盗撮を疑われた男の顛末を描いたヒューマンドラマ。　
chavoが監督と脚本を務める日本のショートムービー。
青木裕基が主演、山口まりのがヒロインを演じる。　

食品加工工場で働いている男（青木裕基）が、電車の中で女性のスカートの中をスマホで撮影しているように見える動画を女子高生に撮られてしまう。動画はネット上にアップされ、たちまち盗撮動画として拡散される。そんな折、ウェブニュースの会社で記事を書いている元彼女（山口まりの）から真実を伝えたいという理由で取材を受ける。しかしネットニュースで流れた記事は、自分が述べた内容とは大きくかけ離れており、ますます世間から誹謗中傷されて職も失ってしまう…

シリアスな問題をコミカルに描いた社会派ドラマです。
信頼と裏切りと絶望が交差するヒューマンドラマで、SNSの恐ろしさが描かれている。
動画をアップした女子高生は正義感から行っており、元彼女も真実を伝えようと取材しており、結果が裏目に出てしまう不条理がやるせない。
最後は脇目もふらずに猪突猛進な元カノが笑いを誘う。
真実を知らずに騒ぎ立てる子供たちは、一般市民のメタファーのように思えた。
「盗撮　盗撮　盗撮　盗撮…」　　

2025.3 BS12で鑑賞（土曜しょ～と劇場・字幕）

• #電車での盗撮
• #食品加工工場
• #工場退職
• #猪突猛進

現代のSNS問題に切り込みながら冤罪に陥った1人の若者の悲劇をコミカルに描いている。

一応ジャンルはコメディになってはいるがとんでもなく怖い話。例え冤罪でも一度拡散して炎上してしまったら最後、殆どがもう取り返しが付かない。改めてSNS社会の怖さを感じた。

残念だったのが終盤に冤罪を証明する為にヒロインが奔走する場面。解決の仕方が都合が良過ぎて雑になってしまったのがマイナス。

ヒコットランドマーチ（21min）
　
「盗撮」「拡散」「炎上」

SNS時代のタイムリーな話題を使って、現代の希薄な友情や信頼をテーマに取ったアイディアはいいけど、ジャーナリズムと絡めた展開がストレート過ぎて着地点がありきたりになってしまった。拡散した女子高生の視点も入れたりして、キチンとオチをつけなくてもよかったんじゃないかな。

でも、あのラストシーンは好き❤️

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