

深海レストランの出演者

ワン・ティンウェン

スー・シン

原題
深海/Deep Sea
製作年
2023年
製作国
中国
上映時間
112分
ジャンル
アニメ

『深海レストラン』に投稿された感想・評価

mika
2.6
孤独な少女が、家族旅行で行っていたクルーズ船から海に落ちてしまう🚢🌊
辿り着いた先は、、、水中レストラン⁉️

海の映像は素晴らしいんです。
水に質感は、ほんと、お見事‼️

全てがカラフルなのは、夢の世界。
・・・と思ってみれば理解できるんですが、最初はワケワカ🤔

とにかく映像がカラフルすぎて、途中飽きてきて寝落ち2回😅
お話はジブリっぽいのかなぁ。。。

個人的には、あまりハマれませんでした。
映画のCGより、エンディングに流れてたアニメーションの方がよかった😊
そのアニメーションで、この作品作ったらよかったのになぁって思っちゃった😅

2024-346
arch
5.0
今年観た『ライオン少年』の破壊力は計り知れなかった。中国産CGアニメーションに初めて触れた瞬間だったが、『スパイダーバース』とも『The First Slam Dunk』ともましてや日本のTVアニメとは全く違う境地。精彩さとダイナミズムを併せ持つように躍動する獅子舞の描写は、始めてみるものであり、観客のエモーションに限りなくフィットしたような躍動の快感があった。
そして本作もまた中国産CGアニメーション。『露小黒戦記』のようなまた別ベクトルの傑作もあり、中国産アニメが全てテイストで、同クオリティとは思わない。だが、この映画の圧倒的なビジュアルと自然表現を前にすると思わずその幻想を抱きそうになる。

特筆すべきは、流れの表現と不定形であり続ける表現だろう。この二つは切っても切れない関係性にあるわけだが、前者は「自然の表現」として使われ、後者は主に「キャラクター描写」について発揮されている。

本作の自然表現と言えばそれは「波」であり、「海」である。とにかくその水が流れるという表現が素晴らしい。CG表現とは思えない分解能で動くその水の表現は、リアリズムとしても見事ではあるが、その真価はモーゼのように海を叩き割るナンヘとのコラボレーションの中でこそ発揮される。自然的な表現でありながら、ナンヘのマジカルな力を表現する舞台装置でもあり、自然と超自然を行き来するようにその流麗でダイナミックな水の表現があるのだ。
それは『ライオン少年』にも感じた"動きの流麗さ"に重なる。中国産アニメはその「流麗さ」という一つの共通点があるのかもしれない。

「キャラクター描写」の不定形さについては、注目して欲しいのは表情だ。本来人の顔はどんなにかっこよくてもマヌケな瞬間があるし、ブサイクになる。それは表情は複数の筋肉が連動して耐えず変化しうるものであり、時に変な顔になるのだ。アニメーションではその表現のスクラップ&ビルドの過程を省略しがち、常に結果が連続してキャラクターは描写される。この映画ではそのスクラップ&ビルドがなされる。時に作画崩壊とも言えるような顔をしており、ナンヘがとても醜い顔に見えたりする。
だがそれこそがリアルな表現だといえるし、何よりも彼の時折見せる気高い精神性を背景としたカッコイイ瞬間、表情とギャップを生み出している。
その不定形さは近年のアニメの流行りの中にある。『オオカミの家』や『ミュータントタートルズ ミュータントパニック』なんかがそうだ。本来実写には不可能でアニメーションだけに許されているのが形を無視した表現だ。
上記した流麗さの話も含めて、不定形であることを活かしたアニメーション作りは中国の1つの特性であり、世界的な動きになりつつある。今後とも中国産アニメーションを注目したい。


ストーリーについて
あらすじは以下である。
シェンシウはは家族と共に、客船で海へと旅に出る。
再婚した父、母親にベッタリだったシェンシウはその新しい家族に居場所を見つけられずにいた。
荒れた海の船上デッキに逃げ出すシェンシウだが、不慮の事故で船から落下してしまう。
目が覚めるとそこにあったのは、海の生物を模した異形の者が巣食い、営む「深海レストラン」だった。

読むだけで分かるように『千と千尋の神隠し』の影響を強く受けている。しかし本作は『千と千尋の神隠し』ほどストーリーテリングを捨てず、何より主人公を愛していると感じる。

結末から言えば深海レストランでの出来事は彼女の心中で起こった妄想であったことが明かされ、妄想の中にいたナンヘは彼女の代わりに死んだことが分かる。
妄想の世界へと必死に帰ろうとするシンシェウ、同時に病院のベットで今にも心拍が止まりそうな音が聞こえる。
この映画の全てが彼女の葛藤そのものであり、そんな彼女の惨憺たる心象世界を照らしてくれるナンヘがいるのだ。誰かに救われる、生きろと願われることが、彼女には必要で、ナンヘが居たからこそ、シンシェウは現実に生きることを選ぶのだ。

圧倒的なビジュアル力で魅力的な世界と辛い現実、その両者を乗せる天秤が揺れる中で、ナンヘとの「現実」と「虚構」での言葉が彼女を勇気づける。その虚実のリンクも上手いところ。
現実に戻るとき、シンシェウは大いに泣く。
これは個人的な体験に基づく話だが、夢の中の出来事があまりに現実てきな肌触りを持っていたせいで、夢から醒めた時、そこで出会った人を置いてきてしまったかのように錯覚して泣いたことがある。その体験があってかシンシェウの感情は痛いほどにわかった。


映像だけに限らず、その一人の少女の苦悩と再出発を丁寧に描いたストーリーもよく、素晴らしい作品だった。
4.5
【デジタルシネマでジブリ的映像表現の限界に迫る】
以前、YouTube配信で有識者から「スゴい中国のアニメーションがある」と紹介していただいた『深海』が第36回東京国際映画祭で邦題『深海レストラン』として上映が決まった。

実は今回の映画祭の中で一番の目当てはこれであった。予告編の段階からディズニーピクサー、そして日本のアニメーションの要素を繋ぎ合わせて、それらが到達できない地点にまで達していたのである。実際、中国のアニメーションは『獅子少年/ライオン少年』もそうだが、相当レベルが高い。Blender等でCGアニメーションを作ったことがある方なら、異常なまでに繊細な動きに驚愕するであろう。

どれぐらい工数が掛かっているのか?

下手すれば人が死んでいるぞ?

と。

さて、実際に観てみるととにかく流体へのこだわりがえげつないこととなっていた。『マイ・エレメント』も水や火の描写へのこだわりが凄かったのだが、その比ではない。『もののけ姫』において線状の流体を手書きでやったことは伝説となっているが、デジタルシネマではどこまでいけるのだろうか?複雑怪奇、水滴から群になった波の運動、そこに金属やビニールといった異なるオブジェクトを交え、実写に近いレベルの運動をさせる。まずこの技術力の高さに圧倒された。アニメ映画史に残るレベルの仕事であったと言える。

そして内容が、中国アニメかつ子どもが主人公にもかかわらず鬱映画もとい心象世界を描いた形而上映画だったことにも驚かされた。弟(妹?)ができたことで親からの寵愛を受けられなかった子が海に転落し、死の淵を彷徨う。その中で内なる孤独と対峙していく。そこで生まれてくる邪悪な暴力性を、これまた流体で描く。つまり、感情というものは形はない。可変であるが、自己というフレームの内と外の境界線を引くことにより存在はする。それは得体の知れないものとして自己のある部分を蝕みモンスターとなっていく。それと対峙し、殻を破ることができるのか?

まさしくエヴァンゲリオンのテーマに通じる話をやってのけていたのだ。上映後の解説によれば、監督は宮﨑駿に影響を受けているとのこと。『千と千尋の神隠し』的深海レストラン、そしてダークな人間模様を通じて人間の葛藤を描き切る。これはとんでもない怪作であった。

『深海レストラン』に似ている作品

ナタ転生

上映日:

2021年02月26日

製作国:

上映時間:

117分
3.6

あらすじ

中国の古代小説「封神演義」に登場し、3000 年以上前の世界で絶大な権力を持つ一族・東海龍王の息子・三太子に歯向かい死闘を繰り広げ、勝利したほどの強い魔力を持つ 7 歳の少年神≪ナタ≫。し…

>>続きを読む

紅き大魚の伝説

製作国:

上映時間:

100分

ジャンル:

3.5

あらすじ

不思議な別世界に住む少女は赤いイルカに姿を変え、人間界をさまよう。そこでの男の子との出会いが、運命を決する旅路に少女を駆り立てる。

フェイフェイと月の冒険

製作国:

上映時間:

97分

ジャンル:

3.3

あらすじ

物心ついた頃から、今は亡き母が語る“月の女神の伝説”を信じ続けてきたフェイフェイ。科学が大好きな彼女は、家族を巡る様々な悩みを抱えつつも《月の女神の伝説》を証明するために自らの手で宇宙船を…

>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年

上映日:

2023年05月26日

製作国:

上映時間:

104分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
  • 泰閣映畫
  • 面白映画
4.0

あらすじ

出稼ぎ両親の帰りを待つ貧しい少年チュンは、ある日、華麗な獅子舞バトルで屈強な男を倒した同じ名前の少女チュンから、獅子頭を譲り受けた。チュンは、お調子者のマオと食いしん坊のワン公を誘い、獅子…

>>続きを読む

長江 愛の詩

上映日:

2018年02月17日

製作国:

上映時間:

115分

配給:

  • 東宝東和
3.5

あらすじ

父から譲り受けた船で発見された古びた詩集「長江図」。 そこには長江流域の街が記され、導かれるように船は長江を上流へ進む。 男は、行く先々で”美しい女”と再会し、過ぎ去りし記憶に想いを馳…

>>続きを読む