FOUJITAの作品情報・感想・評価・動画配信

「FOUJITA」に投稿された感想・評価

本作に関する小栗監督のインタビューより(風の旅人復刊6号)、
「外から世界を見るばかりだと、表現はどんどん単一になってしまい、世界が一元的になります。」
「当たり前のことですが、映画の画面には人物だけが映っているわけではありません。風景も事物も背景としてそこにあるのではなく、いっしょにある。その一緒の具合がどうなのか。」
とのべ、ヌーヴェルバーグに特徴的な言語をなぞるような映画に対して「内的な時間から組み立て直すこと」を本作では試みたという。

絵画的な描写、静的なカメラワークもさることながら、いわゆる大聖堂やら鐘の音、パリの鳥瞰のショットなどもなく、
あるブログでは「パリ感がなかった」と残念がる声もあったが、その「パリ感」なるものは本作でFOUJITAが聞き流した高村の詩、
中途半端なロマン主義をしか映し出さず、「内側から組み立て直」されたものではない。
私の目では本作でそれがどこまで実現されているのかを見極めることは難しいが、フランス(パリ)と日本という二国を舞台にしてそれを行う試みの成果の、
一部分であれ体感できたようには思える。それはやたらと物が置かれた日本の家屋、制作を行うFOUJITAの様子、物があまり置かれていないパリのホテルなどに典型的に現れていたが、
街の静的なショットにおいても、人々が生活したエリアばかりが映されるところにも見られる。

最後の夢のような描写から、戦後のキリスト教の洗礼を受けることになるFOUJITAの生を予兆する、ないし一挙に駆け上っていくような展開は、小栗監督なりのFOUJITA像の提示か。FOUJITAについてはあまり知らなかったが、一つの時代をかく生きることになった、一定のリアリティを持った中動態としてのFOUJITA像が私の中に出来上がったように思える。
riko

rikoの感想・評価

3.5
こういう描き方なら、前半のパリか後半の日本、どちらかのみでよかったような気がするけれど、全体の雰囲気は好き。
残念だ…
藤田嗣治の何を伝えたかったんだろう…分からない(^^;;
俳優さん、素敵な人ばかりなのに、引きの画ばかりで、表情とか見えにくいし…
監督と脚本が違う方だったら、もっと伝わるものがあったのかな…と、素人ながらに思えてしまった…終始監督の名前が強調されてたから、余計にそう思っちゃったのかも。辛口感想。
とし

としの感想・評価

3.0
2020年10月16日
映画 #FOUJITA (2015年)鑑賞
#藤田嗣治 #レオナール・フジタ の伝記映画
日本画の技法を油彩画に取り入れつつ独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは絶賛を浴びたらしい
エコール・ド・パリの代表的な画家
飲んだり遊んだりしてるシーンが多いのでもう少し創作活動を見たかった
Mariina

Mariinaの感想・評価

3.0
オダギリジョーがリアル藤田嗣治

全てのカットが絵画のように美しい
自然音を排除して、パレットをカタンと置く音や椅子がきしむ音だけを残している、音響のこだわりもすごく感じた

半分は帰国後の話だったので、もーちょっとパリのフーフーを観たかった気持ち
山本

山本の感想・評価

-
記録。オダギリさん、美しい。
映像が、絵画の様だった。
美術館で、たくさん絵を見た感覚に近かった。
notcinefil

notcinefilの感想・評価

2.9
意識高い系監督の自己満オナニーに付き合わされただけだったな、というのが鑑賞直後の偽らざる気持ちです。

これ、「FOUJITA」だしレオナール・フジタの話なのかと思ったら、藤田嗣治の戦争画とその時代がメインの話だった。この題材なら戦前のパリ時代ではなく、前半が藤田嗣治と戦争画で後半においては戦後のレオナール・フジタを掘り下げるべきだったのでは?エンドロールでレオナール・フジタの宗教画唐突に持ってこられてもな。エンドロールでこれフランス政府から助成されてるの判明したので、ある程度の割合でフランス描かなきゃならないから前半無理やりに突っ込んだなとは意味は理解したんだけど、藤田嗣治(レオナール・フジタ)という題材にしっかり向き合ってたらそういうお茶の濁し方じゃなくて戦後を描かなければならなかったよね。

詩と小説の文法が違うように映像詩と映画の文法も違うのにその辺曖昧にしてしまってるし、こういう映像詩をやりたいなら題材は藤田嗣治以外にしなければならない。藤田嗣治をテーマにしたいなら、もっと藤田嗣治に寄り添う映像詩の撮り方ってあるでしょう。確かに綺麗な映像だけど、これ藤田嗣治ではないでしょう。戦争画を取り上げるなら藤田嗣治がレオナール・フジタになったくだりからも逃げちゃダメでしょう。ある程度藤田嗣治を知ってる人にしかわからない撮り方を選ぶ分には良いんだけど、その場合、知ってる人たちに対しては真剣に自分の解釈の藤田嗣治、レオナール・フジタはぶつけなきゃならないでしょう。なんとなーく曖昧な綺麗な映像で誤魔化しちゃならないでしょう。藤田の戦争画とその後も描かないで無責任に取り上げちゃならない題材でしょう。本当腹立つな。韓国映画のサービス精神の爪の垢でも煎じて飲め。独りよがりに「お芸術ですよー」って提出されても何より藤田に失礼だと思うわ。
(私は監督に怒ってるので、役者さんたちや美術始め裏方さんたちは良かったと思います。他の人たちが良かったので監督に余計腹が立ちます)
CANACO

CANACOの感想・評価

3.0
レオナール・フジタ(藤田嗣治)が好きでなければ鑑賞は厳しいかもしれない。好きな人でも、この平坦な道をとぼとぼと進んでいくような見せ方には飽きてしまうかも。

レオナール・フジタ絵画好きとしては、彼の自己プロデュース能力に驚きながら、実際に近くにいたら(他の芸術家と同様)「濃すぎて」きっと疲れるだろうなあと思いながら観た。

オダギリジョーはホントに似ている。
yam

yamの感想・評価

3.5
パリのシーンは美しくて夢のようだけど、対比される戦時中の日本も現実味がなくて最後まで幻を見てるような映画。
swkmrt

swkmrtの感想・評価

3.4
すごく間が長くて。。早送り。笑

逆輸入っていう言葉が成り立つのは日本だけなのかという気分に。
元から評価できたらよいのだけど。。
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