安史の乱から数年後、吐蕃(チベット)の⼤軍が迫り、戦況は危機的だった。剣南⻄川節度使の⾼適(こうせき)は懸命に抵抗するも、孤軍奮闘では⽀えきれず、退却せざるを得なかった。その夜、朝廷に派遣された程(てい) 公公がやってくる。 撤退の責任を問われると⾝構えた⾼適の予想に反して、程公公が尋ねたのは季⽩(りはく)のことだった。⾼適は、季⽩と⾝を 寄せ合って過ごした貧しい時期の話や、盛唐の⽂壇の⼀時の栄光について語り始める。
©Light Chaser Animation Studios. All rights reserved.