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ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅⾏の作品紹介

ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅⾏のあらすじ

友人の結婚式で出会ったデヴィッドとサラ。ふたりがレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いたのは、奇妙なドア。通り抜けると<人生で一番やり直したい日>へタイムスリップしていた。 ドアはデヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など彼らの過去に繋がっており、ふたりは人生のターニングポイントとなった出来事をもう一度やり直すことで、自分自身、そして大切な人たちと向き合っていく…。 【最悪な思い出】から【最高の愛】を見つけるための、ふたりの時空旅行がはじまる──!

ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅⾏の監督

コゴナダ

原題
A Big Bold Beautiful Journey
公式サイト
https://beautiful-journey.movie/
製作年
2025年
製作国・地域
アメリカアイルランド
上映時間
108分
ジャンル
ドラマファンタジー
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅⾏』に投稿された感想・評価

レビュー記事全文はこちら↓
https://cula.jp/2025/11/17/big-bold-beautiful-journey-review/

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過去の経験に縛られ、現在や未来への希望にフタをしてしまった男女。人生のチャンスを掴みきれずにいる彼らが、カーナビと不思議な扉に導かれながら、さまざまな人生の岐路と向き合い直していく様子を描く本作は、SF映画ではない。カーナビや扉の仕組みに説明はないし、正直なところ説明など必要ない。本作におけるマジックリアリズムは、エモーショナルな物語を紡ぐため、人生の普遍的なメッセージを届けるための装置に過ぎないから。

映像表現として“不思議システム”を採用してはいるものの、その本質は極めてシンプルだ。私たち誰もが勇気さえ出せば実践できる「人生で起きた出来事や自分の弱さ、後悔に向き合い、前を見据える」という、ごく普遍的な思考プロセスを描いているに他ならない。​​​​​​​​​​​​​​​​

本作で印象的な会話がある。映画冒頭、デヴィッド(コリン・ファレル)がカーレンタルサービスで「役者でなくとも我々は人生において演技をしている」という言葉を投げかけられる場面だ。デヴィッドは、理想の人生を追い求めるロマンティックな心を、家族関係や過去の失恋によって打ち砕かれてきた。サラ(マーゴット・ロビー)もまた、過去の恋愛や喪失の経験から、自分を“幸せを壊してしまう加害者”のように捉えている。ふたりとも、自分の感情や願望に蓋をし、過去と現在と未来の狭間で立ち尽くし、人生を停滞させている。

そんな彼らは、いわば自身を見失い、「こう生きるべき」「諦めるべき」という役割を“演じて”いる。本来の自分が抱く素直な感情や願望から、目を背けてしまっているのだ。​​​​​​​​​​​​​​​​

踏み出すことはリスクであり、自分を傷つけるかもしれない行為だ。踏み出さないことは、自分を守ること。恋愛であれ家族関係や友人関係であれ、傷ついた経験があるなら、二人の気持ちや行動に共感できる人は多いはずだ。そこで立ち止まってしまえば、掴めるはずの幸せも掴めない——頭ではわかっていても、人生を重ね、後悔や傷が増えるほど、一歩を踏み出す勇気は失われていく。それは極めて自然なことだろう。

だが、そんな二人が経験する不思議な出来事は、彼らの人生に大きな変化をもたらす。そして、その変化の過程を目撃する我々観客もまた、彼らに共感するからこそ、同じような影響を受けずにはいられないはずだ。​​​​​​​​​​​​​​​​

ちなみに、『コロンバス』『アフター・ヤン』で様式的な映像美を追求してきたコゴナダ監督は、本作に大きな影響を与えた映画として『エターナル・サンシャイン』とスタジオジブリ映画『ハウルの動く城』の名を挙げている。

特殊な装置によって恋愛の記憶を辿り、人間関係の後悔や本質的な愛を描き出す前者は、本作とコンセプト的に通じるものがある。運命の出会いに導かれた不思議な世界で、ドアを通じて人生に影響を与える旅をする後者もまた、本作の設定に明らかな影響を与えていることがわかる。

説明不要の不思議な現象が、洒落た世界観のなかで現実世界と結びつく——その映像表現の美しさは、まさにコゴナダ監督ならではのものだ。​​​​​​​​​​​​​​​​

それだけでなく、本作の音楽にも注目したい。コゴナダが憧れ続けてきたスタジオジブリ作品でおなじみの久石譲にオファーが届き、久石は偉大なキャリアで初となるハリウッド映画の音楽を手がけることとなった。

久石らしいノスタルジックなエモーションと、恋愛の機微を描く本作ならではのロマンティックさを兼ね備えた劇伴は、本作の世界観を形づくる重要なピースとして機能している。ここにきてハリウッド進出を果たした久石譲の、今後の可能性にも期待が高まるばかりだ。​​​​​​​​​​​​​​​​

人生には人それぞれ、悩みやターニングポイントがある。身を乗り出して本作を観た観客であれば、一つ二つ、あるいはもっと多くの、過去の自分に伝えたい言葉や、向き合い直したい人生の出来事が頭に浮かんでくるはずだ。そして本作から人生に持ち帰るものがあるなら、そこにこそ、この作品を鑑賞する最大の価値がある。​​​​​​​​​​​​​​​​

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観た回数:1回
ako
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🇵🇭で鑑賞
英語で見たので詳細なセリフは分からなかったけど全体のストーリーは把握
カーナビ?がちゃちいのと絶対外の風景とか合成してんなってとこがわかったりちょいちょい安っぽさがあるものの、心温まるストーリーでした
sonozy
4.5
『コロンバス』『アフター・ヤン』と魅力的な作品をリリースしている韓国系アメリカ人監督コゴナダ。本作も素晴らしかった。

友人の結婚式に一人で向かおうとしていたデヴィッド(コリン・ファレル)は、停めていた車が駐禁でホイールロックされてしまい、近くの張り紙で見たレンタカーのオフィスへ向かう。

入口からして奇妙なオフィス。その広い空間で面接官のように待つ二人のスタッフ(男女)。レンタカーの選択肢は1994年式のサターンSLのみ。そしてスマホは故障する可能性があるからと強制的にGPSも付けさせられる。

雨の中、そのサターンを走らせ向かった結婚式の会場で、デヴィッドはサラ(マーゴット・ロビー)と出会う。
やがて、車のGPSに導かれながら、二人の不思議な旅(原題: A Big Bold Beautiful Journey ≒ 壮大で大胆な美しい旅)が始まる。

コゴナダ監督特有の洗練された映像美と、二人の内省的&ファンタジックなストーリーが素晴らしかった。

ジブリ作品の大ファンという監督が熱烈オファーしたという久石譲さんが劇伴を担当というのも注目ですが、サントラソングに埋もれてしまったのかそこまで残らずでした。