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青春 -帰-
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『青春 -帰-』に投稿された感想・評価

4.3
 『青春』の一部と二部とは互いに同じ構成で、同工異曲と言っていい。縫製工場での地獄のような日常と春節での故郷への帰郷とがまるで地獄と天国のように若者たちを照らす。然しながら『青春-苦-』は第一部『青春-春-』を「織里事件」を下敷きとし、より具体的に問題の苛烈な中身へと肉薄して行く。雇用主と労働者側の賃上げ交渉の壮絶さは戦争のようでまるでコメディだし、社長の夜逃げ後の工場をただ黙って見つめる労働者の茫然自失な姿は地獄でしかない。賃金は後払いで、さらに衝撃的なのは週払いでも月払いでもなく、半年払いという壮絶な地獄。その中で男たちは賭けをやり、縫製しながら煙草をスパスパ吸う。仕事場にはクーラーなんてないから、男たちは上半身裸で作業するが女性たちはそれすら男の目があるから出来ない。正に女工哀史再びなのだが、彼女たちの表情はなぜか誰よりもイキイキとして見える。多くの若者が一応、スマフォだけは持っているというか持たされている。9時間強の中にほとんど描かれていないが、郷里との連絡も頻繁だろう。私には何の楽しみもないように見える彼らにとって唯一の希望は「春節」というのが何とも切ない。

 然しながら帰るべき故郷がある人はまだ良い。春節の休暇が近づいた織里の縫製工場は閑散としている。それは『鉄西区』のすっかり寂れた工場跡と同様の雰囲気である。一方、故郷に帰る者たちの道程に迫るカメラはこんな田舎道を本気で通るのかと唖然とさせられる。『ポツンと一軒家』以上のエクストリーム地獄的なロードムーヴィーにカメラマンは気が気じゃなかったに違いない。だが故郷へと帰る彼らの表情が幸せそのもので切ない。とんでもない崖を通らなければ、深い雪山を越えなければ故郷へは帰れない。故郷に着いて、彼女に格好良いところを見せようとやったことのない手料理を振る舞う若者の姿に思わず笑みがこぼれる。ワン・ビンの男臭さというか間抜けな人間臭さを見つめる機微に「人生」が滲む。『鉄西区』で慰安旅行先で水たまりにダイブして亡くなった労働者が不意に思い出される。1979年に導入され、2015年に廃止されたいわゆる都市部の「一人っ子政策」に抗う様に農村部の田舎にはわらわらと子供たちが出て来る。いったい何人弟や妹や従兄弟がいるのかと思うほど、数多くの若者たちが出稼ぎ労働者の元には集まって来る。爆音で音楽を掛ければ、そこで踊る年端も行かぬ少女の姿。あと数年後には自分も出稼ぎに行かなければ家族を養えない。故郷には仕事などない。人は誰しも生まれ来る場所、時代、性別を選べないが固定化された寂れた農村地帯に生まれた若者たちの苦悩と怒り。金に翻弄される9時間53分の地獄のような映像体験。まさに傑作。
ぽぉ
4.1
『青春』3部作の3作目。

 
“青春“を謳歌する若者たちに
スポットが当たる。

特に男子モテ要素の一つは、
ミシンの実力のようだった。
速さと正確さ。
仕上げた製品の数=稼ぎ。

そして“帰る“ことの重要性も。

春節を家族で祝うために
帰郷することの大きな意味を
改めて知らされる。

家族達の会話を聞いていると、
過重労働による稼ぎを、
1年で捉えていることが多いように感じた。その捉え方の大きさ。

2作目『青春-苦-』での
工場内のミシン音と
とても対照的だったのが…
故郷の大地と空に弾き渡る
爆竹の大轟音🧨

監督の言葉通りの
“見事な生活“だと思った。
[実家、ついて行ってイイですか?] 40点

2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品(『帰』のみ)。面倒なのでニ作まとめて記載。相変わらず相性の悪いワン・ビン作品、ヴェネツィア案件として『帰』だけ観れば良いものの、なんか気持ち悪いので『苦』も観ることにした。『苦』の内容は前作『春』と地続きだが、こちらは年齢の高い人たちも多く(なんなら20才くらいの子供と同じ職場で働いてる親たち)、作ってる服も大人用のものが多い。序盤はちょっと記憶飛ばしてるが、帳簿紛失ニキから覚醒し、暴力沙汰、夜逃げ社長騒動、賃上げ団体戦などは興味深く観た。公安も警察も労働局も彼らを味方せず、最後に残ったのは同僚たちだけ…という団結力と、意外と社長に意見は言えるような(そしてなんならちょっと通るような)空気ではあるんだなぁという気付きを得た。ただ、エピソードごとに視点人物を切ってモザイク状に構成することで、概念としての労働者の暮らしを撮ろうとするのは、理解はするけど、それって彼らのことを代替可能と考える資本主義に加担してるのではないか…?とも思う。まぁフィルメックスのQ&Aで、コロナ禍以降の労働状況の変化について訊いたら"知らん"って返ってきたから、被写体としてしか興味ないのかな。全体的に面白く観たとはいえ、百歩譲って180分には収めてほしい。一方、『帰』は帰省する従業員を三人ほど追うのだが、明らかにこれまでと母数が違うので、かなり個人的な話になっている。カメラマンが普通に喋り出したり、めちゃくちゃ荒い鼻息がマイクに入っていたり、三部作とか長尺とかに縛られて撮れ高ないのに使ってるのかなという尺伸ばしが何度も登場(これまでだったらこういうシーンは削除してるはずだ)。帰省した従業員の話を放置して知らない人の結婚式撮ってるのとか、映像自体は面白いけどテーマからは外れるのでは?そして、円環を閉じるべく『春』へと戻り、ミシンも触ったことない新人がスパルタ教育で工場にブチ込まれて同年代の先輩に扱かれる挿話や、流れのカップルが新しい工場を探して放浪する挿話などが語られる。円環を閉じたいのは分かるけど、別に『帰』の中で閉じる必要はないし、どちらかと言えば帰った従業員がそれでも再びここへ来るという話の方が良いのではないか?それなら『帰』は個人の物語として完結するはずだ。しかし、それをせず、『春』に入り切らなかったエピソードを並べるみたいなヌルいことしてるから、突然具体から抽象に戻って変な感じだし、インパクトも弱い。250分ずつの二部作とかで良かったのでは。

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