マッド・シティの作品情報・感想・評価

「マッド・シティ」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

3.3
「サタ☆シネ」にて。視聴率によってクルクルと報道姿勢を変え、露骨な誘導質問や映像編集によって世論を巧みに欺いていく。小さな事件がショーアップされていくという、マスメディアの狂気を非常にわかりやすく描かれ、考えさせられるところの多い作品です。マスメディアのショーアップに巻き込まれた気弱な犯人(ジョン・トラボルタ)が気の毒で、毒気に当てられてどんどん悪い方向へ変貌していく新人女性記者の姿も印象的。

惜しむらくは、肝心の「事件」の部分の緊張感が希薄なところ。ラストも予想通りすぎて、もうちょっと工夫は欲しかったかも。あとこのアメコミ風な映画タイトルもいかがなものかと。
最後まで引き付けられた。
ただただジョン・トラヴォルタが可哀想で仕方なかった。
切なすぎる( TДT)
しかし見応えがあって映画のエンタメ度高し!!
博物館をリストラされた元警備員サム(ジョン・トラボルタ)は館長に再就職の交渉にいくが、持っていた散弾銃が暴発し、元同僚の警備員に当たってしまう。サムは図らずも館内にいた子供たちを人質にしてろう城することになる。偶然居合わせた落ち目のリポーター、マックス(ダスティン・ホフマン)は事情を聴き、サムの誠実さをTVを通して世間に伝えようとする。しかし、TV局は高視聴率を狙い、サムを悪人に仕立てようと情報操作を始める・・・・・。

ジョン・トラボルタは真面目で優しいのだが、短気な元警備員サム、ダスティ・ホフマンは人道主義者のリポーター、マックス。ちょっと意外なキャスティング。二人とも見事に好演している。
マックスの奮闘むなしく、TV局は高視聴率獲得のために情報操作して善人のサムを悪人に仕立て上げ、視聴者たちはそれを鵜呑みにしてしまう。どう考えてもサムの末路は逮捕か死であろう。だが俺はひょっとしたら大ドンデン返しかあってハッピーエンドになるのでは? と淡い期待を抱いた。残念ながらそれはかなわなかった。ラストでマックスがマスコミに叫ぶ。「わかってんのか、人殺しめ! 俺たちがサムを殺した! わかってんのか、人殺しども!」このセリフが本作の全てであろう。製作は1997年。すでに20年以上たっているが、メディアの主流がTVからネットに移りつつある現代でも、マスコミと視聴者たちの残酷さと愚かさは変わっていないことがよくわかる。
●'98 10/〜名画座上映
(初公開: '98 5/9〜)
配給: ワーナー
ワイド(Super35/シネスコ)
DOLBY DIGITAL/dts/SDDS
国内音声仕様: SRD/SR/dts
10/25 13:05〜 横浜日劇にて観賞
フィルム上映
ドルビーA映写
パンフ購入不明

同時上映:
未観賞の為、記録無し。
TVムービーみたいな話。トラボルタがいい。寝不足と緊張でボロボロになっていくのが泣かせる。バカをやらせりゃちょっとしたものです。全然救いはない。映画館に行った人遣る瀬なかったろうな。まあ、ホフマンの出ているのは『靴をなくした天使』みたいなほうが珍しい。
LO

LOの感想・評価

5.0
社会派サスペンス。
無教養な私にも分かりやすく、楽しめました。
ダスティン・ホフマンとジョン・トラボルタがメインキャスト。

主演のダスティン・ホフマンって誰だっけ…と思って調べたら、
「レインマン」で自閉症(だっけ?)の兄役やってた人だ!(トム・クルーズと共演した)
演技のギャップがありすぎ(笑)今回は渋いオッサン役柄です。

トラボルタは今回、不甲斐ない性格の役柄です。一般人寄りの立場だからか。


そして、この映画のオチが良かった。
終盤に差し掛かって「あれ?どうなるの?」と思ってたら、メッセージ性のある良い終わり方をしてくれた。

面白かったです。
仕事をクビになったトラボルタがショットガン片手に元仕事場に立てこもり、すぐにマスコミが騒ぎ立てる。そこへ1人のキャスターが人質となる。マスコミの恐怖。トラボルタが立てこもった目的、みんなに伝えたいことはなんなのか…
かなり昔に地上波で鑑賞しましたが、今でもラストのダスティン・ホフマンの姿が強く印象に残っています。

徐々に加熱する報道合戦に収拾がつかなくなる事態。それを助長しているのは紛れもなくマスコミ。
無駄に事を煽り立て、挙げ句の果てに本人と全く関係のない人間にインタビューして、印象の捏造まで平気で行う。
そんなマスコミを痛烈に風刺した作品だと感じますね。

もう20年前の映画ですが、この映画の持つメッセージ性は今でも十分通じます。
パッケージの写真を見て、
トラボルタがショットガンを持って暴れまわって、ダスティンホフマンがそれを追うのかな〜
て感じでゴリゴリのアクション映画を期待して見てみたら…
アクションではなくサスペンスでした。しかも、メディア(マスコミ)をテーマにしたブラックコメディです。

トラボルタは、優しいけど精神的に不安定な警備員でダスティンホフマンは野心家なアナウンサー…
この2人がお互いの目的のために博物館に行って、とある事がきっかけで歯止めが効かなくなっていって…。

ただ個人的には、途中で少し飽きてしまうというか間延びしてる感じがありました。もう少し短くてもいいような感じがしました。
大物アンカーマンの逆鱗に触れて地方局へ飛ばされたテレビマンが、取材先の博物館で立て籠り事件に遭遇し、起死回生のチャンスとばかりに犯人を懐柔してネタを独り占めしようとするが、次第に2人の間に奇妙な依存関係が生まれていく心理スリラー。テレビマンは、ちょっと気持ち悪い所も含めて、ダスティン・ホフマンでなければ成立しないようなキャラクター。少し頭が弱いが心根の優しい犯人を演じたトラボルタとのマッチングも絶妙。キャラクターが置かれている状況説明はテキパキとしていてわかりやすい。基調となるのは立場が異なる二人の男の奇妙な友情物語だと思うが、後半から報道倫理を問う社会派的な要素が強くなり、どっちつかずで中途半端な印象だったな。
2018.2.3 DVD(字幕)