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『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』に投稿された感想・評価

Nyayoi
3.9
追悼・唐十郎、行きつけのミニシアターで1週間上映。
大島新監督のトーク付きだった!
恥ずかしながら、唐十郎作品みたことなし。衝撃!

2007年劇団唐組春の「行商人ネモ」の製作過程から上演までのドキュメンタリー。と言っても「およそ7割のドキュメンタリー(現実)と、およそ2割のドラマ(虚構)で構成されている。残りの1割は虚実不明」と流される。
どこがドラマであったのかがパンフレットに明かされている。
あの不自然な場面はフィクションか、と納得する。

どこでキレるかわからない唐。飲み会は凍り付く。
突然シャワーに飛び込む唐の行動は訳がわからず子供のようにも見える。

年収15万、という若手、あのテントの設営から何から全部団員たちでやるのか、凄すぎる。生活も将来の保障もない。やめようかと悩みながらも、惹かれ続ける唐の魅力。

看板役者、稲荷卓央の舞台姿は短い映画の中の場面でも惹きつけられる。主演女優の藤井さん、今も劇団員として支えている。映画に出ていた人たちで今も劇団にいるのは3名とのこと。一生舞台人、劇団員であるのだろう。

大島監督のトークも面白かった。
座長亡き後も引き継いでいる人たちが凄すぎる。
紅テントに観にいかなければ!
矢吹
3.9
「自分自身を演じるってのは1番難関だね」
これ、なんか聞いたことあるなと思って、
まあ、ことわざなり、慣用句に近いこの世の真実の一つなんだろうかと思ったけど、あんまり調べてもでてこない。と思って、思い出したんですけど、AEWでマライアメイに対してトニーストームが言い放ってたんですよね。
英語圏に馴染みが深い言葉なのかな。
それとも、唐十郎の『シアトリカル』の、今ここ、からの発信が、今年のアメリカンプロレスのビッグマッチの歴史に残る女子の試合のマットの上で炸裂したのかな。虚実は不明である。

織田作之助カレー650円の店。大阪。
緑茶ハイ360円の店。多分杉並。
生ビールの泡が汚すぎてビビった。

2007年の高円寺中通り商店街に、七助あり。
未だにある店なのね。他なし。
でも、唐組のポスターって、こうして回っているんだね。
ちょくちょく、トイレとかに、高円寺の居酒屋にあるのよね、特に「糸女郎」のポスター、よく見る気がする。

7割のドキュメンタリー、2割のフィクション、1割の虚実不明。

これが俳優だ。
自意識。
他者の目を通して見る。
十一人格。
プラス、興味深い他者を設置すること。
全部、勉強になります。
でもすぐ忘れちゃうから、特にお酒飲んでる時とか、ポスターよりも、日本の全部の居酒屋に貼っておいてほしい。

平均年齢30歳。劇団、17名。
佐野史郎、六平さん、などなど錚々たるOB

役者さんの人たちが、キャラクターが立っていく。
誰になりたいとか、将来の夢。とか。
小栗旬と、オダギリジョー。の時。
2、3年後、どうなってるかわかんない。
周りの友達と、舞台の快感。
やめるやめないの、涙。
お父さんの心霊現象。

人が配置されていく、人生を背負って動く、すべての作品に言えるけど、わざわざ粒立てるのならば、ドキュメンタリーかくあるべし。か。
みなさまにおかれましては、カメラを回してる分には、演じててもしょうがない。
カメラのあるところもないところも、確認のしようはないのだが、だが、だがしかし、

唐さんにとっては、もちろん、全てが表現。
釣りも表現。らしい。
怒りモードに入る。らしい。
と、それにこっそり乗っかってあげる、団員の付き合い方とかも、面白えし。
殴るギリギリのところにいる話とか、手慣れたもんだった、痛えってやる。とか。
そして、その怒りモードが、本当に怒りになっちゃう。って話も、ヤバい人間で、良すぎ。
それだって、本当かどうかわかんないけど。

ただ、このフィルムに映る分を見て、
そんなことを、疑ってかかったとしても、
唐という男が、流石に圧倒的であることがわかる。こればっかりは信じるしかない。

驚異的なほどに、オチをつける人。なんすよ。
歌あい、じゃねえんだよ。下手くそ。
上中下をつけんな、から、撮ってんじゃねえ。で落とせる。30分後、電話が来る。
飲み会参加した方がいいっすよ。
みたいな唐が作り出す共犯関係もがっつりオモロいし。
脳みそ早いか、嗅覚がずば抜けてる、やはり。

そして、赤テントは、領域展開。だわ。
ありゃ。
しかも、めっちゃ笑いとるな。
稽古で見るのとは、そりゃ違う。
密着してた人間たちとも全然変わる。
舞台の上のあの人たちが、
唐組の人たちなんだ。

野外シャワーに、予告で惹かれて、
もう何が起きても、後悔しないぜ俺は、
かかっていくぜ。と思って見たけど、
想像以上に、あちゃらか。だった。
 
子供達のお父さん評も、とても良かったです。
神様みたいな時もある、うーんって時もある。
息子さんの、鋭い指摘としての、
シャボン玉が出てない。に関して、
別のシーンでも、確かに全く出てなかった。
それでいうと、いつかの、義丹さんの、トークイベントの会、やっぱり逃したのデカかったっぽいなあ。

重さを作る、一元的、一つずつ、
芝居。とは。

んで、こりゃただの俺の、個人の反省なんだけど、俺にとっては、全部呪力で例えちゃう、今日この頃。なぜならば呪術廻戦が好きすぎる。というよりは、あの作品の概念が、
あながちガチ。だから、なんだよね。
二日酔いの時は、反転術式に集中してみるとか。マジンガー。

ついでにいうと、お父さんの心霊現象は、本当のやつっすよね。
パンフに嘘の真実が載ってるらしいんだけど、流石にあれをわざわざ演出する意味はないよなと思うと、やっぱり、
がっつり、写っちゃってます。心霊現象。
これもまた、ドキュメンタリー、かくあるべしか。

以下、舞台挨拶の、大島新さんのお話。

情熱大陸は、アサヒビールが入ってるから、
泥酔シーンを入れられない。

上中下をつけんな、から、撮ってんじゃねえ。で落とせる。30分後、電話が来る。
飲み会参加した方がいいっすよ。
(ここは、脚本あり)
故に、演じてるのがもはや生活の一部らしいと。

初号の時、
こんなの僕じゃないって帰る。
編集を考えさせてくれ、
僕はダンディで売ってるんだ。

椿三十郎のリメイクに
ぴあの、初日満足度で一位。
織田裕二に勝った。
主演男優として、唐はいた。
平成時代の大島新監督と昭和世代の演出家唐十郎が対峙した映画でおもしろいのだが、映画としては昭和の酔っ払い親父を見守る映画になっていた。

それは新年会のシーンで、カメラは家族を映すのだ。そして子供たちにインタビューして偉い人だと思うけどうしようもない酔っ払い親父になるというようなことを言う。そこに監督は父であり大監督である大島渚を重ねたのではないか。

稽古シーンでの酔っ払って言いたいことを言う。そして、それは監督である大島新にも向けられるのだが、そこで引いてしまうのが今の監督であって、大島渚なら殴り合いの喧嘩が始まったかもと想像させる。

それを演出として求めたのは唐十郎であったが、映画監督としてそれに相対することは出来ないのだった。それは平成という時代もあるが自意識よりも集団意識の中で映画という組織の中で自意識をむき出しにして振る舞えない監督としての一面があったのではないか?監督が稽古の宴会で余興として唐十郎の芝居をさせられるということは服従という感じなのだろうか?昭和の姿と平成の姿がそこにあると思う。

紅テントの王様という感じの唐十郎の映画なのだが、そこに昭和の寂しい酔っぱらい親父の姿があった。

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