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盗月者 トウゲツシャ
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盗月者 トウゲツシャの作品紹介

盗月者 トウゲツシャのあらすじ

アンティーク時計の修理に天才的な能力を持つ時計修理工のマー(イーダン・ルイ)は、老舗時計店の二代目店主であり裏では盗難時計売買の顔を持つロイ(ギョン・トウ)に自身が修理した時計を偽造販売したことがばれ、ある高級時計の窃取を強要される。狙いは、東京・銀座の時計店に保管された、画家ピカソの死から 50 年後に発見された彼が愛用していた3つの時計。集められたチームは、リーダーのタイツァー(ルイス・チョン)、爆薬の専門家マリオ(マイケル・ニン)、鍵師のヤウ(アンソン・ロー)、そしてマー。彼らはオークションが開催される東京へと飛び、下調べをして銀座の時計店に侵入したが、ピカソの時計が保管された金庫の中に、偶然にも月に到達した唯一の時計・ムーンウォッチを発見してしまう。予想外の展開にマーたちの運命は大きく狂い始め、日本の大富豪で裏でやくざと繋がる加藤(田邊和也)をも巻き込み、チームに危険が迫る。敵味方が交錯する中、4人の男たちは命を賭けた大逆転のゲームを開始する!

盗月者 トウゲツシャの監督

ユエン・キムワイ

原題
盜月者/The Moon Thieves
公式サイト
https://pole2.work/tougetsusha
製作年
2024年
製作国
香港
上映時間
107分
ジャンル
アクションクライム
配給会社
サロンジャパン、ポレポレ東中野

『盗月者 トウゲツシャ』に投稿された感想・評価

大阪アジアン映画祭2024オープニング作品

2010年の香港の窃盗団による東京の時計店襲撃事件を題材に、史実を織り交ぜたストーリーが展開するスタイリッシュな犯罪ドラマ。

物語は「質に入った中古時計をカスタマイズし違法 販売していた修理屋 は、冷酷な悪徳時計ディーラーの指示で、ベテラン泥棒、爆破プロ、そして若き天才鍵師の3人と窃盗団を組まされる。ミッションは、東京の時計店にある、ピカソがかつて愛用していた3本の時計を盗むこと。だが彼はメンバーそれぞれに別の思惑があることを最初から見抜いていた(映画祭公式パンフレットより)」というもの。

いわゆる昔からあるケイパーものでコンゲームものだが、冒頭から火薬多め、中盤の盗みも現代風のアップデートが施され、きちんと脚本も練られている、本国でも今年公開されてヒットしたばかりの最新型香港エンタメムービー。
主役のうち何人かが向こうの男性アイドルらしく少し軽すぎる嫌いはあるが、それでも往年の香港映画の匂いのする漢映画を映画祭で見られるのは嬉しく、素直に楽しめた。
是非、日本でも劇場公開してほしい1本。
3月の大阪アジアン映画祭にて鑑賞。

時計偽装屋が、悪徳ディーラーに脅され、日本に幻の時計を奪いに行くクライム・アクション。個人的にはオーシャンズ11のような泥棒ものの印象が強かった。
脚本が練られていて、ストーリーがテンポよくサクサク見れる。
ライトな作りだが、主要人物の背景を前半に描写することで、後半の葛藤ドラマが生きていた。
主要三人が香港アイドル「MIRROR」からの起用だったが、それぞれ当人に合った役どころで、リアリティが感じられた。(ファン故の贔屓目もあります)演技技巧派の役者が脇を固め、しっかりドラマ部分を担っていた。盗賊組四人が徐々にお互いを理解していく過程も楽しい。ぜひ続編を作って欲しい所。絆が深まった彼らの活躍をまた見たい。
映画の大半を日本で撮影しており、美しい日本だけでなく、うらぶれた日本の風景を外国からの目で切り取った絵面が面白い。


とりあえず脚本が良く、スカッとしたアクションものを見たい人にはうってつけ。火力もかなりの量でドンパチアクションが楽しめる。最後の余韻が男のロマンを香らせ、なんともいい気持ちで劇場を後にした。
備忘録
2024.3.5 大阪アジアン映画祭(ABCホール)で鑑賞。

監督はユエン・キムワイ、出演はイーダン・ルイ、アンソン・ロー、ギョン・トウ(この三人はMIRORというアイドルグループのメンバー)、ルイス・チョン、マイケル・ニンなどのサスペンス・アクション作品。

上映後にはユエン・キムワイ監督とヤクザの組長役の田邊和也さんが登壇、質疑応答などがあった。

最近は比較的低予算で良質な小品が多くなっていた香港映画だったが、久しぶりに、かつての黄金時代を彷彿させる派手な作品が出てきたなという印象。

アンティーク腕時計を”正規部品を寄せ集めカスタマイズして”偽造(正規部品を使っているのでコピー商品ではないが、部品を入替えているので本物でもない)していた主人公が、悪い時計ディーラーに脅され、ベテランの泥棒二人組(実質リーダーと爆破のプロ)、駆け出しの鍵師と組まされて四人で東京の時計店にあるピカソの腕時計を盗むことになるというお話。

なるほど、劇中で出てくるある腕時計に絡んでの「盗月者」なんだね。
突拍子もないお話に思えて、意外にも実際のエピソードをいくつか組み合わせて作られたらしい(監督談)

現地香港で旧正月に公開され大ヒットしているらしい。その辺も頭に入れて観たが、うーん、そこまでヒットしたのは多分にMIROR人気のおかげかなぁ。
このMIRORは2018年11月にデビューした香港のアイドルグループ。
私が最後に香港に行ったのが2018年3月なので、彼らのブレークは知らなかった。
少し調べると、当初は韓国や日本のアイドルの模倣と見られていたが、民主化運動やコロナ禍など香港を取り巻く影響がさまざまに絡み合って大ブレークしたようだ。

作品としてはまあまあ良くできている。騙し合い、時計を盗む際の緊張感、派手な銃撃戦などがうまく纏まっていて、観ていて楽しい。
四人組は、1(主人公)+2(泥棒)+1(鍵師)といった感じで、決して信用し合う仲間でもなく、いつ裏切るかわからない状態なので、最後まで気が抜けない。
金庫の鍵を開けるシーンは、聴覚、触覚に頼るアナログな手法を、CGを使ってわかりやすく視覚化しており、観ている側もハラハラする。
銃撃戦は、まさに往年の香港映画をのように派手で、「どれだけ撃つねん」とツッコミたくなるような銃弾の雨あられ。思わずニンマリしてしまった。

東京でのロケは日本人の俳優さんをたくさん使っており、かつての「大福星」、「極道追跡」、「東京攻略」に比べて、日本人でも”あまり”違和感なく観れるようにはなっており、この辺も時代の流れを感じた(臨時ニュースのアナウンサーがカタコト&棒読み過ぎたけどw)。

黄金期の香港映画では、このぐらいのデキの作品はたくさんあった(演出や脚本は今作の方が格段に進歩しているけれど)。おそらく90年代であれば、(ヒットはしただろうが)よくできたアクション映画の1本として、多くの作品の中に埋もれてしまっただろうなとも思った。

とはいえ、こうした外向きな作品が作られるようになってきたことは、香港映画ファンとしては大変嬉しい。かつての勢いを取り戻せるよう、ぜひとも頑張って欲しい。

MIRORのメンバーは若く、演技もまだまだだけれど、なかなか新陳代謝が進まない香港芸能界に久しぶりに現れた期待の星なので、たくさん経験してビッグスターになって欲しい。

映画祭という文字どおり「お祭り」にふさわしい楽しい作品だった。

※下水道に入る穴を開けるために向かった地下街が、先日観た「PERFECT DAYS」に出てきた居酒屋さんがあった地下街みたいに思えたが、東京の土地勘がないのでよくわからない。誰か教えてください…。