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『ザ・フー キッズ・アー・オールライト HD レストア版』に投稿された感想・評価

adeam
3.5
モッズの象徴からステージ上での楽器破壊パフォーマンスで怒れる若者の代弁者となり、ロックオペラをモノにしてロック史に残る名盤を放ったザ・フーのデビューから15年ほどを総括したライブドキュメンタリーの名作。
ライブ、テレビ出演映像、インタビューが時系列をシャッフルして並ぶのでバンドの歴史を知るには適していませんが、その一見カオスな編集から彼らの音楽性の変遷が浮かび上がり、特に3度披露されるMy Generationは冒頭の爆破付きこそ有名ですが、続く2回は味わいが違って興味深かったです。
リンゴとのインタビューやWho are youのコーラス収録でふざけるキースのチャーミングさは魅力的で、その最期を知って観ると切なくなります。
大音響で聴くウッドストックでのSee Me, Feel Meは感動的ですらあり、渾身のパフォーマンスが披露されるWon't Get Fooled Againは横スライドするカメラワークもスローになる瞬間も完璧で普段のYouTube視聴と同じ映像と思えないほど素晴らしい劇場体験でした。
Melko
3.8
「老いる前に死にたいって仰ってましたね、あれは本当ですか?」
「………えっ?」

有名な曲しか知らなかったThe Who、知らなかった曲や、見たことない昔のライブ映像やインタビュー映像を見れたのは良かった。
これを監督したのが当時22歳のファンだってんだから、人生何が起きてどうなるかわからない。

改めて、The Whoって奇跡みたいなバランスで成り立ってたバンドなんだな。
ステージングが一番奇天烈に見えるピート・タウンゼントが実は一番色々我慢してそうなのが、インタビューから伺えたり。

予測不可能な行動、多動症気味のドラマー キース・ムーン
何を考えてるのか分からないベーシスト ジョン・エントウィッスル
思い通りにならないとすぐ手が出る武闘派(a.k.aジャイアン)ボーカル ロジャー・ダルトリー

こんな奇人・変人・暴君をよくぞまとめてバンドとして成立させたな、、風来坊のようでいて、その実3人の手綱をしっかり握っていたピート、気苦労が偲ばれる。
そして、そんなピートですらステージ上では我を忘れてハッスルしてしまう癖があるから、ステージを側で見ていたマネージャーやプロモーターは毎日気が気じゃなかったと思う。
いや、その人たちもみんな揃ってイカレてたのか。

作品としては、中盤でものすごい中弛みを感じて、めちゃくちゃ眠気が来てきまった。何回かあくびもしたと思う。どこらへんだろう、♪Anyway anyhow anywhereあたりかな。
あとMy generation差込すぎじゃない?劇中、色んな時代の色んなライブのバージョンが挟まるんだけど、元々個人的にそこまで好きな曲じゃないからってのもあって、この曲がかかる度に冷めてしまったのよな、、

しかしやはり好きな曲がかかるとテンションが上がるのも事実。
♪ Baba O'Riley
♪ Pinball Wizard
♪ See me feel me
♪ Won’t Get Fooled Again
特にWon’t Get Fooled Againの邦題が「無法の世界」ってなってたのは初めて知った。やはりこの曲の1978年ライブの映像はアガる。間奏→キースのドラムソロ→レーザーに浮かび上がるロジャー→イエエエエエ!!!で真横からキマリまくるメンバーのカット

♪ Young man bluesって新しい好きな曲も見つけた。

♪ Barbara Annはグダグダだったけど、その緊張感もよし笑 
何よりコーラスが上手い笑

だてにイヤモニが無い大昔からライブしてた叩き上げのベテランさんは違うぜ。

ところで、ある年代を境に急激にビジュアルが劣化してオッサン化していくキース・ムーンが、常時表情が豊か且つギャグ顔ばかりするので、私には若かりし頃の志村けんにしか見えず、、
あと、そういえばスタジオ録音の時キースって何か頭に何か巻いてるよなと思ったら、頭を動かしまくってヘッドホンがズリ落ちないように固定するためのガムテープだったとは、、笑

楽器壊しまくるのは個人的にあんまり好きじゃないし見てて良い気持ちもしないけど、
「それを目当てに金払ってきてる客もいる」ってピート言ってたし、ライブで一回やってみて、引っ込みつかなくなっちゃった感じかな。若い時はいいけど、まぁまぁなオッサンになってから楽器壊すのも体力要るから大変だよね笑

バンドメンバーって、友人でもなく家族でもなく、仕事仲間であって、でもきっと人生の大半の時間を一緒に過ごしてきてるんだよな。愛憎色々あったことであろう。特にこのようなバンドにおいては。
「老ぼれジジイたちよ、若者に道を譲れ」なんて、今の日本人の若者にそんな歌詞の曲書けるかしら。書いたっていいんだよ。
そしたら、昔は尖った若者だった尖ったオッサンやジジイ達がまた今を憂う曲を書く。
それでいいのよ。

ロックを理屈やテクニックで語るなんて本来はナンセンスかも。
ロックは理屈じゃねえ。魂と情熱、衝動で紡ぐもの也。
 2枚組のサントラは若い頃から聴き込んでたんだけど、映画を観るのはもちろん今回が初めて。
 角川シネマ、結構でかい音でかけてくれたんで、帰ってきた今も聴覚がちょっと変なまま。
 当たり前だけど、年齢層めっちゃ高かった!
 
 それにしても、ロックバンドのライブ/ドキュメンタリーがここんとこ多いなぁ!
 
 The Whoはもちろん大好きで、ライブでもよくカバー(コピーと言え!)してました。
 何より、私たちのバンドが立った最大の大舞台、「社会人バンドコンテスト」のバナナホールでも"Substitute"と"Summertime Blues(もちろん、"Live at Leeds"バージョン)を演ったんだよね。
 
 冒頭のマイジェネ演奏シーンは、サントラもそこから始まっていたので、"Rodger from Oz"みたいな言葉によるギャグは知ってたんだけど、音だけじゃ「何でここで笑いが起きてるの?」ってなってたところの理由がわかったのが嬉しかった。ロジャーを素通りしてジョンに行く司会者とかね。
 
 あと、サントラでもアンプが派手に爆発する音が入ってるんだけど、「なんだ、ここはヤラセだったんだ」ってなった。
 もちろん、本作ではヤラセじゃない、モノホンの爆発、破壊も大量に出てくるんだけど。
 
 ところで、The Whoは、私が来日なんてとうに諦めてた40歳の秋、大阪城ホールに来たんですよね。
 もちろん、キースは亡くなってるんで、ドラムは、本作にも登場するリンゴの息子ザックでした。
 これもバンドの連中で行ったんだよね。
 
 「四重人格」から「5時15分」やってくれたのが感動したなあ。
 ピートの風車奏法も直接拝めました。あれって、実際やってみるとかなり難しいんだよね。きっちりのタイミングで弦にピック当てるのが難しい。いや、腕を回すこと自体は単純なことなんだけど、回転速度を正確にしないと遅れたり、早く回りすぎて弾くまで待ってる時間ができて、カッコよく決まらないんですよ。
 
 こないだ「ビカミング」のレビューをしたばっかりで、ライブ映像はおそらくZEPのほうが希少価値。少なくとも私はあれと「永遠の詩」以外に少しばかり見た程度。
 それに比して、The Whoは結構あるよね。出てないけど「さらば青春の光」aka「四重人格」も大好き。出てる「Tommy」も好き。本作にケン・ラッセルのインタビューが出てくるけど、やっぱあの人も結構な変人だったんだ!
 マジライブなら、ワイト島や、本作にも出てくる「ロックンロール・サーカス」や「ウッドストック」。
 
 それでも、本作の演奏シーンはめっちゃアガりまくりました。
 4Kリマスター、めっちゃ綺麗!
 
 ロジャーがイケメンで歌上手すぎなのに、「狂人3人の中に抛りこまれた常識人」にしか見えないのが笑える!
 (ジョンが目立ってないように見えるけど、あの人のベースの手数、ハンパじゃないからね! ワイト島でせめて目立とうとしたのが仇になった「ガイコツ君」エピソードも好き!)
 
 70年代前半はZEPとThe Whoが人気を伯仲してたってのは、スタジオ盤しか聴いてないと全然ピンとこないんだけど、両者ともライブにおける、スタジオ盤と全然違うインピロヴィゼーション的アプローチを知ると、むべなるかなってなりますね。
 
 とはいえ、本作でも登場する"Baba O'Riley"と"Won't Get Fooled Again"はシーケンサーに合わせて演奏しなきゃならないんで、キースがヘッドフォンでドンカマ聞いてテンポとってるけどさ。
 
 いや~、「無法の世界」はそりゃ若い頃から大好きなんだけどさ。本作終盤の演奏シーンは、なんかもうめっちゃ泣いてた!
 
 もう! もう一人のジョン(レノン)の誕生日(ショーンも同じね!)に投稿しようと思ってたけど、だらだら焼酎呷りながら書いてたら日付変わってんじゃん!
 
 書き漏らしたことはなかったっけ?!
 
 あ、そだ!
 "A Quick One"だ!
 コンセプトって観点では、ペット・サウンズより、サージェント・ペパーズより、サタニック・マジェスティーズより、オグデンズより、もちろんボヘミアンより早く、「同一コンセプト」による「連作」って、The Whoが歴史上一番乗りだったんだ!
 
 リサ・チョロデンコの映画は原題が本作を踏まえて同じなのに、邦題は「キッズ・オールライト」って文法的にどうかというものになったけど、これは流石に原題通りだよね!
 
 ま、「恋のピンチヒッター」なんて恥ずかしい邦題もThe Whoにはあるけど!
 
 ところで、サントラにも入ってないタイトル・ソングは、最終クレジットで流れましたね。
 これの歌詞の邦訳がすごく良かったよ!
 
 私はなんとなく、男の子が遊び盛りの恋人に嫉妬してる歌詞みたいに捉えてたんだよね。
 でも、本作の訳はちょっと違ってた。
 
 もう、濃い酒を呷りすぎたんで、本作の訳を全然思いだせないから、ニュアンスを寄せて訳しちゃいますね!
 
 ♪♪♪♪♪
 気にしないよね。別に誰が俺の彼女と踊ってても。
 いいんじゃね? みんな気のいい連中だから。
 でもさ、ほんとはわかってんだ。俺自身は、時々こういう暗い場所から出なきゃってのは。
 あの娘は置いて帰ろう。奴らなら彼女に変なマネはしないだろうからさ。
 
 まあまあ逃げたくなることもある。
 チャイムがなったらね。逃げたくなる。
 そうでもしなきゃ、頭が変になりそうだから。
 あの娘を残して帰るほうがいいよね。奴らはいい連中だから。
 
 俺が帰るほうが、彼女にとって何よりだよね。
 俺はいろいろあの娘とこの後どこに行くか考えたんだけど、あの娘のツレたちはそうさせなかったから。
 ♪♪♪♪♪
 
 いやいやいや!
 これって実は捨て台詞を残してるだけのRadioheadの"Creep"みたいに思えてきちゃったんだけど!
 "her folks"って何だよ!
 
 こんな風に歌詞の意味が違って思えるのも、自分が老齢に差し掛かったからだったら嫌だなあ……。
 
 You're just like an angel
 Your skin makes me cry
 
 そんな風に、その人をみただけで、「うわぁ、この人の顔や肌は天使みたいだ」って思えた瞬間もありましたよ。
 
 「どうすればいいんだろうか。そもそもこの場所にいるべきじゃないのに」
 と、トム・ヨークさんも言ってました……。

(何だ、このレビュー……)