宮田陽彩(みやた・ひいろ)(19)は、“クソ”のような大学生活を送っていた。 大学に通い、それ以外の時間のほとんどを浪費家の母に変わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、その中から学費と母と 2 人暮らしの家計 8 万を収める日々。遊ぶ時間も、金もない。 何かに期待して生きてきたことがない。親にも、友人にも・・・。 いつものように早朝にバイトを終えた宮田は、母のために朝ご飯を作り、家事をした後に大学に登校していた。そこで大学の同級生であり、バイト先の同僚でもある 江永雅(えなが・みやび)(24)のひょんな噂を耳にする。威圧的な金髪、メイク、ピアス──バイト先ではイヤホンをつけながら接客する、地味な宮田とは正反対の彼女の噂。 「江永さんのお父さんって殺人犯なんだって」 他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたり。ふたりの出会いが人生を変えていくー。
元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりだったが、ある日の通勤途中、駅で足が突然動かなくなってしまう。 メンタルが病んで…
>>続きを読む愛したホスト・隼人を刺し殺そうとした過去を持つ女・沙苗。 事件から6年の時が経ち、出所した沙苗は林業に従事する健太とお見合いで出会い、結婚する。 健太は沙苗の過去を知り、受け入れた上で結婚…
>>続きを読む児童養護施設で育った西園オトセ(朝比奈めいり)は、施設を離れホテルの清掃係として働き始める。自立の道を模索しようとするオトセの前に、14年間音信不通だった母、陽子(並木愛枝)が突然現れる。…
>>続きを読む片田舎の病院に怪我をして入院した14歳の陽(小松未来)。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生(桜井ユキ)に対し、特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めた…
>>続きを読む同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を育てる3人の母親たち。 神奈川在住・フリーライターの石橋留美子(菅野美穂)43歳。夫・豊はフリーカメラマン。息子・悠宇10歳。 大阪在住・シン…
>>続きを読む21 歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10 代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。 ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事…
>>続きを読む一流企業で働き、傍目には順風満帆な生活を送る主人公のタイジ(太賀)だったが、実は幼い頃から母・光子(吉田羊)に心身ともに傷つけられてきた経験を持っていた。辛い気持ちを悟られまいと、つくり笑…
>>続きを読む身寄りのない子供たちが暮らす家で育った18歳の花(小川未祐)は、そこで暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに8歳の少女・晴海(花田琉愛)が入所してくる。かつての自分を重ねた花は、晴海と過ごす…
>>続きを読むⒸ武田綾乃/講談社 Ⓒ2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会