発掘良品です。マイナーな作品だと思うので発掘してもらったTSUTAYAに感謝です。序盤の港町では安っぽいコメディという感じで不安になりましたが、どんどん感情移入していきました。悲しくも心温まるヒューマンドラマです。子供への愛を語った父親のセリフが忘れられません。

香水

青年マリウスは、海への夢を捨てきれず恋人ファニーと別れることに
その後ファニーは、初老の男パニースと結婚するが、マリウスの子どもを宿しており.....

父親問題

何というロマンス
なかなか見応えありました

ラストも良い

子どもは正直ですね

のんびりとした雰囲気
港、市場の感じが良かった

笑える感じもあり
大の大人が帽子で遊びますw

レスリー・キャロンはよく見るとカワイイ

マルセイユで父セザール（シャルル・ボワイエ）の店を手伝うマリウス（ホルスト・ブッフホルツ）は、幼馴染のファニー（レスリー・キャロン）と惹かれ合い、一夜を共にする。マリウスが船で冒険に旅立った後、妊娠したファニーをすべて承知の上で初老のパニース（モーリス・シュヴァリエ）が妻として迎える。しかし、歳月が流れマリウスが町に戻って来る。

いかにも戯曲の映画化という感じの、コミカルでシリアスな大河ドラマ。
前半のおふざけが長く、全体的にセリフも演出もお粗末で、カットのつなぎの不自然さとかで気が散ってしまった。

未婚の母への風当りや、体裁や金のために動く大人たちがけっこう打算的に見えるのは時代だろうか。まあ、運命のいたずらに翻弄されて可哀そうだとは思うけど、結局は無計画と不運が重なったってところだ。
港町の雰囲気は良かったし、悪人が出てこないというところも好きだけど、ストーリー的に共感できるところは少なかった。

主演は踊らないレスリー・キャロン。演技はイマイチだけど、やっぱり可愛さは光ってた。
そして、シャルル・ボワイエとモーリス・シュヴァリエの競演！じゃれ合うような喧嘩が見どころで、この2人がいなかったら、ヒドイ駄作になってたかもしれない。